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2011/03/30

『トゥルー・グリット』少女が眠れる森の美女に

『トゥルー・グリット』の終盤で少女が滑り落ちる洞穴は、不思議の世界への入り口だったのかもしれない。

Steinferd 映画初出演となった本作の成功で映画界の階段を一気に駆け上がり、今年のアカデミー賞の助演女優賞候補にまでなったヘイリー・スタインフェルド、14歳。Deadline Hollywoodによると、現在、彼女を主演に「眠れる森の美女」の映画化が進んでいるという。リンゼイ・デヴリンが脚本を執筆。美しいお姫様が魔女の呪いによって眠りの世界に落ちていくという誰もが知るストーリーラインを、彼女自身の視点でもって真正面から描いた作品になるとのこと。

『アリス・イン・ワンダーランド』の世界的ヒットのせいか、ハリウッドではグリム童話をはじめとするファンタジー物が大流行。ディズニーでは「眠れる森の美女」を魔女マレフィセントを主軸に再構築した新作をあたためており(ティム・バートンが監督を務め、アンジェリーナ・ジョリーが主演するという可能性も今なお消えてはいないようだが)、サム・ライミ監督がジェームズ・フランコを主演に描く「オズの魔法使い」の前日譚も進行中。ほかにも「ヘンゼルとグレーテル」の世界を過激にグレート・アップさせた"Hansel & Gretel: Witch Hunter"や「白雪姫」にまつわる作品が2本(別々のスタジオでそれぞれの企画が進行中)、それにチャニング・テイタム主演で「ピーターパン」を再映画化しようとする動きもある。

ヒーロー物のリブートが相次ぐ映画業界だが、これらのファンタジー熱もやや過剰になりつつある。ここにきて2000年代の映画界に立ち並んだ重苦しいテーマの作品群とは明らかに違った流れが生まれている。現実世界から浮揚した特殊な世界。それでいて誰もが説明要らずで親しめるオーソドックスな物語。数十年後、これも時代の流れを象徴する潮流として恰好の検証材料となるのだろうか。

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