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2011/04/28

「ターミネーター」シュワちゃん込みで、始動

長らく迷走を続けてきた『ターミネーター』が動き出しそうだ。シリーズ第5作目となる続編の製作権利がついに代理店CAA(Creative Artists Agency)を通して各スタジオに向けて売りに出された。

Schw 注目すべきは、このパッケージとして「アーノルド・シュワルツェネッガー主演」という項目も組み込まれていること。これは本人が新作への関与を承諾したということを意味し、映画にとっても、知事任期終了後に俳優復帰の道を模索していたシュワちゃん本人にとっても大きな前進となる。

同権利には他にも、『ワイルド・スピード』シリーズで知られるジャスティン・リン監督や、『ビルとテッドの地獄旅行』や『ジュマンジ』のベテラン製作者、ロバート・コートの参加なども含まれている。脚本家などはまだ決まっていない。

現在のところ、ユニバーサル、ソニー&ライオンズゲート(共同で)、CBSフィルムズなどが興味を示しており、交渉成立に向けた競争激化が予想される。

が、ジャスティン・リン監督が関与するとなれば、『ワイルド・スピード』シリーズの製作で気心の知れたユニバーサルが本命なのではないかとの見方も強まっている。

そもそも『ターミネーター』権利の獲得競争のはじまりは、『ターミネーター4』を製作した権利所有会社ハルシオンが倒産してしまったことに由来する。すぐさま伝家の宝刀である同作の権利が競売にかけられ、ヘッジファンド会社パシフィコーが、2950万ドル+続編1作ごとに500万ドルずつの追加支払いを行うことを条件に、これに競り勝った。

しかしながらパシフィコーは映画製作のノウハウを蓄積した会社というわけではないので、単独での続編製作などできるはずもない。よって今回のように代理店を経由して、「この内容(条件)での製作を許可しますよ」というパッケージが売りに出されたというわけだ。

今回の権利パッケージは、さも狙いすましたかのように、ジャスティン・リン監督作"Fast Five"(a.k.a.『ワイルド・スピード5』)の米公開直前に売りだされた。

これでリン監督の肩書は「次回作であの『ターミネーター』を手掛ける~」などと、とても見栄えのするものにグレードアップされて拡がっていくことになる。現時点で"Fast Five"は大ヒットが確実視されているが、今回の件は映画の成功をさらに後押しするものとなることだろう。

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