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2011/08/06

クローネンバーグ新作に動きあり

Cronen 米メディア・ライツ・キャピタル(MRC)社がジョナサン・レセム著"As She Climbed Across the Table"の映画化権を取得した。この権利にはデヴィッド・クローネンバーグが監督、ブルース・ワグナーが脚本を執筆、さらにはスティーヴ・ザリアン&ガレット・バッシュがプロデューサーを務めるという条件がパッケージ化されており、クローネンバーグはとりあえず次なる新作の製作母体を得たことになる。が、今後、MRC社が単独で資金繰りを行うのか、あるいは単なる仲介役として権利を大手スタジオに売却しようとしているのか、まだ定かではない。

奇想天外な作風で知られるレセムが1997年に著した本作は、大学構内が主な舞台となる。主人公は大学教授の彼と、物理学者の彼女。関係良好だったはずのふたりだが、彼女が宇宙の起源に関する研究に没頭するあまり、少しずつ距離が生まれていく。そしていつしか彼女の研究チームがミクロサイズのブラックホールの開発に成功。“ラック”と名付けられたその未知なる成果と、それに魅せられる彼女と、なんとか彼女を取り戻したい彼。三者は奇妙なトライアングルを成していくのだが―。

この作品についてよく用いられるのが“アカデミックな世界のラビット・ホール”という言い方だ。ヒロインの名前が“アリス”ということからも、かなりこれを意識して書かれていることになる。

2007年の『イースタン・プロミス』以降、長編を発表する機会から遠ざかっているクローネンバーグだが、今年の後半には精神医学の2大巨頭フロイト&ユングの確執を描いた"A Dangerous Method"(ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー、キーラ・ナイトレー主演)を発表し、翌2012年にはすでに撮影の終了している次"Cosmopolis"(ロバート・パティンソン主演)が公開予定。

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