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2011/06/06

北米興行成績Jun.03-05

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jun.03-05 weekend 推計

01 X-Men:First Class  $56.0M
02 The Hangover 2 $32.4M
03 Kung Fu Panda 2  $24.3M

04 Pirates of the Caribbean 4 $18.0M
05 Brodesmaids $12.1M
06 Thor $4.2M
07 Fast Five $3.2M
08 Midnight in Paris $2.9M
09 Jumping the Broom $0.86M
10 Something Borrowed 
$0.83M

■先週の『ハングオーバー2』に続き、今週も注目のビッグタイトルが登場。『X-Men ファースト・ジェネレーション』が首位を獲得。実に2位から7位までズラリと興収1億ドル越え作品が並んだ今回のボックスオフィス成績は、昨年の同時期に比べて30%の興収アップを記録している。

Moviexmenfirstclass

■それでは『ファースト・ジェネレーション』の成績から詳しく観ていこう。本作の舞台は60年代。X-Menシリーズの重鎮とも言うべきプロフェッサーXとマグニートらが出逢い、共にキューバ危機をはじめ冷戦の影にうごめく悪へと立ち向かおうとする物語だ。『つぐない』『ウォンテッド』のジェームズ・マカヴォイが後にツルっパゲるプロXを、日本未公開"Hunger"が国際的に絶賛され『イングロリアス・バスターズ』にも出演したミヒャエル・ファスベンダーがマグニートを演じる。監督は『キック・アス!』のマシュー・ヴォーン。

■観客層は男性客が58%、25歳以下が46%となっている。『マイティ・ソー』の観客における25歳以下層が28パーセントにすぎなかったことを考えると、スタジオ側が目論む“若返り策”は少しは効果を発揮していると言えるのかもしれない。製作費は1億6000万ドル。

■このオープニング週末(金~日)興収5600万ドルは、果たしてヒットなのか不発なのか。過去のX-Menシリーズの興行結果は以下の通り。

X-Men オープニング5450万ドル/累計1億5730万ドル
X-Men2 8560万ドル/2億1495万ドル
X-Men3 1億280万ドル/2億3436万ドル
ウルヴァリン 8510万ドル/1億7988万ドル

また伝統シリーズの再起動作ということで以下の代表作を概観してみると・・・

バットマン・ビギンズ オープニング4870万ドル/累計2億530万ドル
スーパーマン・リターンズ 5253万ドル/2億ドル
007カジノ・ロワイヤル 4080万ドル/1億6740万ドル
スタートレック 7520万ドル/2億5773万ドル

これらの数字を踏まえると、市場はX-Menシリーズの最新作というよりは、「伝統シリーズの再起動」として本作を見つめているようにも思える(もちろん『スタートレック』という例外はあるものの)。米FOXもヒュー・ジャックマンが登場しない、まったくの新キャスト、新監督で送る本作の興収を肯定的に受け止めているようだ。

これらの「再起動」ヒット作に共通するのは口コミを連動しての「持久力」が極めて高いということ。その数字がなかなか落ちない。全ては次回以降"First Class"がこの興収をどれだけキープしつづけられるのかにかかっている。

Hangover ■先週の覇者『ハングオーバー2』の2週目は先週末に比べて62%落ち。平均的な下落率が50%であることを考えるとやや落ち過ぎか。それでもアメリカでの累計興収は順調に伸びており、現在までに1億8690万ドルまで達している。またアメリカ製コメディにしては国外でのウケも良く、世界各国で稼ぎ出した興収1億5150万ドルを加えると、本作の世界興収は3億3840万ドルとなる。製作費は8000万ドル。前作の最終的な米興収は2億7730万ドルだったが、果たしてこの壁を超えることは出来るだろうか?

■『カンフー・パンダ2』は3位。先週末に比べての下落率は49%だった。平均よりも約1%分の下げ止まりが働き、興収1億ドルを突破。製作費は1億5000万ドル。トップ10圏内の他作品に比べるとどうしてもインパクトに欠ける印象だが、国外ではすでに1億2500万ドルを売り上げており、米興収と合わせると世界興収は2億2650万ドルに達する。

■『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は4位。累計興収は1億9000万ドルを越え、国外では6億ドルを突破。それらを合わせて世界興収は7億9000万ドルほどとなる。

■大作ひしめくこの時期にあって伏兵のごとく存在感を放つコメディ"Bridesmaids"は製作費3000万ドルながら、興収1億ドルを突破。この冠を得て、名実ともに「大ヒット作」の仲間入りとなった。5週目のマイティ・ソー』は、累計1億7000万ドル弱。6週目のワイルド・スピード MEGA MAX』は2011年公開作の中で最速となる興収2億ドルを突破。

■ウディ・アレン監督作"Midnight in Paris"は依然として8位にとどまる。先週よりも90館ほど増やし150館レベルとなった興行だが、相変わらず1館あたりのアベレージが好調で2万ドル弱を維持している。伝説の監督テレンス・マリックによるカンヌ映画祭パルムドール受賞作ツリー・オブ・ライフ』は上映館数を4つ増やし20館となった。それでもアベレージは3万1千ドル強。

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