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2011/06/20

北米興行成績Jun.17-19

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jun.17-19 weekend 推計

01 Green Lantern $52.7M
02 Super 8 $21.25M
03 Mr.Popper's Penguins $18.2M
 
04 X-Men: First Class $11.5M
05 The Hung Over 2 $9.63M
06 Kung Fu Panda 2 $8.7M
07 Bridesmaids $7.49M
08 Pirates of the Caribbean 4 $6.2M
09 Midnight in Paris $5.24M
10 Judy Moody and the NOT Bummer Summer 
$2.2M

Green_lantern_2 ■DCコミックの伝統ヒーローが映画界に参戦。『バットマン』シリーズのワーナー・ブラザーズが放つ『グリーン・ランタン』が金~日の推計興収5270万ドルを売り上げ、首位を獲得した。日本人にはあまり馴染みのないこのヒーローだが、コミックに初登場したのは1940年。スーパーマンの1938年、バットマンの1939年に続く大御所ヒーローなんですね。多くの新参者ヒーローにとっては「ランタン先輩!」って感じでしょうか。ちなみにザ・フラッシュとは同級。

さて本作の興行はどうだったかというと、まずは初日の金曜日になかなかの順調な滑り出しを見せたものの、通常ならば興収が上がるはずの土曜日になるとガクンと数字が落ち、当初5800万~6000万ドルとの興収予測は結果的に下降修正を迫られることとなった。観客の内訳をみると、64パーセントが男性客、63パーセントが25歳以上。

またこのところ業界全体が注視している3D興行(とくにアメリカの)については、『グリーン・ランタン』全興収の45パーセントにとどまった。また通常ならば3D興行で圧倒的な強さを見せるロシアでは、首位を『スーパー8』に譲る結果となった。全体的な観客数が減り、そこで生じる減収分を3D追加料金でカバーしている映画業界だが、3D技術がすでに「ものめずらしさ」から「成熟期」に入っている現在において、大幅な戦略見直しが必要とされそうだ。またこの低迷に『トランスフォーマー3』がいかに太刀打ちできるかで今後の勝負が決定づけられるだろう。

■先週の覇者『スーパー8』は2位となった。ミドル・エイジが客層の中心ということもあり(構成年齢が高まるにつれ、初日集中ではなくなだらかな集客傾向となる)先週末比40パーセント減という素晴らしい下げ止まりを披露(通常ならば50パーセントほど落ちる)。2週目の国内興収を7280万ドルとし、これに国外分を含めると、世界興収は9480万ドルとなる。製作費は5000万ドル。

Popper ■ジム・キャリーが世界に愛される児童書に挑んだ"Mr. Popper's Penguins"はやや弱い滑り出し。とは言っても、キャリー復活作として話題になった『イエス・マン』とほぼ同等の興収。『イエス・マン』はこの後、息の長い興行展開を呈して最終的に1億ドル目前まで辿りついたので、フォックスとしては本作でも同じことが2度起こることを願わずにはいられない心境だろう。観客の内訳は、58パーセントが25歳以下。56パーセントが女性客。Cinema Score(観客調査)における満足度は"Aマイナス"と高い。製作費は5500万ドル。

■4位のX-Men ファースト・ジェネレーション』は累計興収を1億2000万ドル弱とした。国外興収を合わせると世界興収は2億8310万ドル。製作費は1億6000万ドル。

5位の『ハングオーバー2』は国内2億3270万ドル+国外2億5600万ドルとなり、これらを合算した世界興収は4億8870万ドル。これは前作の世界興収4億6750万ドルを凌駕する数字だ。ただし前作はアメリカだけで2億7700万ドルを売り上げており、こちらを追い抜けるかどうかは今後の頑張り次第といえそうだ。

その『ハングオーバー』の妹分とまで言われている"Bridesmaids"は3000万ドル級の製作費ながら、累計興収を1億3700万ドルほどにまで押し上げている。

■なお、今タームにおけるボックスオフィス全収益は、『トイ・ストーリー3』が公開された昨年同時期に比べると24パーセント減にあたる。今週末からは米で『カーズ2』が封切られるが、この落差を埋められるか?

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