ダニー・ボイルの新作スケジュール
Deadline Hollywoodによると、『スラムドッグ・ミリオネア』、『127時間』で快進撃を続けるダニー・ボイル監督が次回作"Trance"を9月に、ロンドンで撮影する意向を固めたそうだ。つまり、オリンピックの仕事に携わる前にこの仕事をやっつけてしまおうというわけだ。
記事によると、同作は美術品強盗をモチーフとし、ボイルの出世作『シャロウ・グレイヴ』や『トレインスポッティング』の系統を継ぐエッジの効いたテイストになる。脚本家などはまだ決まっていない。ボイルとプロデューサーのクリスチャン・コールソンは現在、製作参加、世界配給などに関してフォックス・サーチライトやPatheと協議中とのこと。製作費は『スラムドッグ』『127時間』と同じ1000万ドル台になる模様。
2012年のロンドン・オリンピックでは開会式の芸術監督という大役を担うことになったダニー・ボイル。2008年のチャン・イーモウに続き映画界からの大抜擢ということで注目が集まっているが、ボイルは来年1月からこの仕事一本に没頭することになり、その間は"Trance"もじっくり棚上げ、いや、熟成されることになる。そして8月以降、彼が重責からようやく解かれた後に満を持して製作が再開される。今のところ本作の公開予定は2013年3月ごろとされている。
2012年のオリンピックには、ボイルのほかに、『リトル・ダンサー』『愛を読む人』のスティーヴン・ダルドリー監督もセレモニーの総合演出ほか総合プロデューサーのひとりとしても深くかかわることになっている。
| 固定リンク
「NEWS」カテゴリの記事
- 【NEWS】サム・メンデスがBond24に正式決定(2013.07.12)
- 【NEWS】デップが現代版ドンキホーテをプロデュース(2012.12.06)
- 【NEWS】クルーニー監督作にマット・デイモンも仲間入り(2012.12.05)
- 【NEWS】スパイダーマン2にデーン・デハーン参戦決定(2012.12.04)
- 【動画】Pacific Rim(2012.11.29)
「【地域:英国発】」カテゴリの記事
- 『ウィンストン・チャーチル』関連の執筆記事(2018.04.06)
- ウィンストン・チャーチル(2018.03.26)
- パディントン2(2018.01.10)
- キングスマン ゴールデン・サークル(2017.12.15)
- パディントン駅(2017.11.30)