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2010/12/23

『英国王のスピーチ』米版ポスターの変移

先日発表されたゴールデン・グローヴ賞ノミネーションでは最多7部門にて名前が挙がり、現在オスカー作品賞に最も近い存在と言われている"The King's Speech"あらため『英国王のスピーチ』(2月26日より全国順次公開)。

アメリカでの公開(イギリス&オーストラリア合作ながら、公開はアメリカのほうが早かった)に向けて本作に関する話題が温まるにつれ、共によく話題に昇っていたのが公式ポスター・ビジュアルの酷さだった。「オスカー競合作史上、もっとも酷い」とまで揶揄されることも。

そして米公開直前になって新しい公式ポスターが露出されはじめた。なるほどこちらはテーマやアイテムをクローズアップしたデザイン。これで誰も文句は言わなくなった。ただし、出演者たちをアピールするにはやや抽象すぎるイメージとなった。

Kings_speech
そして、ゴールデングローブ賞候補の発表で、この前者ポスターの「なにも考えてないようで、実は周到に考え抜かれた思惑」を知ることになる。というのも本作は見事、主演、助演男優、助演女優の候補枠に入ったからだ。もしも当初から右のポスターだったなら、これほどの候補入りの実績を上げられたろうか?

映画公開後も続く長期の選挙戦のような賞レースを勝ち抜いていくためには、まず数多くの候補となることが重要。そのための作戦として、たとえ酷いポスターと罵られようが、候補入りしそうな3人のメイン俳優の顔はちゃんと大写しにして印象付けておく。もちろん本作の場合、トロント映画祭を皮切りに映画自体の評判がきちんと確立させていたからこそ、この戦略が取れたわけだが。

というわけで、ここまでくると、日本でどんなビジュアル展開がなされるのかにも注目が集まってくる。ことポスター・ビジュアルに関して欧米にも増して入念に手を掛ける日本ではいったいどんなデザインに決まるのだろう。まさか一つ目の酷いデザインになるなんてことは。。。?

と危惧していたところ、まず本作の年末緊急試写のお知らせが届いた。それはバッキンガム宮殿を前面にあしらった「王室からの案内状」的なデザイン。これはとりあえずの緊急用デザインなのだろう。

その後、オープンしたての日本版公式を覗いてみると・・・

『英国王のスピーチ』日本版公式

ああ!なるほど!いい感じですね!しかも米版の2つのバージョンを知ってると、3人をフィーチャーさせながら、なおかつマイクの存在も忘れていないことが分かる。本作をめぐる売り手の思惑が巧みに集約され、なおかつ背景にはバッキンガム宮殿=英国王室の雰囲気さえ加えられている。非常に日本人好みの可愛らしさに仕上がっていると思います。

さて、あなたはどのバージョンがお好みですか?

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