« ナショナル・フィルム・レジストリー、今年の登録作を発表 | トップページ | 脚本家組合賞の不思議 »

2010/12/29

2010年アメリカ、映画興収の総計は?

思い起こせば2009年はアメリカ映画界が史上初めて総興収100億ドルの壁を突破した記念すべき年だった。年末にスパークした『アバター』は翌年(2010年)に入っても高興収をキープし、人々はこれぞ3D効果とばかりに「2010年の総興収は前年の伸びをを更に更新する見込み」と報じた。確かに上半期はそうだった。しかし転機は夏興行で訪れる。これがなかなか数字が延びない。映画界は『アバター』→『アリス・イン・ワンダーランド』→『アイアンマン2』→『トイストーリー3』→『エクリプス』→『インセプション』→のリレーで築いた勢いを牽引するタイトルに恵まれず、8月、9月に思わぬ延び悩みを経験する。

そしていよいよ2010年も終幕間近。ここにきてHollywood.comが本年の興収予測を発表した。

その結果は、推計105億5600万ドル。晴れて2年連続で100億ドル突破を実現できそうではあるものの、2009年に打ち立てられた記録「106億ドル」を破るにはあと一歩及ばない見こみだという。

注視したいのは、全体的な客足はむしろ減少しているということ。それも前年に比べて比5.36%ダウン。これは2005年以来もっとも大幅な下げ率であり、Hollywood.comによると、2010年の映画館入場者数はここ10年で2番目に低い数字に落ち着きそうだという。客足は減っても興収は依然として高いまま。これはひとえに3D料金の上乗せによるものだ。

2011年は『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作、『ハングオーバー2』、マーベル・コミック・ヒーローの『ソー』『キャプテン・アメリカ』などが登場。はたして100億ドル突破を維持できるか。そして肝心の観客数をどれだけ上昇させられるか。3D元年を通過し、映画界の取り組みはいよいよその結果を求められそうだ。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

« ナショナル・フィルム・レジストリー、今年の登録作を発表 | トップページ | 脚本家組合賞の不思議 »

全米BOX OFFICE」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/137483/50410370

この記事へのトラックバック一覧です: 2010年アメリカ、映画興収の総計は?:

« ナショナル・フィルム・レジストリー、今年の登録作を発表 | トップページ | 脚本家組合賞の不思議 »