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2011/07/29

ハリウッドの暴動騒ぎ

アメリカ現地時間の27日、夜。ハリウッドのチャイニーズ・シアター付近の大通りで暴動が巻き起こり、LAPDの警官隊が鎮圧に乗り出す騒ぎとなった。

Riot
この日、チャイニーズ・シアターでは世界最大規模の音楽イベント「エレクトロニック・デイジー・カーニバル」に迫ったドキュメンタリー、その名も"Electoronic Daisy Carnival Experience"の招待制プレミア上映会を実施。

…にしてはあまりにたくさんの人が詰めかけ過ぎている(そもそもこんなに席があるはずがない)。群衆はやがて通りを遮断し、わけのわからない熱狂と混沌に包まれていく。そして警官隊の投入。それに抗う若者たちとの間で小競り合いが続き、やがてパトカーに乗り上がって咆哮する人、そしてパトカーが炎上しているとの未確認情報も飛び交い、やむを得ず警官隊が彼らに対して殺傷性のないビーンバッグ弾を発砲する事態にまで発展した。

この状況が巻き起こっているさなかでは各メディアもまだ詳細が掴めず、LAタイムズでも「多くの人が上映会場に入れろと声をあげている」といったリポートに終始していたのだが、ここから徐々に事の裏側が明らかとなってくる。

実はこの暴動の原因は有名DJによるツイットにあった。彼の名はDJカスケード。この日、チャイニーズ・シアターで上映されたドキュメンタリー作品にも登場するひとりだ。彼はフォロワーに対し「本日18時より、チャイニーズ・シアターにてブロック・パーティーを行う!」とのツイットを投稿(ブロック・パーティーとは無料で参加できる路上ライブのこと)。上映会の主催者側はこの動きを全く関知しておらず、彼の独断による呼びかけと思われる。未だその意図は不明なものの、彼なりに映画の出発を祝福しようとした可能性は否定できない。

Edce そしてこの結果、レイヴ・イベントさながらに、辺りにはおびただしい数の人たちが溢れかえってしまった。これを何とか諌めようと、上映会側も拡声器などを使って「DJカスケードは登場しません」とアナウンス。またカスケードも「みんなとにかく落ち着いてくれ。冷静になろう」とツイットで呼びかけ。しかしそれでもなお押し寄せる人波は絶えず、周囲は混乱の一途をたどり、一部の若者たちの暴徒化を生んだようだ。

結局、映画にとって絶好のアピールの場所だったにも関わらず、600人の招待者のうち、チャイニーズ・シアターまで辿りつけた人は300人ほどにとどまった。その中にはマスコミ関係者なども多く含まれ、その分、作品そのものに関するメディア露出の機会を大量に失ったことになる。

毎年6月に開催されるエレクトロニック・デイジー・カーニバルは、そのダンスミュージックと照明と花火を織り交ぜたド派手な演出と15万を超える参加者、それに付随する何かしらの事件や事故のニュースと共に、何かとメディアを騒がせる巨大イベントとして知られる。今回のハリウッドでの暴動も、その不名誉のひとつとして語り継がれることになりそうだ。

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