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2011/08/15

北米興行成績Aug12-14

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Aug.12-14 weekend 推計

01 Rise of the Planet of the Apes  $27.5M
02 The Help $25.5M
03 Final Destination 5 $18.4M

04 The Smurfs $13.5M
05 30 Minutes or Less $13.0M
06 Cowboys & Aliens $7.6M
07 Captain America:The First Avenger $7.1M
08 Crazy, Stupid, Love. $6.9M
09 Harry Potter7 Part2 $6.8M
10 The Change-Up
 $6.2M

Theriseoftheplanetoftheapesposter3 ■4つの強力な新作が封切られた週末、それらの追随を交わし2週目の『猿の惑星 創世記(ジェネシス)』が米ボックスオフィスNO.1の座をキープ。

累計興収はすでに製作費の9300万ドルを越え、ヒットの基準とも言える1億ドルのラインも突破した。先週の高稼働ぶりにも関わらず、下げ幅は50パーセント程度と堅実な線を保っている。筆者も試写してきたばかりですが、猿たちの蜂起というスペクタクルにも増して、各キャラクターたちが織りなす繊細な感情表現が実に巧みに描かれた作品でした。

これが長編第2作目となるルパート・ワイアット監督は今回のあまりの高評価に驚きを隠せないらしく、「信頼している各紙のレビューに目を通したんだけど、どれも絶賛してくれてるんだ。そのときの気持ちはもう言葉にならなかった」と語っている。なお、仮にフォックスが続編を起動させるなら「ぜひ引き続き監督を務めたい。そのためのアイディアもたくさん用意している」とのこと。

Thehelp ■2位にはキャスリン・ストケットによるベストセラーを映画化した"The Help"。60年代の人種差別の残るミシシッピ州を舞台に、白人女性と黒人女性たちの交流を柔らかなタッチで描いた作品。出口調査によると、74パーセントが女性客で、60パーセントが35歳以上だったという。同じく女性層を狙った『ジュリー&ジュリア』や『食べて、祈って、恋をして』と同じタイプの興収傾向が指摘されている。

ビッグバジェットのスペクタクルとコメディがひしめく夏興行において、この手の"feel-good movie"はとても貴重だ。批評家や観客ともに評価は非常に高く、今後も口コミ効果により観客動員を維持していくものと思われる。製作費は2500万ドルほど。

■3位には『ファイナル・デスティネーション』シリーズ第5弾にあたる3D作『ファイナル・デッドブリッジ』が初登場。オープニング3日間の興収合計は1840万ドルほど。製作費は4500万ドルなので、これを回収するにはまだ時間がかかりそうだ。2009年公開のシリーズ第4弾は興収2740万ドルでデビューしており、今回の結果はこれを下回ったことになる。回を重ねるにつれ徐々に数字を上げてきた本シリーズだが、下回ったのはこれが初めて。出口調査では観客の54パーセントが男性。25歳を境にした年齢層で見ると、両者はちょうど半々だった。

なお、最近アメリカでは同じ映画ならば3D版よりも2D版を選ぶ人が増え、作品における3Dシェアも4割ほどに下落してきているのに対し、本作では75パーセントが3Dを選択したそうだ。

■4位『スマーフ』は累計興収1億ドルを突破。製作費の1億1000万ドル到達まであと少し。

30 ■5位には『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー監督がまたもやジェシー・アイゼンバーグと組んで放つ"30 Minutes or Less"が登場。オープニング興収1300万ドルは、前作『ゾンビランド』の2470万ドルに比べると期待を下回る数字。R指定コメディのヒットが続く夏興行において低調な滑り出しといえる。

TVで本作を紹介するCNNのリポーターは「銀行強盗の映画なんですが、なかなか肝心の強盗は始まりません。それよりもこの映画、セリフの応酬が面白いんです」と語っていた。客層は男性客が58パーセント、また25歳以下が7割を占めた。製作費は2800万ドル。

■さて、今回のいちばんのサプライズといえば、大人気TVシリーズ「glee」の3Dコンサート映画、その名もそのまま『グリー ザ・コンサート・ムービー3D』が興収570万ドルにとどまり、TOP10にさえランク・イン出来なかったことだ(11位)。これはディズニーが展開したジョナス・ブラザーズやマイリー・サイラスの3Dコンサート映画に比べてもかなり低い結果だ。観客の内訳では女性が82パーセント、25歳以下が66パーセントを占める。

確かに他のブロックバスター系に比べ上映館数も2000館ほどと少な目なのだが、それにしては1館あたりのアベレージ興収で見ても他作品に完全に負けている(このようなファン向け映画ならばそれなりのアベレージが見こめるはずなのだが)。製作費は900万ドルほどと安価なのが救いか。

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