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2011/07/18

北米興行成績Jul.15-17

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Jul.15-17 weekend 推計

01 Harry Potter 7 Part2 $168.5M
02 Transformers:Dark of the Moon $21.25M
03 Horrible Bosses $17.6M
 
04 Zookeeper  $12.3M
05 Cars 2 $8.3M
06 Winnie the Pooh  $8.0M
07 Bad Teacher $5.2M
08 Larry Crowne $2.6M
09 Super 8 $1.9M
10 Midnight in Paris 
$1.89M

Hp7 ■各紙が"Harry Potter makes History!!"と讃えている。アメリカでは日付が変わって金曜日になると同時に封切られた『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』が、猛烈な勢いで各種記録を更新中だ。すでに封切直後の米深夜興行記録(4350万ドル)、初日興収記録を樹立(9210万ドル)している本作だが、続く金~日のオープニング週末興収においても『ダークナイト』(1億5840万ドル)を上回る1億6860万ドルという数字を打ち出し、めでたく新記録を樹立した。

『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』レビュー
『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』レビュー

また世界興収の勢いも止まらない。アメリカの1億6850万ドルに対し、ハリー・ポッターの文化的お膝元たるUKは3660万ドル。そのほか、オーストラリアは2670万ドル、ドイツは2570万ドル、フランス2390万ドル、日本2150万ドルなどなど。これら世界における初日~日曜の売り上げ総計は4億7600万ドルに昇り、これは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が持つ3億9400万ドルを易々と上回っての新記録となる。

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Cinema Scoreによる劇場調査によると、観客の54パーセントは女性、また55パーセントが25歳以上と、この一大センセーションを構成する性別、世代の“偏りのなさ”が顕著となっている。また同調査による観客の映画評価は平均して「A」という驚きの強さを獲得。

ただし、映画業界的な不安要因を一つ挙げるとすれば、それはやはり3Dスクリーンが占める興収割合に尽きる。本作のアメリカにおける3D興収シェアは43パーセントにとどまり、『トランスフォ―マー3』で持ち直したはずの勢い(初週末には60パーセントのシェアを達成)に再び影を落とす結果となっている。

しかしそうは言っても、これほどの大きな興収記録を叩き出した作品ゆえ、3D興収はこれまた巨額の7250万ドルにまで到達している。これは『アリス・イン・ワンダーランド』のオープニング週末3D興収8130万ドルに次ぐ史上2位の成績にあたる。つまり『ハリー・ポッター』の米3D興行には明確な二面性がある。シェアの面で読み解くと暗い話となり、興収そのもので読み解くと明るい話となるわけだ。

■3週目となるトランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』はその国内累計興収を3億280万ドルとした。2週目となる"Horrible Bosses"は先週末と比べて下げ幅が38パーセント以下という強さを見せた(通常だと平均して50パーセントほど下落する)。製作費3500万ドルにして、累計はすでに6000万ドルを突破。同じく2週目の"Zookeeper"も先週比39パーセント減という下げ止まりぶり。上位2作と違って2Dフォーマットということもあり、カウンター・プログラムとして客足が動いた可能性もある。カーズ2』は『ハリー・ポッター』にごっそりと3Dスクリーンを持っていかれ、興収の推移にも陰りが見え始めてきた。現時点で累計1億6532万ドル。製作費2億ドルを国内だけで回収できるかどうかがひとつの指標となる。世界興収は2億9000万ドルほど。

■今週唯一の初登場となったのはディズニー名物キャラ「くまのプーさん」こと"Winnie the Pooh"。興収は800万ドルほど。ディズニーによる出口調査によると、85パーセントが子連れの家族客。62パーセントは女性客。38パーセントが11歳以下。そして53パーセントが18歳以上。一方、"Bad Teacher"は安く巧みに作って手堅い興収を確保する中規模ビジネスの典型。製作費2000万ドルながら累計興収は8800万ドルを超えた。これが1億ドルまで到達できるかどうか関係者は息を呑んで見守っているところだろう。

■また昨日、このブログでもお伝えしたが、10位の"Midnight in Paris"は金曜日分の興行でもってその累計興収が4000万ドルを越えた。この瞬間、ウディ・アレン監督作としては『ハンナとその姉妹』(興収4000万ドル)を超えるキャリア最大のヒットを樹立したことになる。

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