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2011/04/20

業界震撼のVODサービス詳細発表

Direc 目下、アメリカの劇場チェーンを憤怒させている大手映画スタジオ&DirecTVによるVODサービスの詳細が明らかとなった。

ソニー、ユニバーサル、フォックス、ワーナーが参加するこの新機軸は、劇場公開された新作映画が60日後に早くもVODサービスとして自宅テレビで観賞可能となるというもの。このサービスが何の前触れもなく唐突に明るみとなったことで、これまで「封切後3~4ヶ月間はDVDリリース禁止」としてスタジオと付き合いを重ねてきた劇場チェーンの怒りと不信感は頂点に達し、その関係性に亀裂が入った状態となっている。

Justgowithit まず全米でのサービス開始日は4月21日。記念すべき最初の配信作品は"Just Go With It"。アダム・サンドラーとジェニファー・アニストン主演のソニー配給によるコメディ映画だ。今後のラインナップとしてはユニバーサルの『アジャストメント』、フォックスの"Cedar Rapids"、ワーナーの"Hall Pass"などが控えている。

これを利用するにはDirecTVに加入していてなおかつHD DVRを持っていることが条件となる。作品のDirecTV上でのリリース期間は2週間。ユーザーはこれらをHDにダウンロードし、制限時間内の48時間以内であれば何度でも再生を楽しめる(その後はHDから消えてしまう)。視聴料金は1作品当たり$29.99。

これを享受できる人がどれくらいいるかというと、まずDirecTV自体を視聴できるのが1920万世帯。その中でHD DVRを持っているのは600万世帯ほど。

なんだこれくらいの規模なのかとがっかりする人もいるかもしれない

しかしこれはあくまで出発点にすぎない。これから各スタジオの放つブロックバスター系の作品を劇場公開後60日足らずで自宅観賞できるとすれば…。約30ドルという料金はやや割高だが、それでもすべてが自宅で完結してしまうことにメリットを感じるユーザーも少なくないかもしれない。また、今後は「公開後60日」という目安が更に短縮化されていく可能性もある。

そうなれば劇場に集うお客さんの数は減少の一途をたどるだろう。劇場チェーンにとってこの独占上映期間はなんとも死守したい砦だった。が、何も預かり知らないところで秘密裏に進められた今回の“抜けがけ”劇。怒りのほどは測り知れないものがあり、劇場側はすでに同サービスの参加スタジオの配給作品に関して上映スクリーンを少なくしたり、予告編の上映回数を減らしたり、ポスターや看板の類を取り外したりといった対抗手段を講じているという。

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