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2011/08/03

『ザ・ファイター』監督作にB.クーパー出演か?

Cooper 『ザ・ファイター』で高い評価を受けたデヴィッド・O・ラッセル監督が長らく準備中のヒューマンドラマ"The Silver Linings Playbook"に『リミットレス』『ハングオーバー』のブラッドリー・クーパーが主演する可能性が浮上している。

マシュー・クイックの原作小説をもとにした本作は、精神を病んで入院した元教師の男が自宅に戻ったのち、元妻とのよりを戻そうと奮闘する物語。そこにまた更なる複雑な問題を抱えた隣人の女性が絡み合ってきて…。

Deadlineによると、実はこの企画の起動時、もともと主演を打診されていたのはクーパーだった。しかしその後、紆余曲折を経て、『ザ・ファイター』の主演にしてラッセルと気心の知れたマーク・ウォルバーグがこの役に収まっていた。このまま事は順調に進むかと思われていたのだが、今度はエキセントリックな隣人女性役に決まっているジェニファー・ローレンスの方に問題発生。アカデミー作品賞候補作『ウィンターズ・ボーン』を皮切りに、その後の『X-Men:ファースト・ジェネレーション』などで若手いちばんの注目株となった彼女は、いまハリウッドで最も熱い企画とされる"The Hunger Games"の撮影のためスケジュールが押してしまい、ウォルバーグとの調整が難しくなってしまったというのだ。

Winters_2  普通ならばここで主演男優のウォルバーグのスケジュールを優先して、ローレンスを変える、という道筋があってしかるべきだが、そうはいかないところが現在のローレンスの注目度の高さであり、またラッセル監督とウォルバーグとの関係性がそれだけフレキシブルに対応できる気軽かつ堅固なものであるということもできるのだろう。

なお、ローレンスの役は当初アン・ハサウェイが演じる予定だったが、彼女はクリストファー・ノーランの"The Dark Knight Rises"でキャットウーマンを演じることが決まったのち、この役を辞退している。

というわけで、主演男優の白羽の矢はブーメランのようにしてブラッドリー・クーパーへと戻ってきた。なおかつ、彼と『リミットレス』で共演したロバート・デ・ニーロにも本作における何らかの役が打診されているとか。ふたりとの交渉は今なお進行中のようだが、さてこのキャスティング調整はうまくいくのかどうか。

そもそもデヴィッド・O・ラッセル周辺に「変更」は付き物だ。古典ロマンスとゾンビ・ホラーの融合した「高慢と偏見とゾンビ」と人気ゲームの映画化「アンチャーテッド/エル・ドラドの秘宝」の監督を続け様に降板した彼だけに、今回のキャスティング変更にもさすがにもう驚きの声は聞こえてこない。

それはひとえに、変更に変更を重ねたとしても最後にはとびきり秀逸なものを作り上げるラッセルの手腕に、皆が信頼を寄せている証しなのかもしれない。

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