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2011/04/28

ヴェニチア映画祭、審査員長決定

Aronofsky 『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督が、8月31日より開催される第68回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門審査員長に就任することが決まった。

アロノフスキー(42才)はヴェニスの常連組として過去3作を同映画祭へ連続出品。そのうち、2008年には『レスラー』で金獅子賞(最高賞賞)を獲得し、昨年は『ブラック・スワン』がコンペティション上映、ミラ・クニスがマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)に輝いている。

ちなみに昨年の審査委員長を務めたのはクエンティン・タランティーノ。その受賞者に元恋人ソフィア・コッポラをはじめ、彼とゆかりの深い人が幾人も見受けられたことから、「身内びいきの審査結果」として多くの批判を浴びた。

アカデミー賞のように投票制の選出ではないので、審査員団の主観が多分に盛り込まれてしまうことは仕方のないことだが・・・とりあえずは昨年のようにだけはならないことを願うばかりだ。

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「ターミネーター」シュワちゃん込みで、始動

長らく迷走を続けてきた『ターミネーター』が動き出しそうだ。シリーズ第5作目となる続編の製作権利がついに代理店CAA(Creative Artists Agency)を通して各スタジオに向けて売りに出された。

Schw 注目すべきは、このパッケージとして「アーノルド・シュワルツェネッガー主演」という項目も組み込まれていること。これは本人が新作への関与を承諾したということを意味し、映画にとっても、知事任期終了後に俳優復帰の道を模索していたシュワちゃん本人にとっても大きな前進となる。

同権利には他にも、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるジャスティン・リン監督や、『ビルとテッドの地獄旅行』や『ジュマンジ』のベテラン製作者、ロバート・コートの参加なども含まれている。脚本家などはまだ決まっていない。

現在のところ、ユニバーサル、ソニー&ライオンズゲート(共同で)、CBSフィルムズなどが興味を示しており、交渉成立に向けた競争激化が予想される。

が、ジャスティン・リン監督が関与するとなれば、『ワイルド・スピード』シリーズの製作で気心の知れたユニバーサルが本命なのではないかとの見方も強まっている。

そもそも『ターミネーター』権利の獲得競争のはじまりは、『ターミネーター4』を製作した権利所有会社ハルシオンが倒産してしまったことに由来する。すぐさま伝家の宝刀である同作の権利が競売にかけられ、ヘッジファンド会社パシフィコーが、2950万ドル+続編1作ごとに500万ドルずつの追加支払いを行うことを条件に、これに競り勝った。

しかしながらパシフィコーは映画製作のノウハウを蓄積した会社というわけではないので、単独での続編製作などできるはずもない。よって今回のように代理店を経由して、「この内容(条件)での製作を許可しますよ」というパッケージが売りに出されたというわけだ。

今回の権利パッケージは、さも狙いすましたかのように、ジャスティン・リン監督作"Fast Five"(a.k.a.『ワイルド・スピード5』)の米公開直前に売りだされた。

これでリン監督の肩書は「次回作であの『ターミネーター』を手掛ける~」などと、とても見栄えのするものにグレードアップされて拡がっていくことになる。現時点で"Fast Five"は大ヒットが確実視されているが、今回の件は映画の成功をさらに後押しするものとなることだろう。

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2011/04/27

2011年、利益率最大の作品

そもそも『パラノーマル・アクティビティ』の衝撃とは、その作品内容以上に、超低予算ながら全米で興収1億ドル越えの大ヒットを記録した事実に尽きる。これは単なるビギナーズ・ラックだったのか。ほんとうに奇跡は2度はつづかないのか。

The Hollywood Reporterによると、『パラノーマル・アクティビティ』チーム(オーレン・ペリ、ジェイソン・ブラム、スティーヴン・シュナイダー)が製作する新たな低予算ホラー"Insidious"は、その予算、たった150万ドルほどにも関わらず、現在までのところ北米だけで4500万ドル、公開の始まっているロシアなどで450万ドルを売り上げている。今後そのほかの国での公開が進むと、最終的にその世界興収は9000万ドルほどに達する見込みだ。

Insidious
これは原価と利益の比率から言って、早くも2011年における利益率最大の作品ということになりそうだ。もちろんこの数字も彼らの『パラノーマル・アクティビティ』からみれば大したことはないのだが、それでも成功は成功。

●パラノーマル・アクティビティ
製作費1万5千ドル/北米興収1億800万ドル/世界興収1億9300万ドル

●パラノーマル・アクティビティ2
製作費300万ドル/北米興収8475万ドル/世界興収1億7600万ドル

同記事によると、現在、ハリウッドのスタジオではこの種のマイクロ・バジェット(低予算)・ムービーの開発に心血を注ぎこんでいるところもあるようだ。たとえば『パラノーマル~』シリーズのお膝元パラマウントでは、この成功を機にインサージ・ピクチャーズなるプロダクションを立ち上げ、今年はすでに3Dドキュメンタリー『ジャスティン・ビーバー/ネヴァー・セイ・ネヴァー』が1300万ドルの製作費ながら世界興収9500万ドル相当を記録しているという。これもひとつのマイクロ・バジェット型の成功の形。

これらのマイクロ・バジェットの成功例は、製作費よりもむしろマーケティング費のほうにある程度の金額が費やされているのが特徴かもしれない。

また"Insidious"に限っていえば、ジェームズ・ワン&リー・ワネルという『SAW』シリーズのクリエーター・コンビが監督&脚本を務めている点も、まるでライバル同士が手を結んだかのようで、ホラー・ファンとしてはかなり気になるところだ。

"Insidious"をはじめ、オーレン・ペリ率いる製作会社Haunted Moviesの世界セールスを手掛けるIM Globalのスチュワート・フォードによる言葉が興味深い。

「製作費やキャストや特殊効果なんかじゃない。大事なのは研ぎ澄まされたホラー・コンセプトなんだ」

これはなにも映画に限らず、すべてのビジネスにおいて共通性がありそうな言葉だ。そしてことホラーに代表されるジャンル・ムービー、そして超低予算というキーワードが絡まり合った時、最大の効果を発揮してくれる呪文のようにも聞こえてくる。

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2011/04/26

FOXが脚本開発スタジオを創設

なるほど、VFX工房があるならスクリプト工房があってもおかしくないわけだ。The Hollywood Reporterによると、このたび米20世紀FOX社は、既存の原作や脚本の焼き直しではない極めてオリジナルなアイディアの発見に力を注ぎ、またそうした人材を育成するための脚本スタジオを創設することを明らかにした。

同プログラムはチャーニン・エンタテインメント社のニコラス・ワインストックとルーカスフィルムのスティーヴ・ツァーリンによって運営される。彼らはFOXとの連携のもと、期待の新鋭(脚本家)を雇い、彼らと第一線で活躍するプロデューサーとのパイプ役となり、またここで生まれしアイディアが作品へと生成されていく過程を監督&指導する。

FOXの製作部門社長のエマ・ワッツは同スタジオについて「オリジナルのアイディアが生み出され、なおかつ脚本家らが安心して自分の作品に本腰を入れられるような場にしたい」と語っている。

ワインストックはコメディ部門を担当、ツァーリンはアクション&アドベンチャー部門を担当。まずは最初期メンバーとしてそれぞれ5名ずつ程度が雇い入れられる予定だ。どんな創作工房ができあがっていくのか楽しみだ。

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グリーングラス、探偵小説に挑戦か?

Greengrassボーン・アルティメイタム』や『ユナイテッド93』などで知られるポール・グリーングラス監督は、キング牧師暗殺に焦点をあてた"Memphis"の製作が難航している(キング牧師財団との折り合いが難しいようだ)ことから、これを1年ほど先送りとし、新たな他の企画の検討に入っているそうだ。

現段階での最有力候補と言われているのが、レオナルドディカプリオ率いる製作会社Appian Wayと20世紀フォックスとが長らく監督探しを続けている「探偵トラビス・マッギー」シリーズだ。

ジョン・D・マクドナルドによる原作シリーズは全部で21作を数え、船に寝泊まりして自由気ままな生活を送るマッギーが、時に金稼ぎのために私立探偵として乗りだす事件簿は多くの読者の心を捉え、また後続のハードボイルド作家の中にはこのキャラに影響を受けたと語る者も多い。

同シリーズは、かねてよりディカプリオが「マッギー役を演じたい」と願い続けてきたことでも知られ、一時は「オリバー・ストーンが監督に決定か?」とまで報じられたのだが、その後、ストーンはドン・ウィンスロー著"Savages"の製作に本腰を入れ、監督就任の話は霧消してしまった。

人気俳優ゆえスケジュールの詰まったディカプリオと絡むとなると、とにかくタイミングが命だ。現在撮影中のイーストウッド監督作"J.Edgar"が終われば次は息つく暇もなくバズ・ラーマンによる3D版「グレート・ギャッツビー」が控えている。

奇しくも、今回、映画化の話が持ち上がっているのは1964年に発表されたその第1作"The Deep Blue Good -by"。"Memphis"と同じく60年代のアメリカを描くといった視点でみれば、グリーングラスの文脈的に齟齬は生じないのかもしれない。

とはいえ、はたして彼がこの舟に乗るのか、否か、まだ何の確証もない状態だ。

グリーングラスはもうひとつ、ワーナー&レジェンダリー・ピクチャーズ絡みの企画でもアプローチを受けている。"Here There Be Monsters"という海洋冒険モノがそれなのだが、英国海軍将校だった男が富豪に雇われ、消息を絶った一隻の商売船の捜索にあたるという物語らしい。もちろんその海域には海のモンスターが一杯で、この主人公が海軍で培った知識を総動員してバトルを繰り広げていく。この脚本を手掛けているのはブライアン・ヘルゲランド。彼とグリーングラスは前作『グリーン・ゾーン』でも組んでいる。

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【ボックスオフィス】2大ハリウッド映画、米国外で先行封切り

アメリカの映画興行はイースター・シーズンを子供中心のファミリー層へと明け渡した恰好だが、国外へと目を向けると、ビッグバジェットの期待作2本がいち早く公開を迎えている。

そのタイトルは『ワイルド・スピード』シリーズ第5弾『ワイルド・スピード MEGA MAX』と、マーヴェル・コミックのヒーロー映画『マイティ・ソー』だ。

Fastthor
『ワイルド~』はイギリス、ニュージーランド、韓国、オーストラリアの4カ国で公開され、そのすべての市場において週末興行成績NO.1の座を獲得。その数字も過去4作のどれをも上回る強さを見せ、4つの国における合計興収は2400万ドルに昇った。

一方、マーヴェル・ヒーローとして初めて3D領域へと踏み出した『マイティ・ソー』は、オーストラリアのみで先行公開を迎えた。つまり、『ワイルド』と『ソー』はこの地で一騎打ちの時を迎えたわけだ。

その結果は歴然としていた。『ワイルド』が1070万ドルを売り上げ、『ソー』580万ドルにとどまった。と、この数字だけをみれば後者の惨敗のようにも聞こえるが、実際には同国における『アイアンマン』(2008)のオープニング成績を1%、また『X-Men Zero:ウルヴァリン』を30%近く上回る成績だという。

『ワイルド・スピード MEGA MAX』は今週末よりアメリカをはじめ、ドイツ、ロシアなど10カ国ほどで上映が始まり、日本に到着するのは10月1日。『マイティ・ソー』は今週末にフランス、イギリスなどで封切られたのち、5月6日にアメリカ公開となる。こちらの日本公開は7月2日。

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ラッセル・クロウが監督進出?

監督進出を狙っていたなんて知らなかった。

Crowe Deadline Hollywoodによると、現在、『グラディエーター』のラッセル・クロウが、自身の監督デビューに向けて一本の企画に照準を合わせ動き出しているという。その暫定タイトルは"77"。あの「犯罪小説の帝王」、あるいは「アメリカ文学の狂犬」ことジェイムズ・エルロイ(『ブラック・ダリア』『L.A.コンフィデンシャル』など)が手掛けたストーリーを、目下、デヴィッド・マシューが脚色中だという。

その内容とは、1974年に実際に巻き起こった米左翼過激派組織(SLA)と武装警官との銃撃戦の顛末を追いつつ、それにリンクする一件の未解決殺人事件の行き着く先を、黒人と白人、ふたりの警官の視点で描いていく。

この企画はエルロイの原作モノではないようだ。ちょうど10年前に彼がパラマウントから請け負った脚本執筆のタイトルが同じ"77"だったことからも(その内容までは詳しく分からないのだが)、本作は彼によるオリジナル・ストーリーをベースにしたものと思われる。

『L.A.コンフィデンシャル』によって世界的知名度を獲得した彼だけに、エルロイの悪夢によって、更なる新たな出発が切れるかどうか、注目したいところだ。

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2011/04/25

旅客機のエンタメ画面も3D化?

The Hollywood Reporterによると、おとなり韓国に本社を持つマスターイメージ3D社は、自社の開発した「専用メガネなしでも楽しめる3Dディスプレイ」を飛行機内や高級車に搭載すべく、航空会社や自動車メーカー(具体的な企業名こそ明らかにはしていないが)と交渉を進めているという。自動車に関して言えば、Wifiを備え付けた高級車内にて3D映画をインターネット経由でダウンロードし、そのまま後部座席で楽しむ、という新たなライフスタイルに関してもその可能性が検討されているようだ。

同社による"cell-matrix parallax barrier"という技術は、携帯電話として世界で初めて裸眼での3D視聴を可能とした日立製「WooケータイH001」でも使用されているが、これからも目まぐるしく進化していくであろうスマートフォンやタブレッツなどでの活躍が期待されている。

対する旅客機はとえば、一機あたりのコストが巨額ゆえ、そのモデルチェンジの波もゆるやか。今のところこの3Dディスプレイの搭載された旅客機が世に登場するのには、まだ2年半から3年ほどかかるのではと見られている。

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北米興行成績Apr.22-24

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Apr.22-24 weekend 推計

01 Rio  $26.8M
02 Tyler Perry's Madea's Big Happy Family  $25.7M
03 Water for Elephants $17.5M

04 Hop $12.4M
05 Scream 4 $7.1M
06 African Cats $6.4M
07 Soul Surfer $5.6M
08 Insidious $5.4M
09 Hanna $5.3M
10 Source Code 
$5.0M

■イースター・ホリデーがやってきた!ジェシー・アイゼンバーグ&アン・ハサウェイがボイス・キャストを務める20世紀フォックスの放つ3Dアニメ"Rio"が米公開2週目もトップを防衛。先週末に比べて31パーセント減と、興収面でも強力な下げ止まりが働いている。国内興収は8100万ドルに達し、製作費の9000万ドルまであと一歩。

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一昨年に『アバター』を送り出し、その翌年は不発の続いたフォックスだが、"Rio"は現在までのところ世界興収においてランゴ』を凌駕し、2011年NO.1映画の地位に輝いている(世界興収の累計は2億8400万ドル)。本作の日本公開は秋ごろを予定。邦題は『ブルー/初めての空へ』だそうです。

なお、本作の奮闘もあり、米国内ボックスオフィスは昨年比「-20%」から「-18%」へと、やや押し戻している。

Madea ■NO.2に登場したのはアフリカン・アメリカン層に絶大な人気を誇るタイラー・ペリーによるコメディ・シリーズの最新作"Tyler Perry's Madea's Big Happy Family"本国でこれだけ集客力を誇りながら、日本では観る機会すらないという、まさに文化流通の限界を感じさせる一作だ。タイラー自身の演じるおばあちゃんキャラ“マデア”を中心に巻き起こるファミリーの大事件を描いた本作は、1館あたりのアベレージは1万ドルを越える高稼働ぶり。観客層別にみると81%がアフリカン・アメリカン層で占められているという。

■3位にはリース・ウィザースプーンとロバート・パティンソン主演の"Water for Elephants"(邦題は『サーカス象に水を』)が初登場した。90過ぎの老人がいま語り始める、禁酒法時代の移動サーカスの物語。製作費は3800万ドル。パティンソン主演ゆえ、観客の大部分を占めるのはティーンの女の子かと思いきや、その観客層、7割が女性で、また7割が25歳以上とのこと。

"Hop"はいよいよ累計興収が1億ドルを突破。製作費は6400万ドル。"Scream4"は累計興収3000万ドルを超えた辺り。製作費は4000万ドル。

■TO10圏外ではアカデミー賞で外国語映画部門のオスカー候補となった"Incendies"が初登場。1館あたりのアベレージは現在公開中の劇場作品の中で最高となる18000ドルを記録している。

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2011/04/24

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」リメイク

1987年にレスリー・チャン、ジョイ・ウォン主演で製作され大ヒットを記録した『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のリメイクが中国、香港で公開中だ。この企画に挑んだのは『イップ・マン』2部作や『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』などで知られる映画監督ウィルソン・イップ。ひとりの若者と女幽霊との純愛ストーリーを、今回は新たなひねりの効いたプロットで提示し、そこに最新のVFXをふんだんに振りかけている。

Chinease AP通信によると、香港映画界の黄金時代に公開されたオリジナル版と比べ、今回は主に中国本土の観客をターゲットに製作されているのだとか。かつてはこういうスーパーナチュラルな題材に対し厳しい検閲を行った中国政府だが、今ではかなりオープンになっているのだそうだ。

本作は清代に書かれた「聊齋志異」に収められた短編がベースとなる。その昔、徴収人のツォイサンは寝泊まりした寺院でひとりの美しい女性スーシンと出逢い、たちまち恋に落ちる。が、彼女は魂の成仏することなくこの世にとどまった幽霊で、いまは邪悪なバケモノに操られ人間を誘惑するよう仕向けられていた。その事実を知ったツォイサンはどうにかして彼女を自由の身にすべく、悪霊に戦いを挑むのだが…。

ツォイサン役にはチェン・カイコー監督作『花の生涯~梅蘭芳』のユー・シャオチュンを抜擢。イップ監督自身、『花の生涯』での彼の純真な演技(青年時代のタイトルロール)に惹きこまれるものを感じたと言う。一方、女幽霊スーシン役には『ドラゴン・キングダム』にも出演したリウ・イーフェイ。またこの関係にもう一枚、スーシンと妖怪退治師とのロマンスなども含まれ、話がさらにツイストしていくのだとか。この第3の役をルイス・クーが演じる。

製作費はドルに換算して1000万ドル。その7割をVFXに費やしているそうだ。

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2011/04/23

【パロディ】クリストフ・ヴァルツが「アメリカン・アイドル」に出演?

トーク番組"Jimmy Kimmel Live"のゲストとしてアカデミー賞俳優クリストフ・ヴァルツが登場。 その中で明かされる真実。えっ?ヴァルツが「アメリカン・アイドル」に出演・・・!?

もちろんこれは、番組おなじみの手の込んだパロディなんですが。
イングロリアス・バスターズ』や『グリーン・ホーネット』で知られる名優のまた別の一面をご覧あれ。

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ドニー・イェンが関羽に

Bladesman魏・呉・蜀の三国から個性的な英雄たちが割拠し攻防を重ねる「三国志」の世界。横山光輝の漫画やNHK人形劇のみならず、これまで幾度にも渡り映画&テレビドラマ化され、最近ではジョン・ウーによる『レッド・クリフ』2部作やアンディ・ラウ主演による『三国志』でも脚光を浴びたこの史劇だが、このたび、またもそのエッセンスにドニー・イェンが息を吹き込んだ新作「関雲長」(The Lost Blademan)が4月28日より中国や香港にて公開を迎えることとなった。

今回のメインとなるのは名将・関羽だ。劉備の妻子の身を守るべく自ら曹操軍の囚われの身となることを望み、あの曹操をして「ぜひ自分に仕えてほしい」と惚れ込ませながらも最後まで劉備への忠誠を忘れなかったこの男。その人並み外れた忠義や人徳の厚さなどは後に神格化され、いまや世界中のチャイナ・タウンで彼の像がまつられている光景はすでにお馴染みのものとなっている。本作ではそんな関羽を“超人”としてではなく、あくまで“等身大の人間”として描いている。

アクション監督を務めるのはドニー・イェン自身。アンドリュー・ラウと共に『インファナル・アフェア』の監督を務めたアラン・マックが、今回はフェリックス・チョンと共同で監督を務める。なお、マック&チョンは『インファナル・アフェア』の脚本執筆者でもある。また本作で重要な役となる曹操を、『紅いコーリャン』『太陽の少年』『鬼が来た』などで名をはせる中国映画人であり、今年の正月には監督作「譲子弾飛」(Let the Bullets Fly)を大ヒットさせたチアン・ウェンが演じる。

『イップマン』シリーズや『孫文の義士団』、それに『処刑剣』と日本公開の続くドニー・イェンがいかなる演技の境地、新たな関羽の人間像を垣間見せてくれるのか楽しみだ。

ちなみに英語では関羽が"Guan Yu"、曹操が"Cao Cao"って言うんですね。。。

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2011/04/22

中国1942年の大干ばつ映画化

AP通信によると、中国で最も成功している映画監督のひとりフォン・シャオガン監督が、新たに1942年の大干ばつを描いた作品に着手するそうだ。

同監督は21日、中国のポータルサイトSina.comのウェブキャストを通じ、次作品としてリュウ・チェンユンによる小説「温故一九四二」(AP通信の記事内では"Remember1942")を映画化することを明らかにした。シャオガン監督が何年も温め続けてきた企画がようやく実を結ぶことになる。

本作は日中戦争下、河南省で発生した大干ばつにより300万人もの人々が餓死した悲劇を描いており、そこに思わぬカタチで旧日本軍が絡んでくることに・・・。中国映画として発表するには非常に難しいテーマを含んでいると個人的には思うのだが、シャオガン監督がこれをいかに表現するのか注目したいところだ。翻訳版は福岡にあるアジア専門の出版社、中国書店より発売中。

製作費の1億5000万元(2300万ドル)は中国のファーイー・ブラザーズが拠出。現在スタッフらはすでにセットのデザイン作業に取り掛かっているという。順調にいけば中国での公開は2012年の夏頃を予定。

シャオガン監督といえば、いまやチャン・イーモウに次ぎ中国という国家を背負うほどの大物監督といっても過言ではない。『狙った恋の落とし方。』(2008)は公開当時、中国映画の歴代興収記録を塗り替えるほどの大ヒットを記録。そのロケ地のひとつとして北海道が盛り込まれたことから、中国における(今となっては懐かしき)「日本ブーム」の火付け役となった事でも知られる。

さらに『唐山大地震‐想い続けた32年‐』(2010)では1976年に起こった大地震で生き分かれた家族の再会を描き、これまた前作を凌ぐ勢いで国産映画の歴代NO.1興収を記録。しかし日本では公開直前に東日本大震災が発生し、公開延期をやむなくされている。

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タイム誌が選ぶ「世界の100人」

Time タイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」が発表された。その中に福島県南相馬市の桜井勝延市長と、宮城県南三陸町の志津川病院の医師、菅野武さんの名前が挙げられているのは既報の通り。

その記事内、菅野さんの肩書には「Doctor(医師)」とあるが、桜井さんの肩書は「市長」ではなく、「Boat Rocker」とされている。これは『パイレーツ・ロック』の原題"The Boat That Rocked"とも相通じる「揺るがす者」という意味(その目的語"Boat"には体制や国家、時代といったニュアンスが含まれるのだろう)。南相馬市の窮状をYouTubeを通じて訴えかけた桜井市長の行動が、世界の人々の胸の中でにいかに響き渡っていたのかがありありとわかる言葉だと思う。

ちなみにこの100選、エンタテインメントの分野ではどのような人物がエントリーされていたのだろうか。ここでざっと挙げてみることにする。なお、TIME100選では各人物の紹介記事を誰が執筆しているのかも大事な要素となる。注意してご覧いただきたい。

リード・ヘイスティングス(NetflixのCEO/紹介記事はケビン・スペイシーが執筆。2人のつながりはこちらで)、エイミー・ポーラー(女優)、マーク・ザッカーバーグ(Facebook設立者)、ピーター・ヴェスターバッカ(ゲーム開発者/執筆はアナ・ケンドリックス)、ジュリアン・アサンジ(Muckraker=不正摘発者/ウィキリークス代表)、コリン・ファース(男優/紹介記事はヘレン・ミレンが執筆)、エイミー・チュア(Tough-Love Mother=子供にタフな愛を注ぐ母/"Battle Hymm of the Tiger Mother"の著者)、ジェニファー・イーガン(作家/著書"A Visit from the Goon Squad"は今年のピュリッツァー賞フィクション部門を受賞)、アイ・ウェイウェイ(アーティスト/中国)、トム・フォード(ファッション&フィルム・ディレクター/執筆はリタ・ウィルソン)、サード・モーセニ(アフガニスタンにおいて最も影響力のあるメディア人)、マシュー・ワイナー(TVドラマ『マッドメン』クリエイター/執筆は『マッドメン』出演のエリザベス・モス)、ジャスティン・ビーバー(社会現象としての選出/執筆はUSHER)、ウィリアム王子&ケイト・ミドルトン(Royal Rainmakers=莫大な経済効果を生み出すロイヤル・ファミリー)、ジョー・スカボロー(朝番組の司会者)、ブレイク・ライブリー(女優/執筆はバズ・ラーマン)、オプラ・ウィンフリー(Television Pioneer)、Rain(ネット人気投票第一位/韓国ポップスター・俳優の彼は、タイム誌読者による人気投票でオバマ、レディ・ガガを抑えて1位に輝いた)、ミア・ワシコウスカ(新人スター/執筆はグレン・クローズ)、ジョン・ラセター(映画監督)、クリス・コルファー(Song-and-Dance Man)、ブルーノ・マーズ(アーティスト)、マット・デイモン&ゲイリー・ホワイト(活動家として/ふたりは共同でWater.org.を設立)、ジョージ・R.R.マーティン(作家)、エル・ジェネラル(ラッパー/チュニジア)、スティング(ミュージシャン)、ジョナサン・フランゼン(作家)、マーク・ウォルバーグ(俳優・プロデューサー/執筆は『ザ・ファイター』の共演者エイミー・アダムス)、レベッカ・イートン(TVプロデューサー)、アリアナ・ハッフィントン(メディア人)、スコット・ルーディン(映画製作者/『ソーシャル・ネットワーク』『トゥルー・グリット』など。執筆は『ソーシャル~』の脚本家アーロン・ソーキン)、エイマン・モヘルディン(カイロ特派員)、パティ・スミス(アーティスト)。

また、TIME誌は「世界で最も影響のある100の事象」も発表しており、こちらの第1番目に登場するのは、他ならぬ「Earthquakes」。ただし、これは東日本大震災のみならず世界の他都市を襲った巨大地震も含む。そして2番目には「The Fukushima Daiichi nuclea plant's reactor core (福島第一原発炉心)」が掲げられている。

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『ボーン』シリーズ最新作、主演決定

マット・デイモン主演で大絶賛を浴びた“ジェイソン・ボーン”3部作。それに続く新たな章が、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーを主演に幕を開けることがほぼ本決まりとなった。スタジオ側はすでにレナーに向けてオファーを出しており、あとは両者間での最終的な交渉成立を待つのみとなる。『ハート・ロッカー』と『ザ・タウン』で2年連続アカデミー賞にノミネートされた彼のキャリアにおいて最も大きな仕事となることは間違いない。

Renner
「ボーン」4の製作経緯について復習しておくと、まずユニバーサルと意見を異にしたポール・グリーングラス監督とマット・デイモンはすでにこの企画から撤退済み。その後、この大ヒットシリーズをみすみす手放したくないスタジオは、どうにか彼らなしでも始動させられないかを検討した上で、「ボーン」シリーズの脚本を担当したトニー・ギルロイ(『フィクサー』『デュプリシティ』の監督/脚本)に白羽の矢を立てる。

そうして編み出された新機軸は、マット・デイモン演じる“ジェイソン・ボーン”のキャラを入れ替えるのではなく、同じ境遇を生きる“また新たな主役”を仕立てようということだった。つまり将来的にマット・デイモン=ジェイソン・ボーンがシリーズに復帰する可能性も残しつつ、別の人物によってこのシリーズの世界観を拡げてみよう、というのだ。

今のところ"The Bourne Lagacy"と呼ばれてはいるものの、これは仮題に過ぎない。内容的には同名原作シリーズとは全く異なるトニー・ギルロイによる完全オリジナルとなる模様。

ジェレミー・レナーは『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でトム・クルーズと共演、『アベンジャーズ』ではアイアンマン、ハルク、キャプテンアメリカらと共にスーパーヒーローのひとり“ホークアイ”として出演するほか、"Hansel and Gretel :Witch Hunters"では幼いころ魔女に受けたトラウマをバネに魔女狩り専門のバウンティハンターとなった兄妹を演じる。

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2011/04/21

ゼメキス、実写映画にカムバック?

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作、『フォレスト・ガンプ』、『キャスト・アウェイ』などで名声を得ながらも、その後ファンの期待に反してなぜかモーション・キャプチャーの世界へと身を投じ、なかなか帰ってこなかったロバート・ゼメキス監督。そんな彼が再び実写映画の世界へ舞い戻るかもしれない。

Zemekis Deadline Hollywoodによると、ゼメキスはパラマウントから"Flight"という映画の監督就任を持ちかけられており、現在、初期の交渉段階に入っているという。

本作はフライト中に機体の誤作動に見舞われた旅客機パイロットがなんとか乗客の生命を守りぬき、一躍ヒーロー扱いされる物語。しかし原因を調査するなかで、彼がフライト中にドラッグ&アルコール中毒に陥っていたことが判明。この大スキャンダルをおおやけにするわけにもいかず、みんなで必死に取り繕うことになるのだが・・・。

『コーチ・カーター』やヒュー・ジャックマンの新作"Real Steel"を手掛けたジョン・ゲイティンズが脚本を担当。目下、デンゼル・ワシントンが主演する可能性も浮上しているとか。

仮にゼメキスの監督就任が実現すると、『キャスト・アウェイ』(2000)以来の実写復帰となる。

ちなみに、ロバート・ゼメキスは次回作でビートルズでお馴染みの『イエロー・サブマリン』の3Dリメイクを手掛けるはずだったが、製作スタジオのディズニーとの間で製作費やコンセプトについて意見が異なり、この企画からディズニーが手を引くという事態になった。またこの決定の要因には、莫大な製作費をかけたゼメキスのプロデュース作"Mars Needs Moms"(これもディズニー作品)がビジネス的に大敗を喫してしまったことも挙げられるのでは、という憶測も呼んでいた。

ということで、彼のモーション・キャプチャー映画に興味を持つスタジオがなくなったことで、ようやくゼメキスは実写映画を検討しはじめたというわけだ。自分のやりたい方向性と、他人が自分に求める思う方向性には常に隔たりがつきもの。大物監督と呼ばれる人たちはその辺のバランスをとりつつも、自ずと自分のやりたい方向性へ引っ込んでいく術に長けた人が多いわけだが、この一連の流れを見るにつけ、どうもゼメキス自身は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の“ドク”とよく似た側面を持った人のようで、その点、ちょっとだけ微笑ましかったりもする。

さてゼメキス監督の11年目のカムバック、はたして吉と出ますかどうか。

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ホビットの世界からこんにちは

4月15日にフェイスブック上にて公開された『ホビットの冒険』の舞台裏。

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有名映画人23名による公開書簡

アメリカで木曜日より開始となるDirecTVのプレミアムVODサービス。これは劇場公開後60日足らずの新作映画が$29.99という価格で視聴世帯に配信されるというものだが、昨日もお伝えしたようにこのシステムが劇場オーナーたちの大きな反感を買い、いま現在アメリカの映画業界は揺れに揺れている。

そしてこの騒ぎにアメリカの有名映画監督&プロデューサーも黙ってはおられず、ついに参戦。同サービスやスタジオ側の対応に懸念を持つ23名がスタジオ・オーナーに対し公開書簡を送りつけた。

そこに名を連ねたのは、マイケル・ベイ、キャスリン・ビグロウ、ジェームズ・キャメロン、ギレルモ・デル・トロ、ローランド・エメリッヒ、アントワン・フークワ、ピーター・ジャクソン、ショーン・レヴィ、ジョン・ランド―、ビル・メカニック、トッド・フィリップス、ブレット・ラトナー、ロバート・ロドリゲス、アダム・シャンクマン、ゴア・ヴァ―ビンスキー、ロバート・ゼメキスなど、とにかくスタジオ側も決して無視はできない大物ばかり。

文書を要約すると、

「映画業界は昨年、320億ドルもの劇場チケット売り上げを記録している。現段階において新作映画が劇場で独占上映される期間(ウィンドウ)は平均して132日。この期間を侵食することは映画産業の経済モデルを妨げるものであることをスタジオとケーブルテレビ会社に認識してもらいたい」

「たしかに昨今DVDの売り上げが落ち込んではいるが、かといって劇場上映期間を短期化することは何の解決にもならないどころか、業界内での共食いに陥ってしまうだろう」

「我々は話し合いの場を求める。そこでこの新サービスが既存の映画業界にいかなる影響を及ぼすのか、そのスタジオ側の見通しをきちんと説明してもらいたい。それが実施されるまでは、映画ファンらがこれまで通り劇場で楽しめるのに最も適した既存の上映システムを荒らさないでいただきたい」

などといったことが書かれている。

劇場主のみならず、多くの映画人たちが「これは始まりに過ぎない」と感じている。つまり「劇場公開60日後」という期間は後々さらに短縮され、いつしか「30日」になるだろう、と。ユーザーが$29.99が高過ぎると結論付けた場合にはこれがもっとディスカウントされる可能性も無いとは言い切れない。

ただし映画館がなくなるってことは現実的に言ってあり得ない。なぜならスタジオの収益の大部分は劇場興収に支えられているからだ。これがテレビ配信のみになると巨額の予算を必要とするブロックバスター系映画の採算が取れなくなり、すべてがテレビドラマと近似化してしまうだろう。これではますます共食いになってしまう。もっとも回避すべき方向性だ。

結局のところ、スタジオ側は新作公開後、その効力が切れないうちに先手を打って次のサービスを滑り込ませたいのだ。劇場興収においてある程度の金額を回収したのち、人々の頭の中にその映画の予告編や宣伝が刻み込まれているうちに次なる波を巻き起こしたい。それが今回のプレミアムVOD登場の経緯だ。

様々な想いがうごめくアメリカ映画業界。2011年の米興収は昨年を大きく下回っている。3Dの登場で映画料金は上がり、逆に観賞者数は減っているという現実。消費者の生活様式の変容。映画が持ちうるステイタスの変動。さて、これらは懸案の流れにどう影響するだろうか。

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オスカー候補ジャーナリスト、リビアで死亡

ガダフィ大佐率いる政府軍と反乱軍との激しい攻防が続くリビアで取材を行っていた、戦地カメラマンであり映画監督でもあるティム・へザリントンが死亡したとの報が飛び込んできた。享年4140歳。

Tim
ヴァニティ・フェア誌の取材で現地入りしていた彼は、リビアの都市ミスタラの大通りを移動中に迫撃砲RPGと呼ばれるロケット・ランチャーによる攻撃にさらされた。同行していたジャーナリストのうち2名が重傷を負い治療を受けている状況だという。追記:同行していたもう一人のジャーナリストも死亡が確認された。

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2011/04/20

業界震撼のVODサービス詳細発表

Direc 目下、アメリカの劇場チェーンを憤怒させている大手映画スタジオ&DirecTVによるVODサービスの詳細が明らかとなった。

ソニー、ユニバーサル、フォックス、ワーナーが参加するこの新機軸は、劇場公開された新作映画が60日後に早くもVODサービスとして自宅テレビで観賞可能となるというもの。このサービスが何の前触れもなく唐突に明るみとなったことで、これまで「封切後3~4ヶ月間はDVDリリース禁止」としてスタジオと付き合いを重ねてきた劇場チェーンの怒りと不信感は頂点に達し、その関係性に亀裂が入った状態となっている。

Justgowithit まず全米でのサービス開始日は4月21日。記念すべき最初の配信作品は"Just Go With It"。アダム・サンドラーとジェニファー・アニストン主演のソニー配給によるコメディ映画だ。今後のラインナップとしてはユニバーサルの『アジャストメント』、フォックスの"Cedar Rapids"、ワーナーの"Hall Pass"などが控えている。

これを利用するにはDirecTVに加入していてなおかつHD DVRを持っていることが条件となる。作品のDirecTV上でのリリース期間は2週間。ユーザーはこれらをHDにダウンロードし、制限時間内の48時間以内であれば何度でも再生を楽しめる(その後はHDから消えてしまう)。視聴料金は1作品当たり$29.99。

これを享受できる人がどれくらいいるかというと、まずDirecTV自体を視聴できるのが1920万世帯。その中でHD DVRを持っているのは600万世帯ほど。

なんだこれくらいの規模なのかとがっかりする人もいるかもしれない

しかしこれはあくまで出発点にすぎない。これから各スタジオの放つブロックバスター系の作品を劇場公開後60日足らずで自宅観賞できるとすれば…。約30ドルという料金はやや割高だが、それでもすべてが自宅で完結してしまうことにメリットを感じるユーザーも少なくないかもしれない。また、今後は「公開後60日」という目安が更に短縮化されていく可能性もある。

そうなれば劇場に集うお客さんの数は減少の一途をたどるだろう。劇場チェーンにとってこの独占上映期間はなんとも死守したい砦だった。が、何も預かり知らないところで秘密裏に進められた今回の“抜けがけ”劇。怒りのほどは測り知れないものがあり、劇場側はすでに同サービスの参加スタジオの配給作品に関して上映スクリーンを少なくしたり、予告編の上映回数を減らしたり、ポスターや看板の類を取り外したりといった対抗手段を講じているという。

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カンヌ審査員決定

5月11日~22日に開催されるカンヌ映画祭。そのメインとも言うべきコンペティション部門の審査員団が発表された。審査委員長ロバート・デ・ニーロと共に12日間を戦い抜く仲間たちは以下の通り。

ユマ・サーマン(俳優/アメリカ)、ジュード・ロウ(俳優/イギリス)、マルティナ・グスマン(女優・プロデューサー/アルゼンチン)、ナンサン・シー(プロデューサー/中国)、リン・ウルマン(評論家/ノルウェイ)、オリヴィエ・アサイヤス(映画監督/フランス)、ジョニー・トー(映画監督/香港)、そして昨年のカンヌにて"A Screaming Man"がチャド映画として初のエントリー&初受賞(審査員賞)を重ねたマハマット=サレー・ハルーン(映画監督/チャド)。

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ベン・アフレック、『ギャッツビー』参加ならず

『ムーラン・ルージュ!』のバズ・ラーマン監督によって製作中のF.スコット・フィッツジェラルド原作にして3D版の「グレート・ギャッツビー」。この登場人物トム・ブキャナン役に関して出演交渉を行っていたベン・アフレックが、次回監督作との兼ね合いにより出演を断念することとなった。

監督作『ザ・タウン』が世界的に絶賛されたベン・アフレックは、早くも次回作"Argo"の製作に向けて始動中。これは1979年、イランの首都テヘランで起こったアメリカ人人質事件のさなか、CIAが救出のためにニセの映画製作チームを現地へ送り込むという、ウソのようなホントの話がモチーフとなっている。

「ギャッツビー」はラーマン監督のお膝元オーストラリアで製作されることが決まっており(原作ではニューヨーク、ロングアイランドが舞台)、時を同じくして監督作を並走させなくてはならないアフレックとしてはこの身動きの取れなさがネックとなったようだ。

3D版「グレート・ギャッツビー」は主人公ジェイ・ギャッツビー役にレオナルド・ディカプリオが、彼が想いを寄せるヒロインデイジー役にキャリー・マリガン、ギャッツビーの親友であり本作の語り手でもあるニック・キャラウェイ役をトビー・マグワイアが演じる。

果たしてロバート・レッドフォードがギャッツビーを演じた1974年版を上回ることは可能なのか。そしてそもそも3D映画として撮る意味はあるのか。『ムーラン・ルージュ!』での栄光を取り戻すべく、ラーマン監督の奮闘は続く―。

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バットマン3にJGL&コティヤール正式加入、その役柄も発表

クリストファー・ノーランが手掛ける「バットマン」3部作の最終章、"The Dark Knight Rises"。2012年7月20日公開に向けていよいよ本格始動を迎えるこの期待作に関して、前から噂されていたジョゼフ・ゴードン=レヴィットとマリオン・コティヤールの出演と、その役柄が正式発表された。

Josephmallion_2 
コティヤールが演じるのは、ウェイン・エンタープライズの役員として登場する“ミランダ・テイト”という役柄だ。彼女は前作でレイチェルを失った悲しみに暮れる主人公ブルース・ウェインが再び彼の父の意志を継ぎこの巨大企業を立て直していくのを支える役どころ。

一方、ゴードン=レヴィットは“ジョン・ブレイク”という警官を演じる。彼はゴードン市警本部長(ゲイリー・オールドマン)による特命を受けて奔走する役柄とのこと。

ふたりの役柄についてはこれまでにもまことしやかな噂&情報が出回り、その都度このブログでもお伝えしてきたが、結果的に彼らが演じるのは原作に登場する有名キャラとは真逆の、ノーランらクリエイティブ・チームによるまったくの新キャラということになる。

それではなぜ、あのような噂&情報が流れたのだろうか。しかもJGL=アルベルト・ファルコーネ説については米有名業界誌ヴァラエティによって報じられたものだった(その一方で他紙の中にはこの情報に関して慎重な姿勢を示すものがあったのも事実だが)。

もしかすると2人の役柄には、今回のプレスリリースによって伝えられる表向きの顔とはまた別の、なにか特殊な秘密が隠されているのだろうか。

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2011/04/19

マット・リーヴス監督、またもや新作決定

J.J.エイブラムスと共に仕掛けた『クローバーフィールド』で脚光を浴び、日本で8月公開となる『モールス』(北欧映画『ぼくのエリ』の米リメイク)でまた新たな領域を垣間見せたマット・リーヴス監督。先週にもジョン・カーペンター監督作『ゼイリヴ』と原作を同じくする"8 O'Clock in the Morning"の新バージョンへの監督就任が伝えられたばかりだが、また新たに"The Passage"という作品を監督することが決まった。

ジャスティン・クローニンによる同名小説をもとにした本作は、今から数100年後の未来が舞台。政府により人間の寿命が更に延命される中、一方で肉体的にも精神的にも異常をきたす謎のウィルスが侵攻をはじめ、感染者が次々にヴァンパイアと化していく…という物語。リドリー・スコットが製作を担う。

実は本作、以前にはリドリー自身が監督することを視野に入れて調整が進められていた。既に『グラディエーター』『アビエイター』などで名高いジョン・ローガンによる脚本が完成してはいるものの、現在彼は「007」最新作の脚本執筆で大忙しらしく、マット・リーヴス就任後のリライト作業はまた別の脚本家&リーヴス自身によって進められることになりそうだ。

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3Dエロティック、初日記録を樹立

香港で大ヒット中の3Dエロティック・ムービー"Sex and Zen"。The Hollywood Reporterによると、本作が早くも記録を樹立したそうだ。

中国に古来より伝わる「肉蒲団」なる官能小説をベースにした本作は、4月14日に始まった香港での上映において初日興収279万香港ドル(36万米ドル)を売り上げた。

これは「カテゴリー3」と呼ばれる18禁映画における覇者『ラスト、コーション』(初日興収120万ドル)にダブルスコアの差をつけての記録更新であり、さらに本作は『アバター』の初日興収250万香港ドルさえ上回り、3D映画の枠組みでも初日記録を樹立した。

追記:BBCによると、本作の初日興収は「18禁」「3D」のみならず、香港で公開されたあらゆる映画における歴代NO.1にあたるとのこと。

ちなみに「カテゴリー3」における累計興収の歴代トップは今なお『ラスト、コーション』の4900万香港ドル。この地位は当時17年ぶりに記録更新されたもので、前チャンピオンは今回の3D版と原作を同じする1991年版の"Sex and Zen"(2000万香港ドル)だった。まったくもって中国の伝統エロ芸能、恐るべしである。それらの枠組みを取り払った累計興収NO.1の座には『アバター』(1億8000万香港ドル)が君臨している。

また、昨日このブログでは本作を「世界初の3Dポルノ」と表現したのだが、The Hollywood Reporterの記事によると、実は昨年、韓国で"Natali(ナタリー)"なる映画が3D仕様で公開されており、「ポルノ」とまではいかなくとも、「3D仕掛けの官能シーン」の括りではこちらを世界初とする向きも多いようだ。

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2011/04/18

世界初の3Dポルノ、ヒット中

Zen ジェームズ・キャメロンが『アバター』で3D革命を巻き起こして1年が過ぎ、ついに3Dは前代未聞の「エロ」の領域へと侵略をはじめた。

香港では先週木曜日より世界初の3Dポルノ映画"Sex and Zen 3D: Extreme Ecstacy"が公開を迎え、順調に客足を伸ばしている。観客は男性のみかと思いきや、女性客も大勢詰めかけ、チケットが完売する回も続出。中には中国本土からの旅行客なども多く含まれていたという。検閲制度の当たり前な中国本土ではこういう映画を楽しむことはもちろん不可能にひとしい。香港だからこそ成しうる、映画との一期一会というわけである。

清代に書かれた「肉蒲団」(The Carnal Prayer Mat)という古典官能小説をもとにする本作は、明朝末期、若い男がひょんなことから貴族社会へと足を踏み入れ、想像だにしなかったエロ体験に身を投じるという物語だ。1991年にも同タイトルの作品が公開されており、そちらは香港アダルト映画史上、最高となる興行収入をキープしつづけている。

製作費は320万ドル、使用言語は広東語。周防ゆきこ、原紗央莉ら日本人女優も出演しているという。香港のレーティングでは「カテゴリー3」という制限付きの分類にあたり、18歳未満は観賞不可となる。

プロデューサーのスティーヴン・シウJr.いわく「見どころはとても艶めかしいセックス描写の数々です。観客はまるで自分が登場人物と同じベットの淵にいるかのような臨場感を味わえるでしょう」とのこと・・・アホだ、この人、完全にアホだ。ちなみに今回のビジネスが成功した暁には、また新たなる続編をキャスト一新のうえ年内にでも始動させる用意があるそうだ。

本作はこれからアジアの各国での上映が予定されており、それからヨーロッパ、アメリカへと勢力を拡大させていく模様。香港では残念ながらIMAXでの上映が叶わなかったが、台湾ではIMAXで華々しいお披露目を予定されているとか。

世界に目を向けると、イタリアではエロティック映画の巨匠ティント・ブラスが『カリギュラ』(1979)の3Dリメイクを構想中と言われており、またラリー・フリント率いるポルノ雑誌「ハスラー」は、『アバター』の3Dエロ・パロディ化をもくろんでいるという噂も。

いったいぜんたい3Dの未来はどうなってしまうんだか。

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北米興行成績Apr.15-17

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Apr.15-17 weekend 推計

01 Rio  $40M
02 Scream 4  $19.3M
03 Hop $11.2M
 
04 Soul Surfer $7.4M
05 Hanna $7.3M
06 Arthur  $6.9M
07 Insidious $6.8M
08 Source Code $6.3M
09 The Conspirator $3.9M
10 Your Highness 
$3.8M

Riomovieposter
■ウサギが活躍したかと思えば次はインコ(オウム?)。20世紀フォックスの放つ3Dアニメ"Rio"が首位を獲得した。『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグがボイス・キャストを務める本作のオープニング興収4000万ドルは、"Hop"の3750万ドル、『ランゴ』の3900万ドルを超えて2011年の最高記録となる。なお、現在までのところ今年の累計興収においてトップを走る作品は"Rango"だ。その数字は1億1900万ドル。製作費は9000万ドル。『アイス・エイジ』シリーズのカルロス・サルダーニャ(リオ・デ・ジャネイロ出身)が監督を務める。

■大ヒットシリーズの11年ぶりの復活、"Scream4"は1930万ドルともう一歩の数字か。製作のディメンション・フィルムは2000万ドル半ばのヒットを期待していたようだが。観客の年齢層は25歳以下が多数を占め。男女比でみると女性客がやや多いとのこと。スタジオは今後、かつて旧作を楽しんだ世代が再び劇場へ足を延ばしてくれることを期待しているようだ。

ちなみにシリーズ中で最大興収を記録したのは第1作目(1996)の1億300万ドル。2000年に公開された『スクリーム3』はオープニング興収こそ3470万ドルとシリーズ最高値を記録したものの、その後失速して、最終的にシリーズ最低興収8900万ドルにてフェイドアウトしている。

■先週の覇者"Hop"は3位へ。累計は8260万ドルとなった。製作費は6300万ドル。4位には先週と変わらず"Soul Surfer"。先週比たったの30%落ちという強靭な下げ止まり力を発揮し、10日間の累計興収は製作費の1800万ドルをちょうど越えたあたり。5位の"Hanna"は先週より41パーセントほど売り上げを落とし、累計興収を2330万ドルとした。製作費は3000万ドル。なお、4位と5位は推計興収が接近しているので、確定後に順位が逆転する可能性もある。

■2007年の『大いなる陰謀』以来となるロバート・レッドフォード監督作"The Conspirator"は9位スタートとなった。"Rio"の5分の1以下の上映館数ながら、1館あたりのアベレージでみれば"Scream4"と同等の5500ドルほど。本作はリンカーン暗殺にまつわる史劇であり、共犯者として逮捕されたひとりの女性(ロビン・ライト)の抱えた秘密に弁護士(ジェームズ・マカヴォイ)が迫っていく物語。40代以上の観客が大多数を占めるとのこと。詳しくはこちらの過去記事をご覧あれ。

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2011/04/17

次回クルーニー監督作は「7000億ドルの男」?

ジョージ・クルーニーといえば、ただいま最新監督作"The Ides of March"の撮影が最終段階。大統領選における両陣営の泥沼の駆け引きにどっぷりとはまっていく若き広報担当者の姿を描く本作は、ライアン・ゴスリングが主演を務め、その上司にフィリップ・シーモア・ホフマン、対抗馬陣営の責任者にポール・ジアマッティといった強烈なキャストをそろえたことでも注目を集めている。米国では今年の10月14日の公開が予定されている(つまりアカデミー賞に参戦する意欲満々ってことだ)。

そんな中、Vrietyによると、ジョージ・クルーニーの製作会社スモーク・ハウスが、2008年の金融危機に関する映画企画へ参入することになりそうだ。現在、クルーニーの次なる監督作となることも含めて検討を進めているという。

本作はワシントン・ポストに掲載されたひとつの特集記事がベースとなる。主人公はインド系アメリカ人ニール・カシュカリ。金融危機の折、最大7000億ドルの不良資産救済プログラムを運営する機関のトップに就任した男である。興味深いことに彼はそれから1年もたたずして政府を去り、カリフォルニアの人里離れた山小屋に妻と共に引っ込んでしまった(彼自身はこれを「デトックス」と呼んでいるらしいのだが)・・・。

アメリカでは2012年の大統領選に向けて各党の候補者が少しずつ動きを見せ始めている。ジョージ・クルーニーが政治に重きを置いた映画企画に魅せられるのも、この重要な時期を見据えるがゆえなのだろうか。

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2011/04/16

「バットマン」アリーナ・ツアー

ブロードウェイ史上最高額の製作費をかけながら、呪いにかかったかのようにトラブルに見舞われ続けているブロードウェイ・ミュージカル版「スパイダーマン」。その一方では「バットマン」もスクリーンを飛び出し、ライブ・ショーとして製作が進められている。しかもイギリスで。

Batman20live3 BATMAN LIVE公式サイト

BBCが伝えるところによると、こちらは舞台とは一味違い、アリーナ級の広い会場を使って火花もアクションもアクロバットも盛りだくさんの、まさに“ステージ・ショー”になる模様。UKツアーは7月に始まり、アイルランドを経由したのちにヨーロッパやアメリカを回る。クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァン・ラースト氏はこう語る。

「(ミュージカル版)スパイダーマンとはまったく違います。共通点があるとすれば、同じヒーロー物ということだけ。我々の場合はアリーナを利用しますから、望みのままに会場内を自由に飛び回れる」

先週行われたプロモーション・イベントではそのセットデザインなどもお披露目。それらはゴッサムシティやサーカスのテントなども取り入れた全長30メートル級の巨大なものとなるようだ。また、この日のパフォーマンスでは舞台上にジョーカーが登場し、ショーに出演する敵キャラを自ら紹介した。そのラインナップはペンギン、リドラー、キャットウーマン、ハーレー・クィン、ポイズン・アイビーなど。

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「バットマンは生身の人間だから、彼に超常的なことをやらせる必要はありません。それでもこのショーにはワイアーなどを使ったたくさんの空中パフォーマンスが盛り込まれています」

このショーの実現に向けて、DCコミックとワーナーブラザーズと共に3年間に渡り構想を練ってきたエグゼクティブ・プロデューサーのニック・グレイスは言う。

「おなじみのスーパーヒーローと敵キャラに加え、このステージはイリュージョンあり、スタントあり、アクロバティックあり、マーシャル・アーツあり、それにバットマンの特殊な道具、ひいてはバットモービルまで登場します」

ストーリーは、“ディック・グレイソン”がいかにしてバットマンの相棒ロビンに就任したかというものになるようだ。「セックス・アンド・ザ・シティ」や「グレイズ・アナトミー」のアラン・ヘインバーグが脚本を手掛けている。

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2011/04/15

サミュエルがキング牧師に

説教俳優ことサミュエル・L・ジャクソンがキング牧師を演じる。といってもこれは演劇畑のお話。

英国ロンドンのウェストエンドで上演され、オリビエ賞などに輝くなどの高評価を獲得した"The Mountaintop"のブロードウェイ進出にあたり、長らく噂されてきたとおり、サミュエルがこのブラックカルチャーの、そして公民権運動のアイコンの役どころを体現することとなった。本作はサミュエルにとって初のブロードウェイ作品となる。

Kingsamuel
物語の舞台は1968年4月3日。この日、キング牧師は"I Have a Dream..."と並んで有名な"I've Been to the Mountaintop..."(私は山の頂きに立った)の演説で教会に集まった観衆を沸かせたあと、滞在先のモーテル306号室で休息をとることに。そしてひとりの女性従業員によってルームサービスが運ばれてきたのを機に、彼女との思いがけなくも深い“対話”がはじまっていく。

そしてこの翌日、彼はこの部屋から外へ出たときに銃撃されて命を落とす―。

キング牧師と並んで鍵となる女性従業員役にはハル・ベリーの名が長らく浮上していたのだが、彼女は養育に関する事情により、この日の発表では「出演の予定はない」とされている。

キング牧師に関してはこのところ映画畑での関連作が続々と企画されてはいるものの、『ボーン・アルティメイタム』のポール・グリーングラス監督による"Memphis"にしても、『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督による"Selma"にしてもなかなか前進できず、製作開始の日取りが決まらずにいる。サミュエル・L・ジャクソンの進撃がこの流れを演劇畑から後押しする原動力となってくれるといいのだが。

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2011/04/14

カンヌ映画祭、公式上映作品決定

Cannes_3第64回カンヌ国際映画祭のラインナップが発表された。5月11日~22日の日程で開催される世界最大の映画の祭典。今年はどんな嬉しい驚きが待ち構えているのだろうか。

コンペティション部門には日本から河瀬直美と三池崇史の二人が参戦。他にもアキ・カウリスマキ(フィンランド)、ナンニ・モレッティ(イタリア)、ダルテンヌ兄弟(ベルギー)、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(トルコ)、ペドロ・アルモドバル(スペイン)、ラース・フォン・トリアー(デンマーク)など巨匠がひしめき合い、そしてそして、伝説の巨匠テレンス・マリック(アメリカ)の"The Tree of Life"もまさかのコンペ入り。

【各部門審査委員長】

コンペティション:ロバート・デ・ニーロ
短編&シネフォンダシオン:ミシェル・ゴンドリー
「ある視点」:エミール・クストリッツァ
カメラドール:ポン・ジュノ

【オープニング作品】

MIDNIGHT IN PARIS /Woody Allen

【コンペティション】

THE SKIN I LIVE IN /Pedro Almodovar
HOUSE OF TOLERANCE /Bertrand Bonello
PATER /Alain Cavalier
FOOTNOTE /Joseph Cedar
ONCE UPON A TIME IN ANATOLIA /Nuri Bilge Ceylan
BOY WITH A BIKE /Jean-Pierre&Luc Dardenne
KE HAVRE /Aki Kaurismaki
HANEZU NO TSUKI /Naomi Kawase
SLEEPING BEAUTY /Julia Leigh
POLISSE /Maiwenn
THE TREE OF LIFE /Terrence Malick
THE SOURCE /Radu Mihaileanu
HARA-KIRI: DEATH OF A SAMURAI /Takashi Miike
HABEMUS PAPAM /Nanni Moretti
WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN /Lynne Ramsay
MICHAEL /Markus Schleinzer
THIS MUST BE THE PLACE /Paolo Sorrentino
Melancholia /Lars Von Trier
DRIVE /Nicholas Winding Refn

【ある視点】

RESTLESS /Gus Van Sant
THE HUNTER /Bakur Bakuradze
HALT AUF FREIER STRECKE /Andreas Dresen
HORS SATAN /Bruno Dumont
MARATHA MARCY MAY MARLENE /Sean Durkin
LES NEIGES DU KILIMANDJARO /Robert Guediguan
SKOONHEID /Oliver Hermanus
THE DAY HE ARRIVES /Hong Sangsoo
BONSAI /Cristian Jimenez
TATSUMI /Eric Khoo
ARIRANG /Kim Ki-Duk
ET MAINTENANT ON VA OU? /Nadine Labaki
LOVERBOY /Catalin Mitulescu
YELLOW SEA /Na Hong-Jin
MISS BALA /Gerardo Naranjo
HARD LABOR /Juliana Rojas & Marco Dutra
THE MINISTER /Pierre Schoeller
TOOMELAH /Ivan Sen
OSLO,AUGUST 31ST /Joachim Trier

【アウト・オブ・コンペティション】

LA CONQUETE /Xavier Durringer
THE BEAVER /Jodie Foster
THE ARTIST /Michael Hazanavicious
PIRATES OF THE CARIBBEAN 4 /Rob Marshall
KUNG FU PANDA 2 /Jennifer Yuh

【ミッドナイト・スクリーニング】

WU XIA /Chan Peter Ho-Sun
DAYS OF GRACE /Everardo Gout

【スペシャル・スクリーニング】

LABRADOR /Frederikke Aspock
LE MAITRE DES FORGES DE L'ENFER /Rithy Panh
MICHAEL PETRUCCIANI /Michael Radford
TOUS AU LARZAC /Christian Rouaud

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新007はソニー・ピクチャーズが配給

経営立て直しのための再出発をきった新生MGMが、その目玉となる作品「007」で再びソニー・ピクチャーズとタッグを組むことが正式に発表された。

過去の2作、『カジノ・ロワイヤル』(2006)と『慰めの報酬』(2008)で世界配給を担ったソニーは、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を続投&『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデスが監督を務める"Bond23(タイトル未決定ゆえの仮題)"においてMGMと共に出資も行い、MGMが直接配給する国以外での世界配給を担当する。公開日は2012年11月9日。

両者は次回の"Bond 24"でも同様の条件でタッグを組むことを予定しており、また「007」シリーズ以外でも、今後5年間のうちに両社が手掛けるそれぞれの新作映画に関して何か協力できる部分がないか引き続き可能性を探っていく模様だ。

たとえば現在ソニーは『ミレニアム/ドラゴン・タトゥーの女』のハリウッド・リメイクを製作中だが、順調にいけば3部作になるこのシリーズは主演が同じダニエル・クレイグということもあり、二作の間ではマーケティング手法などをめぐって様々な調整が必要なことから、何らかの協力が組まれることもあるかもしれない。

なお、MGMとソニーが組んだ『カジノ・ロワイヤル』は、製作費1億5000万ドルながら、世界で5億9424万ドルにも昇るチケットセールスを記録。続く『007/慰めの報酬』は製作費2億ドルで、世界興収5億8600万ドルを売り上げている。

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ウディ・アレン次回作にキャスティング続々

Page_3   今年のカンヌ映画祭で新作"Midnight in Paris"のオープニング上映を控えるウディ・アレンが、早くも次回作に向けてキャスティングを本格化させている。

すでにペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィン、それに『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグの出演が決まっている本作だが、新たに『インセプション』『ローラーガールズ・ダイアリー』のエレン・ペイジが交渉成立を迎えた模様。ジェシー&エレンの顔触れによりフレッシュな風を吹き込んだ作品となりそうだ。撮影は今夏、パリで行われる。

エレン・ペイジといえば、現在話題となっているのが"Super"というヘンテコ・ヒーロー映画だ。このブログでもトロント映画祭の頃から何度となくご紹介してきた本作なのだが、この度、まさかの日本公開が決定してしまった。本作でペイジはサイコパスなヒーローの側に控える助手(バットマンでいうところの“ロビン”といったところか)として、女優生命を賭けた迷演を披露しているのだとか。予告編はこちら

また彼女はアカデミー賞ドキュメンタリー部門オスカーを獲得した"Freeheld"の劇映画版への主演も決定している。本作は余命わずかと宣告された同性愛者の女性警官が、パートナーにきちんと遺族年金が渡るようにと当時の制度に変革をもたらそうとする物語。『トワイライト』『赤ずきん』のキャサリン・ハードウィックが監督を務める。

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「Dr.House」のヒュー・ローリーが"Mr. Pip"に主演

Hugh『シュレック』シリーズや『ナルニア国物語』シリーズで知られるアンドリュー・アダムソン監督が、ベストセラー小説「ミスター・ピップ」の映画化を進めている。

そしてこの主演に「Dr.House」のタイトル・ロールでお馴染みのヒュー・ローリーが決定した模様。撮影は5月に、ニュージーランド、ブーゲンビルで行われる。

物語の舞台はパプア・ニューギニアにあるブーゲンビル島。平和な日常は内戦に引き裂かれ、誰もが不安な毎日を過ごす中で、島で唯一の白人教師ミスター・ワッツは子供たちにお気に入りの小説を読み聞かせる。それはディケンズの「大いなる遺産」。その主人公“ミスター・ピップ”の姿に感化され、子供たちの心には何らかの火が点ったように思えた。誰もがフィクションの力に胸を動かされるその矢先、予想もしなかった悲劇が降り注ぐ―。

アダムソン監督は現在、ジェームズ・キャメロンと共に進めるシルク・ド・ソレイユをフィーチャーした3D映画の製作&監督を務めている。

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2011/04/13

パイレーツ4、カンヌ映画祭でお披露目

仏紙La Figaroによると、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が5月11日より開催の第64回カンヌ国際映画祭にてワールド・プレミア上映されることに決まったとのこと。ジョニー・デップ、ペネロペ・クルスをはじめ多くの出演者のレッドカーペット登場が予想されることから、カンヌ期間中、最大規模の盛り上がりを呈することは間違いなさそうだ。本作はこれまでシリーズを率いてきたゴア・ヴァ―ビンスキーに代わり、『シカゴ』や『NINE』などのミュージカル映画で名高いロブ・マーシャルが監督を務め、シリーズ初の3D仕様となることでも話題を呼んでいる。

今年のカンヌ映画祭の詳しいラインナップは今週の木曜日に公式発表となる。現在までのところウディ・アレンの最新作"Midnight in Paris"がオープニング作品に選ばれており、そのほか巨匠テレンス・マリックによる"The Tree of Life"の出品(コンペティション部門ではないとの見方が強い)が明らかになっている。

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マイケル・マン監督が金鉱ドラマに挑む?

Michael_mann『ヒート』や『インサイダー』などの男たちの熱いドラマで知られるマイケル・マン監督。その監督候補作として"Gold"と呼ばれる企画が浮上している。

本作は金鉱を掘りあてようと画策する投機家と採掘師たちの無慈悲なバトルを描いたもの。1948年にジョン・ヒューストン監督が発表した『黄金』の現代版(のようなもの)とも言われている。もともとパトリック・マセット&ジョン・ジンマンによって書かれたサンプル脚本が『クラッシュ』などで知られるポール・ハギスの目にとまり、彼の監督作として進められていたが、彼は急遽ほかの企画に心を奪われ、そして離脱。

その後、ハギスがこの脚本をマイケル・マンに紹介したことから、今度はマンがこれに魅せられ、映画化の権利を獲得するまでに至った。目下、マン自身が監督することを含めて調整中だという。彼とハギスらが製作も担う。

今現在、マイケル・マンが抱える他の長編企画には、バーナード・コーンウェルが著した1415年アジンコートの戦いを描く"Agincourt"や、戦場カメラマンとして名高いロバート・キャパの伝記物語などがある。

また彼はダスティン・ホフマン、ニック・ノルティ、ジョーン・アレンらが共演する競走馬をめぐるTVシリーズ"Luck"の製作総指揮のみならずパイロット版の演出も手掛けている。

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2011/04/12

カンヌ映画祭、名誉賞決定

今年のカンヌ映画祭から“名誉パルムドール”なる賞が創設され、その記念すべき1回目の受賞者として『ラスト・タンゴ・イン・パリ』や『ラスト・エンペラー』などで知られるイタリア人映画監督ベルナルド・ベルトルッチが選出されることとなった。授与は5月11日の映画祭オープニング・セレモニー内で行われる。

同賞は映画界で偉業を成し遂げながら、これまで一度もパルムドールの受賞歴のない映画監督に送られるもの。2002年にはウディ・アレンが、2009年にはクリント・イーストウッドが同様の名誉賞を受賞しているが、2011年からはこれがイレギュラーではなく、毎年恒例のものとして歴史を刻んでいくこととなる。

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2011/04/11

北米興行成績Apr.08-10

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Apr.08-10 weekend 推計確定

01 Hop  $21.7M
02 Arthur  $12.6M Hann $12.37
03 Hanna $12.3M
 Arthur $12.22
04 Soul Surfer $11.1M
05 Insidious $9.7M
06 Your Highness $9.5M
07 Source Code $9.0M
08 Limitless $5.7M
09 Diary of a Wimpy Kid 2 $4.9M
10 The Lincoln Lawyer 
$4.6M

■先週と変わらず"Hop"が首位をキープ。10日間の累計興収は製作費の6300万ドルを超えて、6800万ドルにまで達した。この映画のモチーフとなるキリスト教のイースター(復活祭)は4月24日なので、まだ数字を伸ばせるか?

2位(興収確定後、順位が入れ替わり3位に)はリメイク作"Arthur"が登場。30年前にダドリー・ムーアが演じた役を"Hop"でボイス・キャストを務めたラッセル・ブランドが担い、共演にはヘレン・ミレン。製作費は4000万ドルほどと言われている。観客層は25歳以上が65パーセント、女性客が56パーセントを占める。

3位(興収確定後、順位が入れ替わり2位に)には『プライドと偏見』や『つぐない』で文芸路線を貫いてきたジョー・ライト監督が挑んだ初のアクション"Hanna"。主演は『つぐない』『ラブリー・ボーン』のシーアシャ・ローナンだ。観客の男女比ではやや男性が多く、年齢層は25歳以上が大半を占める。製作費は4000万ドル弱と見られる。

■4位には女性サーファーの身に起こった実話を映画化した"Soul Surfer"。観客の56パーセントが25歳以下で女性客が8割を占めるのだとか。ナタリー・ポートマン主演の中世コメディ"Your Highness"は製作費5000万ドルながら思い通りの興収が上げられなかった。

■製作費150万ドルの低予算ホラー"Insidious"は10日間の累計興収を2700万ドルとした。先週比26パーセント減という数字はかなりの下支えが働いている証拠だ(2週目は平均して50%はダウンする)。また"Source Code"も先週比39パーセントと減少率が低い。製作費3200万ドルのこちらは累計興収2860万ドルまで達している。

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「スーパーマン」悪役キャスト決定

Shannon 『エンジェル ウォーズ』のザック・スナイダーが監督を務める新星「スーパーマン」の悪役キャストがついに正式発表された。

今回の敵となるのは宇宙より飛来せしゾッド将軍。かつて『スーパーマン2』でテレンス・スタンプが演じたこの役を獲得したのは…最有力候補のヴィゴ・モーテンセンではなく、候補に挙がっていたもう一人の俳優、マイケル・シャノンだ。

舞台俳優としてもすでに名高い評価を確立しているシャノンだが、映画畑で最も有名な仕事といえばディカプリオ&ウィンスレットの主演作『レボリューショナリー・ロード』だろう。幸せな夫婦の徐々に辿りゆく絶望の物語において不思議な触感を残す彼の役どころは観客の心を捉え、のちにアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるまでに至っている。また、マーティン・スコセッシ製作のTVドラマシリーズ"Boardwalk Empire"でも独特の存在感を発揮している。

新「スーパーマン」は主人公クラーク・ケント役にヘンリー・カヴィルが決定済み。その地球上での父母をケビン・コスナ―とダイアン・レイン、ヒロインをエイミー・アダムスが演じる。

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2011/04/10

有名俳優の『ハングオーバー2』カメオ出演がカット!?

ハリウッド・レポーターによると、大ヒットコメディの続編『ハングオーバー2』にカメオ出演するはずだったリーアム・ニーソンの撮影済みシーンが全てカットされることになったという。

お馴染みの面々が暴れまわる今回の舞台は、ラスヴェガスから一転して、タイのバンコック。ニーソンはそこでタトゥー・アーティスト役として撮影をこなしていたのだが、撮影後しばらくたってトッド・フィリップス監督は苦渋の再撮影の決断を迫られることに。しかしこのときすでにニーソンは『タイタンの戦い』続編の撮影に入っており、再参加することが叶わずじまい。結果的に、『きみに読む物語』や『私の中のあなた』の監督としても知られるニック・カサヴェテスが(俳優として)急遽代わりを務めることになったという。

元をたどればこの役は問題児俳優メル・ギブソンに与えられるはずだった。が、キャスト&スタッフの反発があまりに激しく、製作陣はこのアイディアをギリギリのところで断念。代わりに偶然にもスケジュールの空いていたリーアム・ニーソンを招聘して、カメオ出演の体裁を整えたはずだった。

そんなわけでニーソンまでもがメル・ギブソンの呪いに見舞われてしまった『ハングオーバー2』。アメリカでの公開日は5月26日。今度はどんなハチャメチャな道中が待ち構えているのだろうか。

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シドニー・ルメット逝去

Sidneylumet_2社会派映画の巨匠としてひと時代を築いた才能が、86歳の人生に幕を下ろした。その男、シドニー・ルメット。多くの映画ファンはヘンリー・フォンダ主演の『十二人の怒れる男』(1957)でその恐るべき演出力を目の当たりにし、本作はのちに三谷幸喜がこれを元ネタに舞台「十二人の優しい日本人」を著したことでも再評価され、さらには日本で裁判員制度が始まる際にも幾度となく引き合いに出されてきた。

また60年代には『質屋』(1964)、『未知への飛行』(1964)、70年代には『セルピコ』(1973)、『狼たちの午後』(1975)、『ネットワーク』(1976)などの骨太の作品群を手掛け、観客を圧倒的な状況の渦に巻き込んできた。

最期の作品となった『その土曜日、7時58分』(2007)は、規模は小さいながらその確固たる領域の中で名優たちが人間臭くうごめき、実に職人的な、見ごたえのある犯罪ドラマに仕上がっていた。

これほどの長い年月、映画界に変わらぬ緊張感を提示しつづけてきた監督は他にそういまい。手掛けた作品は50本以上。彼はこんな言葉を残している。

「私が願うのは“より巧く”なっていくこと。そのためには多くの作品で経験を積むしかありませんよ。もし自分の惚れ込んだ脚本がなければ、まあまあ良さそうなものをひとつをやる。もしそれさえもなければ、好きな俳優の出る作品か、あるいは技術的にチャレンジングなものをやる」

今さらながらとてつもなくハングリー精神旺盛な人だったことが伺える。たくさんの素晴らしい作品をありがとう。心よりご冥福をお祈り致します。そして願わくば、先に旅立った名優らと共に、天国でも相変わらずの“ルメット節”で数多くの社会派ドラマを作り続けていってくれますように。

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2011/04/09

バットマンにまた新たなキャストが

Josh クリストファー・ノーラン監督による「バットマン」シリーズ最終章"The Dark Knight Rises"に、また新たなキャストが加わった。

ハリウッド・レポーター誌が伝えるところによると、今回出演が決定したのは『ソーシャル・ネットワーク』で双子のウィンクルボス兄弟の片割れを演じていたジョシュ・ペンスという俳優。あれ?あの映画にこんな俳優でてたっけ?とお思いの方も多いだろう。実は映画の中でのウィンクルボス兄弟は彼とアーミー・ハマーのふたりによって演じられており、撮影後、VFXを使ってジョシュ・ペンスの顔面がハマーのそれに置き換えられるという処理が行われた。つまり彼は“顔なき出演者”ということになるわけだ。

話がそれた。「バットマン」の話だ。このジョシュ・ペンスに与えられる役どころは、なんと若き日のラース・アル・グール。『バットマン・ビギンズ』ではリーアム・ニーソンが演じたこの役だが、同記事の取材源によると、ペンスは現在から遡ること30年前のアル・グールとしてスクリーンに登場することになるという。これはつまり回想シーンということか。

"The Dark Knight Rises"のキャスティングをめぐっては、マリオン・コティヤールがラース・アル・グールの娘タリアを演じるのではないかという噂が拡がっており、過去の原作コミックが示す流れからすると彼女とバットマン=ブルース・ウェインの間に芽生える愛情が物語のひとつの軸になるという見方もある。

その他の決定済みキャストは、クリスチャン・ベイル、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンら続投組に加え、アン・ハサウェイ(キャット・ウーマン)、トム・ハーディ(ベイン)、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(アルベルト・ファルコーネ)ら。

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アン・リーの3D映画にトビー・マグワイアが出演

Maguireラスト、コーション』や『ウッドストックがやってくる!』の名匠アン・リー監督が現在インドで撮影中の3Dアドベンチャー『パイの物語』に、新たにトビー・マグワイアが出演することが決まった。

本作はヤン・マーテルのベストセラー小説をもとにした少年の漂流物語だ。主人公はインドからカナダまでたくさんの動物たちを移送する役目を担った少年パイ。彼が乗り込んだ貨物船は洋上で暴風雨にさらされ大破し、なんとか一隻のボートに乗り込んで命を繋ぎとめたものの、なんと同乗者はオランウータン、ハイエナ、トラ…。

成長して大人になったパイを『スラムドッグ・ミリオネア』『その名にちなんで』のイルファン・カーンが演じ、マグワイアの役どころはパイを取材する“インタビュアー”とのこと。マグワイアにとってアン・リー組への参加は『アイス・ストーム』や『楽園をください』に続いて3作目となる。

彼はバズ・ラーマンが進める『グレート・ギャッツビー』への出演も決定済み。共演はレオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン。こちらも3D映画として製作される。

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ラース・フォン・トリアー新作予告、登場

映画の衝撃度が『アンチ・クライスト』で一気に針の振り切れた感のあるデンマークの奇才ラース・フォン・トリアー監督。その最新作"Melancholia"の予告編が公開された。その静謐な映像の裏側に今回はどんな衝撃を隠しているのか。

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米メジャー・スタジオ、新戦略の行方

現在、アメリカの大手スタジオ各社と劇場チェーンとのバトルが勃発している。

そもそもの原因は、映画ファンの観賞スタイルの変化によってDVD販売が極度に伸び悩んでいることにある。この閉塞感に風穴を空けるべく、メジャー・スタジオのオーナーたちは半ば強引にビデオ・オン・デマンドとの蜜月を推し進めているのだ。

この横並びの戦略に名を連ねるのは大手スタジオ6社のうち4社(ユニバーサル、ソニー、ワーナー、フォックス)。DirecTVと組んだ彼らは、劇場で封切られたばかりの新作映画を、その60日後にビデオ・オン・デマンドで配信するという新たな流れを作りだそうとしている。

このシステム下では、ユーザーはひとたび視聴を始めると自宅のテレビ画面で2日両日の自由な観賞が可能となる。これは遠い未来の話ではない。サービス開始は4月下旬ごろ。その料金、30ドル。

もちろんこの料金は劇場での1人分のチケット代と比較するとかなり割高だ。しかし家族4人で劇場へ足を運ぶことを考えると、新サービスのほうが料金的にも労力的にもリーズナブルとみられるケースも多々あるかもしれない。つまり、これはスタジオ側から利用者への「ひとつの映画鑑賞スタイルの提案」ということになる。

だが、これらスタジオ首脳陣のたくらみは、これまでスタジオを共闘者と信じて戦い抜いてきた興行(劇場)主たちを完全に欺くものだった。劇場公開日とビデオ・オン・デマンドのリリース日が接近していれば、劇場に足を運ぶ観客を奪うことにもなりかねない。スタジオは劇場側に何の相談もなくこの流れを推し進めようとしていたのだから、大手劇場チェーンの怒りは大きなものとなっている。

そもそもDVD/ブルーレイの場合、この暗黙の不可侵期間を4カ月として、長らくバランスが保たれてきた。

しかし最近ではDVD売り上げが落ち込みが激しいことからこの絶対ラインを緩和し、劇場公開から3か月でDVDリリースされてしまうケースも多々見られるようになってきている。この劇場公開→DVDリリースまでの期間を業界では「ウィンドウ」と呼び、昨年の『アリス・イン・ワンダーランド』においては、この期間の短縮を求めるディズニーとこれを死守しようとする劇場側との間で激しい攻防が繰り広げられ、ヨーロッパ諸国では上映ボイコットを示唆する劇場チェーンまで現れたくらいだ。

その流れの中での新サービス登場だ。今回のビデオ・オン・デマンドでは「ウィンドウ」が不可侵期間にグッと食い込み、「60日」に短縮されるというわけだ。

大手チェーンの中には現時点ですでに上映ボイコットなども含めて対決姿勢を露わにするものもある。業界の論客や有名監督なども様々な立場でこの業界の岐路にコメントを投げかけている。

果たしてこのバトルは映画界全体に利益をもたらすような枠組みを創造しうるだろうか。そして同じくDVD/ブルーレイ販売のみならず洋画興行自体が落ち込む日本の映画界でも、間もなく、アメリカと同じような流れが巻き起ころうとしているのだろうか。

今後もこのニュースを追いかけていきたいと思います。

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2011/04/08

3D版「ギャッツビー」にベン・アフレック出演か?

Ben『ロミオ&ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ!』で知られるバズ・ラーマン監督が、ワーナー・ブラザーズと組んでいよいよ準備段階に入っている3D版「グレート・ギャッツビー」(スコット・フィッツジェラルド原作)。そのキャストとして新たにベン・アフレックが交渉入りしている模様。

本作のキャスティングに関しては、まず主人公ジェイ・ギャッツビーにレオナルド・ディカプリオ、原作で“語り手”も担うニック・キャラウェイ役にトビー・マグワイア、ギャッツビーが想いを寄せる既婚女性デイジー・ブキャナン役にキャリー・マリガンが決定している。ベン・アフレックが交渉中の役は、デイジーの亭主トム・ブキャナンとのこと。

ただしここで問題なのは、8月に撮影開始の「ギャッツビー」がベン・アフレックの『ザ・タウン』に続く監督作"Argo"(1979年に起こったイラン人質事件にまつわる、ウソのようなホントの話。雑誌に掲載された「CIAはテヘランからのアメリカ人救出すべく、いかにしてSF映画をでっちあげたのか?」という記事が原作)の撮影時期にかぶってしまうかもしれないということだ。

交渉成立に向けて両者の調整が進んでいる。

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ローランド・エメリッヒ新作は時代劇

今となってはその断片を思い出すことさえ忌わしい『2012』から打って変わって、破壊の帝王ローランド・エメリッヒが最新作で挑むのは、文学史最大の謎、すなわち「シェイクスピアの正体は何者だったのか?」。

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『トゥルー・グリット』少女にまた新たな出演作

Steinferd映画初主演作『トゥルー・グリット』でアカデミー賞候補に昇りつめた弱冠14歳のヘイリー・スタインフェルドにまた新たな1本が加わりそうだ。

ハリウッド・レポーターによると、すでに原作モノのミステリー"Forgotten"と「眠れる森の美女」という2本の企画への参加が伝えられる彼女が、現在、『トゥルー・グリット』以来はじめての出演作として「ロミオ&ジュリエット」の出演交渉に入っているという。

このウィリアム・シェイクスピアによる戯曲の映画化を手掛けるのは『フライト・オブ・ジ・イノセント』(1992)などで知られるイタリア人監督カルロ・カルレイ。『ゴスフォード・パーク』や『ザ・ツーリスト』のジュリアン・フェローズが脚本執筆を担うと共に、『幸せのちから』などで知られるガブリエル・ムッチーノらと共同で製作を務める。

製作費は1500万ドルほど。撮影は晩春よりイタリアにて行われる。

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カンヌ映画祭「カメラドール」審査委員長、決定

Joonho カンヌ国際映画祭で新人監督の長編デビュー作を対象に最高賞を競いあう「カメラドール」部門。その審査委員長に韓国の映画監督、ポン・ジュノが就任することとなった。同部門の最高賞に輝いた作品は、カンヌ映画祭のクロージング・セレモニー内でポン・ジュノの手によってトロフィーが授与される。

ポン・ジュノは最新作『母なる証明』が「ある視点」部門に出品されるなどカンヌでもお馴染みの顔。すでに国際的評価を不動のものにしている反面、カンヌ映画祭での受賞歴はまだ無い。

5月開催の今年のカンヌ映画祭では各部門の審査委員長に有名どころが名を連ねる。まずは映画祭のメインともいえるコンペティション部門の審査委員長にロバート・デ・ニーロ。そしてエミール・クストリッツァが「ある視点」部門、ミシェル・ゴンドリーが短編部門&シネフォンダシオン(学生映画部門)でそれぞれ重責を担う。

ほえる犬は噛まない殺人の追憶グエムルTOKYO!母なる証明

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2011/04/07

『ダーク・タワー』主演にハビエル・バルデム

Bardemロン・ハワード監督がテレビ&映画仕掛けで壮大に映像化しようとしているスティーヴン・キングの『ダーク・タワー』シリーズ。

その要ともいえる“最後の拳銃使い”ことローランド・デスチェイン役に、今年のアカデミー賞で主演男優賞候補となった『ビューティフル』のハビエル・バルデムが決まりそうだ。

Deadlineによると出演交渉は最終段階に入っており、すでにハワードらは「ハビエル=ローランド」を念頭に他のキャスティングを進めているという。

キングによる長い長いこのシリーズを映画化するのは至難の業だ。そこを製作陣は、メインとなる映画3部作に加え、その狭間にテレビシリーズを展開することで息の長い世界観を構築しようとしている。映画第1弾の撮影は今年の9月から開始。

なお、バルデムはサム・メンデスが監督を務める「007」次回作の悪役としてもオファーを受けている。

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キングの息子、ジョー・ヒルもなかなか特殊な怪奇世界を提示してくれる作家です。

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2011/04/06

「高慢と偏見とゾンビ」監督内定か?

難航していた映画版「高慢と偏見とゾンビ」の製作に一筋の光明が。Deadline Hollywoodによると、長期化した監督選びの結果、どうやら『ラースと、その彼女』のクレイグ・ギレスピーがその役目を担う方向で調整が進んでいるようだ。これが交渉成立すれば、デヴィッド・O・ラッセル、マイク・ホワイトらが次々と降板して以降、空白になっていた椅子がようやく埋まることになる。

この映画の原作は、すでに著作権が失効しパブリック・ドメインとなっているジェーン・オースティン著「高慢と偏見」に、あろうことか「ゾンビ」テイストを掛け合わせたもの。つまり、音楽でいうところのリミックスを、文芸畑で成し遂げてしまった異色中の異色作品だ。

主人公エリザベスやダーシーの生きるヴィクトリア時代では「ゾンビ」がはびこり、社会問題化している。そんなやるせない日常の中でふたりは、紳士淑女たることを自らに課しながらも、片や少林拳法の使い手として、片や最強の戦士として、日夜、ゾンビ殲滅のための訓練に余念がない。そんな荒々しさの中で巻き起こる、オースティン流のキュンキュンくる恋心の駆け引き。まさに愛の言葉をささやき合っているその傍から、ゾンビを一刀両断に伏すのである。

今回の監督選びでは作者のセス・グレアム・スミスも候補に挙がったとか。結果的に就任することは叶わなかったようだが、今後もグレアム・スミスが映画界の注目の的でありつづけることには変わりはない。まずは著書第2弾の"Lincoln:Vampire Hunter"(アブラハム・リンカーン合衆国大統領の裏の顔はヴァンパイア・ハンターだった!というお話)も映画化が着々と進行中。こちらは『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフが監督を務め、グレアム・スミス自らがが脚色を担当している。

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メグ・ライアンが監督デビュー作を準備中

かつてラブコメの女王と呼ばれ一世を風靡しながら、最近ではその姿をスクリーンで観る機会もめっきり減ったな、と思っていたら・・・。Vrietyによると、メグ・ライアンはただいま監督デビューに向けてを調整中のようだ。

そのタイトルは"Into the Beautiful"。「昔の仲間たちが、なにかのきっかけで再び一同に会する」といった、『再会のとき』を思わせる物語、とのこと。このストーリーラインでいえば『セントエルモス・ファイアー』なども同列に入るのだろうか。"Cavedweller"(今年のアカデミー賞で話題となった『キッズ・オールライト』のリサ・コロデンコが監督)のアン・メレディスが脚本を手掛ける。

いまのところメグ・ライアンはカメラの裏側の監督業に徹し、本作に出演するつもりはないようだ。まもなくキャスティングがスタートし、撮影は秋ごろ、ニューヨークで行われる予定。

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歴代NO.1の“長編デビュー作”はどれだ?

ハリウッド史上、長編デビュー作の中で最も高い世界興収を記録したのは誰だ?

Kasinsky これまでは2006年にJ.J.エイブラムスが『ミッション:インポッシブル3』で弾き出した3億9750万ドルがその頂点に君臨していた。が、この記録をようやく塗り替えた者がいる。その人の名前は、ジョセフ・カジンスキー。そう、35歳という若さにして1億6500万ドルという巨額の製作費を任され、『トロン:レガシー』で長編デビューを果たした監督だ。同作は現在までに世界で3億9900万ドルを稼ぎ出している。

もちろん、これは単なる記録に過ぎない。興行収入はあくまで製作費との比較によってそれが成功か否かを判断されるべきだし、その点でいうと『トロン:レガシー』はディズニーにとって理にかなったビジネスと言えたのかどうか。

ちなみに『ミッション:インポッシブル3』も製作費に1億5000万ドルが拠出されていて、製作費と興収の兼ね合いでいえば『トロン:レガシー』と似たりよったりだ。しかしながら『トロン:レガシー』は3Dの追加料金による増加分も大きく、これを観客数の視点で見つめなおすとこの「歴代1位」の称号もやや味気ないものとなる。

また、過去にはもっと低予算で同レベルの興収を引き当てた新人監督もいた。1994年にはヤン・デ・ボンが『スピード』で監督デビュー。3000万ドルの製作費ながら3億5000万ドルの世界興収を記録。1999年にはサム・メンデスのデビュー作にしてアカデミー賞(作品賞)受賞作『アメリカン・ビューティー』が予算1500万ドルで3億5600万ドルもの鉱脈を引き当てた。当時から現在に至るまでのチケット代の変移を考慮に入れると、これらの数字は『トロン:レガシー』のそれよりも遥かに高い水準だったと言えるのかもしれない。

*ジョセフ・カジンスキー監督は次回作に"Oblivion"というSFを構想中。だが共に企画を温めていたディズニーはこの映画の趣向が同社のターゲット層からは外れているとして離脱を表明した。またこれ以外にカジンスキーはディズニーと共同で『ブラックホール』(1979)のリメイクを進めている。

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2011/04/05

ジャッキー、あなたって人は…

ご存じの通り、今回の東日本大震災による巨大な被害の報を受けて、香港ではあのジャッキー・チェンが大規模なチャリティ・イベントを展開している。ハリウッド・レポーターがジャッキーの取材を交えて伝えるところによると、4月1日(金)に行われた"Artiste 311 Love Beyond Borders"はたった3時間で330万ドルもの義援金を集め、今なおジャッキーの元には追加の義援金が集まりつづけているという。

これまでにも世界各国の震災に対して支援の行動を起こしてきたジャッキーは、今回もすぐさま頼れる仲間たちに電話してこのムーブメントを立ち上げた。スタッフ、会場が決まれば、あとはそれに続く出演者たちが必要だ。彼は母国のみならず、日本、韓国、インドネシア、シンガポールのエンターテインメント業界の友人らに直接連絡を取り、出演を呼び掛けた。プロダクション・チームは出演者は40人ほどが妥当だと主張したが、彼の人徳のなせる技だろう、結果的にはアンディ・ラウ、ドニー・イェン、ワンダーガールズ、パク・ジニョン、千昌夫、中村雅俊、AKB48(3人のみの参加だったようですが)、ジュディ・オング、アグネス・チャンをはじめ300人もの出演者が壇上に立った。外国からの参加者の渡航費や滞在費などはすべてジャッキーが支払い、なおかつこのせっかく集まってくれた仲間たちにどんな役目をお願いするべきか、スタッフ一同で知恵を絞り合った。オーストラリアからはジャッキーと親交の厚いライオネル・リッチーも衛星回線にて参加した。

2005年のインド洋沖大津波の際には7時間、2008年の四川大地震の際には8時間に渡るイベントを開催した彼らだが、今回は会場(香港のヴィクトリア・パーク)の制約でこの3時間にすべての力が集約されることとなった。「エイプリル・フールに開催することは気が引けたんですが、会場や出演者のスケジュール上、仕方がありませんでした。我々はむしろ前に進むことを決意しました」。

本日付の朝日新聞の朝刊によると、この日のステージでは渡辺謙らがYouTubeで配信した「雨ニモマケズ」の朗読に触発され、この宮沢賢治の詩をバラードに乗せた「不要輸給心痛(心の痛みに負けないで)」が日本語で歌われたという。

ジャッキー・チェンはこれまでに、少なくとも彼の人生における稼ぎの半分を何らかの義援金として提供してきた。「最悪なのは、他人に求めるばかりで自分では何もしないこと」と語る彼は、こうも宣言する。

「死ぬ時に銀行の口座に1ドルも残さないこと、それが私の目標です」

実際、彼にとってお金を稼ぐことは難しいことではない。それは世界中の誰の目から見ても明らかなこと。彼自信もそのことを自負しており、「それが本当に簡単なら、すべて投げ打ってしまえばいいじゃないか!」とも考えているという。それは苦ではない。躊躇もしない。なぜなら、「そう考えるとき、とても幸福な気持ちになる」から。そう言いきれるジャッキーの真の強さ。彼がスクリーンで体現してきた不撓不屈の精神は、実生活ではもっともっと大きなものだった。そのことに彼の映画で育ってきた者として、心の底から勇気づけられる。

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シャマラン最新作はスミス父子が主演

『エアベンダー』が栄えあるゴールデン・ラズベリー(最悪作品賞)賞を獲得し、いろんな意味で勢いに乗っているM.ナイト・シャマラン監督(『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメント君は飲酒運転&マリファナ所持で逮捕歴がついてしまったし)。

そんな彼の最新作にウィル・スミス&ジェイデン・スミス親子が主演することが正式に決まった。同作はソニー・ピクチャーズの旗印のもとで製作される。

現在のところ"One Thousand A.E."と呼ばれているこのプロジェクトは、1000年後の未来を舞台に、地球に不時着した宇宙船の乗組員父子が、今や人類が住まなくなったこの惑星でサバイバルを繰り広げるSFアドベンチャー。脚本はシャマランではなく、『ザ・ウォーカー』のゲイリー・ウィッタが担当している。

当初ウィル・スミスは製作のみに徹する予定だったが、大事なジェイデンをシャマランにまかせっきりにしてしまってはマズいと感じたのか、『幸せのちから』(2006)以来の父子共演に挑むこととなった。なお、昨年公開されたウィル・スミス製作&ジェイデン・スミス主演の『ベスト・キッド』は製作費4000万ドルながら世界で3億6000万ドルを売り上げる大ヒットを記録している。

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カンヌ公式ポスター発表

Cannes今年の5月11~22日の日程で開催される第64回カンヌ国際映画祭。その公式ポスターが発表された。

この被写体として艶めかしくポージングしているのはフェイ・ダナウェイ。これは1970年に、のちに『スケアクロウ』でパルムドール受賞監督となるジェリー・シャッツバーグによって撮影されたフォトグラフだ。

そのシャッツバーグとダナウェイが組んだ"Pazzle of a Downfall Child"はユニバーサル映画によるリマスター作業を経て、今年のカンヌでついにその生まれ変わった姿を観客のもとに届けることになっている。

公式上映にはふたりも登壇する予定。

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2011/04/04

【レビュー】SOMEWHERE サムウェア

映画の見方が分からなくなってしまった。これっぽっちもだ。おそらく世の中には大きな物語と小さな物語とがあり、小さなものは小さいなりに、大きなものは大きいなりに、世界のどこか遠く遠くにいる誰かの心に届くように紡がれていくものだと思っていた。また自分でもそれらの物語にチューニングしてすぐさま感覚を埋没できるように、経験を重ねてきたつもりだった。その自負がいつしか自惚れにすり替わっていたのだろう。ソフィア・コッポラが描く『サムウェア』を観て激しく動揺した。僕の日常に突如として舞い降りてきたこの映画は、僕が丹念に耕してきたと思い込んできた感性の土壌に、全くと言っていいほど着地する場所を見出さなかった。

ソフィア・コッポラはこれまでにも「大きな事件ではない、日常の中のささやかなこと」への着眼を徹底してきた。あの歴史絵巻『マリー・アントワネット』でさえ、彼女の手にかかるとマリーの日常の「ささやかなこと」に着目したガーリーなムービーと成り得てしまった。またそこに巨匠フランシス・フォード・コッポラの娘として映画界、芸能界の酸いも甘いも見つめてきたソフィアならではの目線もシンクロして、大きな物語はごく個人的な、小さな小さな物語へと収束していった。彼女の映画はフィクションという“虚構”の渦中にありながら、究極的にはすべてが等身大の彼女の中に渦巻く“リアル”に端を発している。

そんなソフィアが『SOMEWHERE』では自分と同年齢ほどの男性の目線で世界を見つめる。スティーヴン・ド―フ演じるのは、芸能人御用達のホテル“シャトー・マーモント”に入り浸る、ひとりのハリウッド俳優。先の見えない、先を見つめない生活を送る彼のもとに、ある日、幼い娘がやってくる。いつでも父親ってわけではない。ほんのときどきだけ、父親として側にいてあげられる彼。そうやって娘と暮らしていくうちに、彼の中でも微かな心の変化が巻き起こってくる。ここで娘というファクターが生まれるのは、『マリー・アントワネット』から本作に至るまでの間でソフィア自身が母となったからなのだろう。

本作では冒頭からすべてがくるくると回転している。フェラーリも轟音を立てながらサーキット内をくるくる。ポールダンサー姉妹もふたりそろってくるくる。ダコタ・ファニングの妹、エル・ファニング演じる幼い娘もスケートリンク上でくるくると回転する。それらはすべて主人公の、まるで宇宙空間をゆっくりとキリモミしながら浮遊するかのような心境の投影にも思える。そんな彼がやがてその軌道から抜け出して、フェラーリのエンジンを切り、自分の足で歩きだそうとする。フェラーリやシャトー・マーモントは彼にとって繭のような存在だ。彼はいま、じっとしていれば自分の傷つくことのないその温床からついに羽ばたこうと…

実際にはこの書き方はフェアではない。世にある多くの映画は冒頭から終幕に向けて空気を流動させていく引力によって「いま自分がいる位置」を踏みしめながら観賞することができる。が、『サムウェア』では、あれ、いまどこにいるんだろう?と自分を見失う瞬間がしばしば存在した。そこでは物語の引力に身を任せることが叶わず、無風状態に漂う空気や景色に身を晒さねばならない。誤解を恐れずにいうならば、僕にはこれが恐ろしかった。何も考えずにこのシーンだけを抽出すれば、フォトジェニックな美しい一瞬なのかもしれない。だが僕には一つ間違えるとこれらの風景の中で足場を失い、その場にずっと閉じ込められてしまいそうな、宇宙的な“出口のない永遠”を感じてしまった。それはもう、絶望的といっていいほどに。

映画の見方がわからなくなった。まるで宇宙空間に何年も存在し、それでようやく地球上に戻ってきた飛行士のようだ。僕の中では決して好き嫌いに類別できる映画では無いが、それをあえて前向きにとらえてみることにする。

つまり、こうだ。

映画とはそもそも個人の嗜好では無く、自分自身を知るためのツールなのだ。そして本作のようないわば“未知との遭遇”によってこそ自分の中の秘めたる感性が微かなこれまでに奏でたことのない音響を発するのだ。くるくるから、キリモミから脱出しよう。フェラーリのエンジンをオフにしよう。ホテルからチェックアウトしよう。歩き出そう。そうしていざなわれる場所こそ、“サムウェア”と名付けられた聖域といえるのだろう。

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ソフィア・コッポラのパートナー、トーマス・マーズ率いるPhoenixの"Wolfgang Amadeus Phoenix"は、僕が2011になって最よく聴いているアルバムのひとつだ。『サムウェア』のサントラは洋邦問わずリリースされていないのだが、使用楽曲のいくつかはこのアルバムで耳にすることができる。お薦めの一枚。

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北米興行成績Apr.01-03

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Apr.01-03 weekend 推計

01 Hop  $38.1M
02 Source Code  $15.0M
03 Insidious $13.5M

04 Diary of a Wimpy Kid:Rodrick Rules $10.2M
05 Limitless $9.4M
06 The Lincoln Lawyer  $7.0M
07 Sucker Punch $6.0M
08 Rango $4.6M
09 Paul $4.3M
10 Battle: Los Angeles 
$3.5M

■キリスト教圏で「4月」「ウサギ」とくれば、連想するのは誰もが同じ。ユニバーサルが「イースター」を題材に送る実写とアニメーションの融合ファンタジー"Hop"が、予想を上回る推計興収3810万ドルを売り上げて首位を獲得した。この数字がそのまま確定すると、"Rango"を上回り2011年最高のオープニング成績となる。

製作費は6300万ドル。観客の75パーセントは12歳以下の子供とその家族で占められるという。本作はプロデューサーのクリス・メレダンドリが20世紀フォックス(アニメーション部門)から独立し、ユニバーサルと組んでプロデュースする第2作目にあたる。(第1作『怪盗グル―の月泥棒』も世界中で大ヒットを記録したことが記憶に新しい)。

■2位には『月に囚われた男』のダンカン・ジョーンズ(デヴィッド・ボウイの息子)が装いも新たに送るSFサスペンス"Source Code"。今度の舞台は月ではなく、地球上。爆破された通勤電車に乗り合わせた乗客それぞれの最期の8分間の身体に入り込み、真犯人を突きとめようとする主人公の極秘ミッションを描く。出演はジェイク・ギレンホール、ミッシェル・モナハン、ヴェラ・ファミーガ。観客の男女比はほぼ半々で、年齢層では18歳~49歳が76%を占める。製作費は3200万ドルほど。

■3位は"Insidious"。『SAW』シリーズで知られるジェームズ・ワンが監督、彼とコンビを組むリー・ワネルが脚本を、そして『パラノーマル・アクティビティ』のオーレン・ペリがプロデューサーを務めるという3者揃い踏みのホラー映画が登場した。内容はまたもや新居に越してきた家族を待ちうける怨霊の呪いのようだが・・・。製作費は150万ドル足らずで、すでに国外への配給権セールスだけで元が取れているという。観客は25歳以下が多くを占める。

■先週No.1を獲得した"Wimpy Kid 2"は子供客の多くを"Hop"に奪われ、先週比57%減の興収で4位となった。累計興収は3800万ドルほど。製作費は2100万ドル。対する"Limitless"と"The Lincoln Lawyer"は中高年層による下支えが続き、他作品に比べて興収の下げ幅も少ない。"Limitless"は現在までに製作費のほぼ2倍となる5500万ドルを売り上げ、"The Lincoln Lawyer"は製作費4000万ドルをちょうどカバーできたあたり。2週目のエンジェル・ウォーズ』(原題"Sucker Punch")は先週比68%という大幅減。製作費8000万ドルのところ、国内ではまだ3000万ドルほどしか回収できていない。

■トップ10圏外でも動きがあった。先週までR指定版での上映だった『英国王のスピーチ』が、多くの要望によりお子様でも楽しめるPG-13に生まれ変わった再編集版が上映スタート。先週の(R指定版の)興行収入は150万ドル程度だったが、新(PG-13)バージョンは20%減の120万ドル程度でのスタートとなった。配給のワインスタイン・カンパニーでは4月19日に通常版のDVDがリリースされた後もしばらくはこのPG-13版を上映しつづけたい構えの模様。

■ボックスオフィス全体では、『タイタンの闘い』や黒人観客層に大人気のタイラー・ペイリー監督作"Why Did I Get Married Too"が封切られた昨年同時期に比べて30%近くも売り上げがダウンしている。

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Hop

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2011/04/03

『トワイライト』続編スタッフから異例のお願い

『トワイライト』シリーズの続編として製作中の"Breaking Dawn"2部作の流出画像の増殖が止まらない。すでにこれらはツイッターやブログなどを介した個人レベルでネズミ算式に増えており、事態を重く見た製作陣はついにファンに対して直接呼びかける声明を発表した。

これは原作者ステファニー・メイヤー、監督のビル・コンドン(『ドリーム・ガールズ』など)、プロデューサーのウィック・ゴッドフリーらの連名によるもの。

「我々はこの映画をとても誇りに思って取り組んでおり、それゆえ現段階でのこのような流出は俳優陣や監督、それにサミットのスタッフの激しい動揺に繋がっています。お願いです。ネット上でのアップをやめてください。見たい誘惑に駆られるでしょうが、どうかこれらを目にすることなく、それから他の人に送るのもやめてください。すべてが美しく仕上った本作が届くのをお待ちください」

まあ、これら流出画像は本シリーズで人気絶頂となったクリステン・スチュワート&ロバート・パティンソンのベッドシーンのようなので、アメリカで大ファンを自称するお年頃の女子たちにとってみれば「これだけでごはん3杯はいける!」というくらいの熱狂的なものなのでしょうか。

さて、呼びかけの効果のほどは、いかに?

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『グリーン・ランタン』4分間フッテージ登場

アメリカでは6月17日に公開されるDCコミック(スーパーマン、バットマンと同じ)3Dヒーロー映画『グリーン・ランタン』。その4分間のフッテージがサンフランシスコで開催中の映画業界のコンベンション“Wonder Con”にてお披露目された。これを見れば"Lantern"の意味がよく理解できる。そうか、故郷の長崎の名物行事「ランタン・フェスティバル」と同じ「ランタン」だったのか・・・。出演はライアン・レイノルズ、ブレイク・ライブリー、ピーター・サースカード、マーク・ストロング、ティム・ロビンス。それに声の出演としてジェフリー・ラッシュも参加。監督は『007/カジノロワイヤル』のマーティン・キャンベル。

日本人にはかなり馴染みが薄いものの、スーパーマン(1938年)、バットマン(1939年)に続く1940年にコミック初登場した古株ヒーローである。

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2011/04/02

【レビュー】婚前特急

邦画を潤沢な資金と有名俳優を投入して全国シネコン展開、なおかつ全国ネットでTV告知を大量投下できるメジャー作品と、そうでない作品とに分けるとすると、本作は明らかに後者に属する。それにマーケティングをガッチリと固めてくる前者にくらべると、『婚前特急』の外見上の佇まいは少々飛っつきにくいものがあり、僕個人の主観を例に取ると、あたかもアジアの他国から届いた(“本国では大ヒット”と銘打たれた)ラブ・コメディのような温度差を感じていた。

そんな感じで、うがった角度で観はじめたものだから、「吉高由里子が、5人の男を手玉にとり、その中から本命の恋人を見つける・・・」といった情景にも、僕はやや失礼なリアクションを露わにしていたかもしれない。

いま考えると大変失礼なことをした。

というのも、映画が進むにつれて、だんだんと姿勢を正し始める自分に気付いたからだ。

これまで自分がこの映画について摂取していた表層はフェイクだった。ストーリーの力を超えて本作をリードする吉高由里子は、どんな高飛車なセリフもちょっと掠れ気味の、低音の効いたトーンで、自らの内部にナチュラルに血肉化させて吐き出していく。その一挙手一投足に引きずられる5人の男たちも素敵だ。攻める吉高。受ける男たち。攻める吉・・・。だが、この途上で思わぬ具合にその形勢が逆転する。5枚のカードの中から最もあり得ない男が吉高を追い込み、彼女に隠された怪物性を露わにさせていくのだ。

プロットだけを見れば「うぬぼれたヒロインが苦杯をなめる」という、ごくありふれたものに受け取られそうだが、実際には演出側の挑戦がふんだんに詰め込まれており、製作陣がこの若手監督と俳優らの才能に賭けようとした意気込みが伝わってくる。編集やCGなどでは決して誤魔化しようのない長回しを入念に仕掛け、そこで徐々に醸成されていく特殊な空気をナショナル・ジオグラフィックのカメラよろしく執念深く映し撮って提示してくる。まだいくか?まだカットの声をかけないのか?これは放置なのか?それとも計算なのか?

とりわけクライマックス、文字通りに壁をブチ破り、映画が閉塞感を突き抜ける瞬間、何とも言えない気持ちよさに包まれた。これは同時に「最近面白い邦画に出逢えないな…」と嘆いてきた自分の本音を突き破る開放感でもあった。

今後の作品で前田弘二監督がどんな演出を仕掛けてくるのか。長編第一作目でこれほど驚かさせてくれたのだから、次回作ではもっと凄いことになりそうだ。そしてあの吉高由里子の暴走に堂々と渡りあった浜野謙太(SAKEROCK)の神がかり的な存在感については、いまだにスクリーンで目にしたものがすべて夢ではなかったかと、俄かに信じられなくなるときがあるのだ。

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3D版「白雪姫」の主演決定

Lilycolinsアリス・イン・ワンダーランド』の成功により一気におとぎ話熱に火が付いたハリウッドでは、現在2本の「白雪姫」映画が同時進行中。その片方のリラティビティ・メディアが製作する3D版"Snow White"(タイトル未決定)の主役がついに決定した。

その名はリリー・コリンズ。サンドラ・ブロックに主演女優賞オスカーをもたらした『しあわせの隠れ場所』でサンドラの娘役を演じた若手女優で、父親はなんとあのミュージシャン、フィル・コリンズとのこと。

この役を巡っては先日、『つぐない』『ラブリー・ボーン』のシーアシャ・ローナンも候補に挙がっていると伝えられたが、彼女の抜擢はなくなった。

本作は『ザ・セル』や『ザ・フォール/落下の王国』などで知られる映像派のターセム・シンが監督を務め、女王役にはジュリア・ロバーツ、王子様役には『ソーシャル・ネットワーク』の双子兄弟をひとりで演じたアーミー・ハマーが決定している。

アメリカでの公開は2012年6月29日。

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2011/04/01

ピクサーの日本人アーティストがチャリティ・オークションを開催

海の向こうで活躍する日本人アーティストが、母国の復興のために尽力している。

LAタイムズによると、ピクサー、ルーカスフィルム、ドリームワークス、ニコロデオンなどのアニメーション・スタジオで才能を振るうアーティストたちの作品を集めたチャリティ・オークション「One~ひとつ~」が、4月2日にサンフランシスコで開催されるという。同キャンペーンはその後、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、トロントなどの都市でも展開されていく予定だ。

今回、中心になってアーティストらの参加を呼び掛けたのは、『トイ・ストーリー3』でアート・ディレクターを務めたピクサー所属の堤大介さん(映画のクレジットではDaisuke"Dice"Tsutsumi)。堤さんはこれまでにも様々なキャンペーンに携わってきた経歴を持つ。そのネットワークとノウハウは今回の日本の大震災の報を受けてすぐさまArtists Help Japanを立ち上げるのに大いに役だったという。

現在までに集まった収益金は4万ドル。これらは被災地の復興支援金として送られる。

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ジェームズ・フランコが大学講師に

Franco 映画の役柄ではなく、実生活で、本当に

映画『127時間』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、今年のアカデミー賞の司会も務め上げたジェームズ・フランコが、秋学期からニューヨーク大学のTisch School of Arts(芸術学部)の大学院にて映画製作の授業を受け持つことになった。詩をショートフィルムとして表現していく演習がメインになるという。受け持つ生徒は最大12人ほどになる。

実はジェームズ・フランコ自身も同大学院の生徒でもあり、5月に(MFA)芸術修士を得て卒業する予定。アカデミー賞授賞式の折にはフランコがその後のパーティーに姿を見せなかったことが話題になったが、実は彼は、翌日の授業に出席するために空港へと直行し、ニューヨークへとんぼ返りしていた。

映画やテレビドラマへの出演はもとより、短編小説集"Palo Alto"の出版やインスタレーション、ドキュメンタリー作品を手掛けるなど幅広い活動で知られるフランコに、また新たな顔が加わりそうだ。

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クロエ・モレッツ、『ダーク・シャドウズ』に出演か?

ChloeDeadline Hollywodによると、『キック・アス』のヒット・ガールとして大躍進を遂げたクロエ・モレッツが、ティム・バートン&ジョニー・デップの8度目となるタッグ作"Dark Shadows"への出演に向けて交渉に入っているという。

これが成立すれば彼女はミシェル・ファイファー演じるコリンズ家の女家長コリンズ・ストッダードの娘役を演じることになる。60年代のソープオペラ(昼ドラマのこと。石鹸会社がスポンサーのことが多く、こういうを呼び方をする)を原作とした本作では、彼らの暮らす屋敷で数々の怪奇現象が巻き起こり、肝心のジョニー・デップは約200年ぶりに蘇る彼らのご先祖様にして吸血鬼、バーナバス・コリンズ役を演じる。

500日のサマー』、『キック・アス!』、それに『ぼくのエリ/200歳の少女』のハリウッド・リメイク版"Let Me In"に出演してきたクロエ・モレッツはマーティン・スコセッシが手掛ける3Dファンタジー"Hugo Cabret"(原作の邦題は「ユゴーの不思議な発明」)の撮影が終了し、続くデレック・マーティーニ監督作"Hick"ではブレイク・ライブリーやアレック・ボールドウィンと共演。そして『キック・アス!』の第2弾への出演も予定されている。

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英国チャリティ・イベント主催者、転売サイトを糾弾

BBCの記事によると、東北・関東大震災で被災された方々を支援すべく、英国赤十字とミュージシャンたちが共同で企画したチャリティ・コンサートが4月3日に開催されるという。出演するのはリアム・ギャラガーのビーディ・アイ、プライマル・スクリーム、グレアム・コクソン、リチャード・アシュクロフト、ポール・ウェラー、ザ・コーラル。

これだけの豪華な面々ゆえ3月25日に売り出されたチケットも即完売となっているわけだが、この機に及んで大問題となっているのがインターネットを経由したチケットの転売行為である。その売値も正価の倍以上に跳ね上がっているのだとか。

イベントを主催するSJMはこれまでにもコンサート・チケットに付き物の転売サイトに対して「このチャリティ・チケットは除外するように」とのお願いを出してきたが、eBayとその他もうひとつのサイトではなおも提供を続けているのだそうだ。

SJMは「日本で被災された方々の悲惨な現状から利益を得る行為を我々は断じて許さない」とし、それらのサイトを「不快極まりない」と糾弾している。

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