デル・トロ新作に実力派の黒人俳優が参加
この人は覚えておいた方がいかもしれない。
いま注目の黒人俳優、イドリス・エルバ。もう間もなく日本公開となる『マイティ・ソー』では神界と下界とを隔てる橋の“盲目の番人”として鮮烈な印象を残し、他にも『ゴーストライダー』続編やリドリー・スコット監督作『プロメテウス』に出演。さらにはクエンティン・タランティーノ最新作"Django Unchained"の主演候補にまで躍り出ている彼(タランティーノ的にはウィル・スミスを一番指名しているのだが、この交渉がなかなか思うように進まず、エルバやジェイミー・フォックスの名前が取りざたされている)。
そんなエルバが、ギレルモ・デル・トロの新作"Pacific Rim"に出演することが決まった。
『ヘルボーイ2』以降、手を出す作品がことごとく暗礁に乗り上げるという悪夢を体験してきたデル・トロだが、今回挑むのはモンスターVS地球人防衛軍(そう呼ぶかは知らないが)との壮絶なバトル。しかもここでは獰猛な敵に対抗するために、人類は巨大ロボットを操縦して戦うのだとか。どうやら日本の伝統芸とも言うべき“ロボット物”の影響も強く刻まれているようだ。
本作にはすでにチャーリー・ハンナムの参加が決定済み。これに加わるエルバの役どころも"lead roles"のひとつとされている。この人物、"Sensei"と呼ばれること以外まだ何も分かっていないのだが、これが指し示すのはどう考えても日本語の「先生」以外にありえないだろう。もしかすると格闘技か何かの師匠役だろうか。またこのSensei役はもともとトム・クルーズのために書かれたものだったとも言われている。
脚本を手掛けるのは『タイタンの戦い』とその続編にも参加しているトラヴィス・ビーチャム。秋ごろの撮影開始を予定している。
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