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2011/07/20

レイフ・ファインズ監督第2弾

Ralph 『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモートとして長き旅路を終えたレイフ・ファインズは、この最終作の撮影と機を同じくして映画監督としても新たな一歩を踏み出していた。シェイクスピアの「コリオレイナス」を現代風にアレンジしたその名もストレートに"Coriolanus"は、今年2月に開催されたベルリン映画祭でもコンペ部門に出品され、高い評価を獲得している。

これによほどの自信を得たのか、ファインズは早くも監督第2弾に向けて行動を開始したようだ。それは英国が誇る大作家チャールズ・ディケンズの秘めたる愛の物語。ディケンズは晩年、エレン・ターナンという女性と13年に及ぶ不倫関係を続け、このことは彼の死後もしばらくのあいだ秘密とされてきた。映画のタイトルは"The Invisible Woman"。入念なリサーチを経て書かれたクレア・トマリンによるベスト・セラーをベースにしている。

ファインズは現在、この映画のヒロイン役にふさわしい女優を探すべく、すでに何人かと面接を進めているという。彼のウィッシュリストにはイモジェン・プーツ、アビー・コーニッシュ、フェリシティ・ジョーンズ、キャリー・マリガンなどが含まれているとか。また、一時はファインズ自身がディケンズ役を演じるのでは?ともウワサされていたが、主演も務めた前作"Coriolanus"とは違い、今作では監督のみに徹する構えのようだ。

Imagesca7o887l この企画を進める一方、レイフ・ファインズはトレヴァー・ナン演出のシェイクスピア劇「テンペスト」の公演を控えるほか、マイク・ニューウェル監督による「大いなる遺産」(原作はチャールズ・ディケンズ)ではマグウィッチを演じる予定。また彼は「007」の新作への出演も決定している。

余談だが、ディケンズといえば、クリント・イーストウッド監督作『ヒア アフター』ではマット・デイモン演じる主人公の愛読書としてディケンズの本が登場する。彼はディケンズの描く小説世界になぜか親近感を抱き続け、いつかロンドンを旅する際には必ずディケンズの自宅を訪れてみたいと思っている。そして映画のラスト、いまでは資料館となっている念願のその場所へ足を踏み入れ、言い知れぬ穏やかな気持ちに包まれる―。先の大震災の影響で(冒頭の津波シーンによる)なかなかDVD化されない本作ですが、もしも今後機会が得られれば、その点にも注目して見てみてください。

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