北米興行成績Mar.04-06
先週までの復習は各自こちらで行ってください。
【Mar.04-06 weekend 推計】
01 Rango $38.0M
02 The Adjustment Bureau $20.9M
03 Beastly $10.1M
04 Hall Pass $9.0M
05 Gnomeo & Juliet $6.9M
06 Unknown $6.6M
07 The King's Speech $6.5M
08 Just Go With It $6.5M
09 I Am Number Four $5.7M
10 Justin Bieber; Never Say Never $4.3M
■アカデミー賞が終わり、また新たなシーズンが幕を開ける。ジョニー・デップが声の出演のみならず顔の表情やからだの動きにまで生命を吹き込んだアニメーション『ランゴ』が、ボックスオフィス初登場1位を獲得。ジョニーとは気心の知れた『パイレーツ・オブ・カリビアン』のゴア・ヴァービスキー監督がこの3Dばかりがのさばるアニメーション界に放つ、全く新しいカメレオン・ウェスタンだ。『トゥルー・グリット』といい、公開を控える『カウボーイズ&エイリアンズ』といい、ヴァービンスキーとデップがディズニーにて企画中の"The Lone Ranger"といい、この機に及んで西部劇というジャンルが息を吹き返してきたように思える。この時代なりのやり方で。
なお本作はジョージ・ルーカス率いるILMが1975年の創設以降はじめて手掛けたアニメーション作品としても注目を集めている。
子供が楽しむにはちょっとキャラにディフォルメが足りない気もするのだが、そんなネックは何のその。ファミリー層にも充分に訴求力のある興行展開が見られている模様。アメリカでの観客は46%が25歳以下。製作費は1億3500万ドルと言われている。日本での公開は9月23日。
さて、実はちょうど1年前にもジョニー・デップ主演の映画がボックスオフィスNO.1を獲得している。それがなんの映画だったか覚えていますか?忘れた人はこちらでご確認を。
■2位にはマット・デイモン主演の『アジャストメント』(レビュー)。フィリップ・K・ディックの原作だけに年齢層は30代以上が73パーセントとこちらは順当なのだが、女性客が53パーセントという結果には驚かされる。製作費は公表されていないが、配給のユニバーサルは本作をメディア・ライツ・キャピタルより6200万ドルで買い取ったとそう。デイモン主演作としては『グリーン・ゾーン』の1400万ドル、『ヒア アフター』の1200万ドルを超えるオープニング興収となった。
■"Beastly"は「美女と野獣」のストーリーをモチーフに描くラブストーリー。アレックス・ぺティファー主演。73パーセントが女性客で、12歳~17歳の観客が36パーセントを占めると言う。製作費は1700万ドルほど。なお、ぺティファーは9位の"I Am Number Four"にも主演している。
■先週、一時は推計にてNO.1を獲得したものの、その後の興収確定で2位へと追いやられた"Gnomeo and Juliet"は、ランクを3つ落としたものの累計興収は8370万ドルと、4週目もまだ息の長い伸びを見せている。
■リーアム・ニーソン主演のサスペンス『身元不明 Unknown』(レビュー)は6位に後退。製作費3000万ドルにして、現在までに累計5313万ドルを売り上げている。
■オスカー受賞作『英国王のスピーチ』(レビュー)はその累計興収を1億2380万ドルとした。これはワインスタイン・カンパニー作品の国内興収としては『イングロリアス・バスターズ』(レビュー)を抜いて史上最高額。
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