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2011/03/26

スナイダー版「スーパーマン」は"リアル"が合言葉

Zack_2 ザック・スナイダー監督による最新作『エンジェル・ウォーズ』(原題"Sucher Punch")がアメリカで公開を迎えた。これまで『ゾンビ』のリメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』、『300 スリー・ハンドレッド』、『ウォッチメン』、『ガフールの伝説』などの、いわゆる原作モノを独自のビジュアルで脚色する手腕を高く評価されてきたスナイダー監督だが、『エンジェル・ウォーズ』はこれまでと違って完全オリジナル作品となる。

精神病院に収容されたガールズが飛び込んだのは、そこは巨大なサムライやら世界大戦のナチス・ドイツ兵のゾンビやら戦闘ロボットやらドラゴンなどが迫りくる波乱万丈の空想世界。もうまさに何でもアリのビジュアリティを炸裂する作品となっている。と、ここで誰もが気がかりなのは、ザック・スナイダーがすでに取りかかっている次作品『スーパーマン』もこんな奇想天外なビジュアルになってしまうんじゃないかってことだろう。

Suckerpunch_2
ハリウッド・レポーターが伝える範囲においてはその心配はなさそうだ。

「僕の中に巣食った悪魔は追い払った。もしもこの映画(エンジェル・ウォーズ)を作らなかったら、僕は『スーパーマン』の中にゾンビを投入しかねなかっただろうね。僕にはそれらを追い出す必要があったんだ」

ザック・スナイダーと彼の妻であり製作パートナーでもあるデボラ・スナイダーは同誌の取材に対して「リアル」という言葉を口にしている。製作陣の間でこれはひとつの合言葉みたいなものなのだそうだ。

「恐らく今度の『スーパーマン』は、これまでの僕のどの作品よりも“リアル”な作品になるよ。『ドーン・オブ・ザ・デッド』よりもね」

そしてこの、宇宙で生まれ、鋼の身体を持ち、鳥のように空を飛ぶスーパーマンが、ファンタジーの世界ではない現実世界に息づいているという設定こそ、本作の面白さだとも分析する。

スーパーマンという圧倒的非現実な存在を、いかにしてこの現実世界と関連させていけるのか。この“リアル”の整合性の調和こそ新たにザック・スナイダーが挑むテーマであり、また『エンジェル・ウォーズ』でいったん圧倒的非現実に振りきれてしまった彼だからこそ着目できるポイントなのだろう。

現在までのところ、スーパーマン=クラークケント役にはヘンリー・カヴィル、そして彼の地球上での父母にはケビン・コスナ―とダイアン・レインが決定してる。残すは誰が悪役を演じるかだが、長らく候補に上がっているヴィゴ・モーテンセンは本作と「白雪姫」をベースにしたダーク・ファンタジー"Snow White and Huntsman"へのオファーもあり、彼がどういう決断を下すのか注目が集まっている(本日になって、"Snow White"製作側との溝が深まっているとの情報も)。また悪役候補に新たにマイケル・シャノンの名が浮上しているとの情報もある。

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