« オスカー監督トム・フーパー、次回作は? | トップページ | チリ鉱山の英雄、代理店に所属 »

2011/03/02

ロボコップ再起動

破産法の適応を受けて徐々に再建に向けて動きを見せ始めたMGM。このスタジオ主導で進められている「ロボコップ」の再起動プロジェクトに進展がみられた。現在、この映画の監督候補としてMGMと交渉中なのはブラジル人監督ジョゼ・パジーリャ。

Josepadilha
誰?とお思いの方も多いだろうが、この人、ラテン・アメリカでは"Elite Squad"シリーズでよく知られた監督で、この第一弾は2008年のベルリン映画祭で金熊賞(最高賞)を受賞している。

Imagesその後2010年に公開された第二弾はブラジル国内で『アバター』の興行収入を抜き去り、ブラジル映画史上1位の座を獲得しているとか(残念ながらこれらは日本では未公開)。日本では唯一『バス174』というドキュメンタリーのみ公開されているが、こちらは2000年にリオデジャネイロで発生したバスジャック事件を題材に、その背後に隠された社会問題さえも深く掘り下げた作品に仕上がっている。

かくも彼の特徴としては物語と共に社会の暗部にかなり鋭く切り込んでいく手法が挙げられる。ちょうど“ジェイソン・ボーン”シリーズのポール・グリーングラスあたりと似た視座をもった監督なのかもしれない。

ここ数年、ジョゼ・パジーリャはハリウッドのスタジオから熱烈なラブコールを受け続けており、一旦はユニバーサルのもとでロバート・ラドラム(“ジェイソン・ボーン”シリーズ)原作"The Sigma Protocol"の映画化を進めていたこともあった。

また彼は、ベルリン映画祭にて"Elite Squad2"を上映した際に、この大人気シリーズの第3弾をも予定していることを明らかにしている。

1987年にポール・バーホーベン監督によって起動した『ロボコップ』。ちょっと前には『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキーを監督に据えて再起動計画が進められてたが、MGMの経営難により急停止。

その後、アロノフスキーは『ブラック・スワン』に携わることになり、何の因果かこれにより一気にメインストリームの賞賛をあびることになった。現在彼はFOXのもとで、ヒュー・ジャックマンと共に『ウルヴァリン2』の製作にいそしんでいる。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

« オスカー監督トム・フーパー、次回作は? | トップページ | チリ鉱山の英雄、代理店に所属 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ロボコップ再起動:

« オスカー監督トム・フーパー、次回作は? | トップページ | チリ鉱山の英雄、代理店に所属 »