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2011/08/11

ビグロー新作に異議あり?

Hurtlocker キャスリン・ビグロー(監督)&マーク・ボール(脚本)という『ハート・ロッカー』の強力タッグが、ただいま米特殊部隊によるビン・ランディン追跡作戦の映画化を進めていることは以前にもお伝えしたとおり。

彼らがビンラディン死亡のニュースに触れたのはまさにこの企画の開発途中で、このとき「進む」か「辞める」かの判断に迫られた彼らは、これから立ちはだかるかもしれない数々の逆境を恐れることなく、本作を「ターゲットの死亡」をも盛り込んだ、いわばビン・ラディン追跡劇の最新版にして最終版にすることを決めた。

そこには『ハート・ロッカー』でも実証済みの元戦地ジャーナリスト、マーク・ボールの幅広い人脈と精緻な取材力が必要となることは言うまでもない。

ところが、これに噛みついた人が現れた。共和党の米下院議員ピーター・キングが、この企画について「政府側から機密性の高い内部情報がもたらされているのではないか」として綿密に捜査するよう求めているのだ

この要求はニューヨークタイムズにひとつのコラムが掲載されたタイミングと前後している。

モウリーン・ドゥードによるこの記事は、「ホワイトハウス側は大統領選のさなかに公開されるキャスリン・ビグロー&マーク・ボールの新作が、オバマ政権のテロ対策成果をより広くアピールしてくれることに期待を寄せている」「製作者はトップレベルの情報へのアクセスを許されている」などと言及。キング氏はおそらくこれを読んでこの映画のことを知り、途端に目くじらをたてはじめたのではないかと推測されている。

これに対してホワイトハウスの報道官は「ばかげている」と、重要機密が明かされているとの疑いを一蹴。この応酬に見え隠れする党利党略に対し嫌悪感をあらわにし、「軍はこれまでにも『トップガン』や『パールハーバー』など多くの映画に協力してきましたが、これらに関して批判する政治家はほとんどいませんでしたよ」と述べている。

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