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2011/09/03

【NEWS】ソダーバーグ、『ハンガー・ゲーム』参加を語る

Soderberg 数週間前、『チェ』2部作や『トラフィック』などで名高い映画監督スティーヴン・ソダーバーグが、現在撮影中の"The Hunger games"の現場に顔を出し“第2ユニット監督”として二日間だけヘルプしたという珍ニュースが世界のエンターテインメント媒体を駆け巡った。

ネット上では「なぜ彼が第2ユニット監督を?」「話題作りのためか?」「それほど『ハンガー・ゲーム』の撮影が巧く行ってないのか?」などと憶測が飛んだが、これについてソダーバーグ自身がMoviefoneの取材の中で経緯を説明している。

彼の言によると、事情は至極シンプルだったようだ。ことの始まりは4月。ソダーバーグとは15年来の付き合いで様々なクリエイティヴな意見を忌憚なく交換しあう仲のゲイリー・ロス監督("The Hunger Games"の監督)から話があったという。

「なあ、8月の1週目に立った二日きりの第2ユニットの仕事があるんだけど、もしできればちょっと来て手伝ってくれないか?そのほうが見ず知らずの誰かに任せるよりも安心できるし」

ちょうどそのころ、ソダーバーグは"Contagion"の撮影を終え、次回作"Magic Mike"の準備中だったゆえ、スケジュールには余裕があり、「おっ、それは面白そうだな」ということになったと言う。

Hunger それから数カ月後、実際に撮影現場を訪れた彼が肝に銘じたのは「ゲイリー・ロス(監督)とトム・スターン(撮影監督)の仕事を忠実に複製する」ということだった。仮にここでソダーバーグ色を出してしまえば第2ユニット監督として失格だ。要はいかに彼らの作家性を再現できるかということ。なのでもしも彼が自分の仕事を十分に全うした暁には"The Hunger Games"の映像上から彼の痕跡は消え失せ、ロス監督の映像と継ぎ目なく融合してしまうことになる。まさにこの点に彼は興味を惹かれたようだ。

実際の撮影中も、いつもの自分の現場以上に神経質にならざるを得なかった。そして絶えず「ああ、ゲイリーが気に入ってくれるかな?気にいってくれればいいな」と自問自答していたという。

他人の映画を部分的に監督した前例としては、いまパッと思いつく限りにおいて『シン・シティ』がある。この映画では終盤の車中の会話シーンでロバート・ロドリゲス監督の盟友タランティーノが部分監督を務めたというが、そう聞かされて本作を見るとかなりの確率で「ああ、この部分か」とタランティーノ色が刻印されているのを体感できる仕上がりとなっている。

果たして今回のソダーバーグの仕事ぶりはどのように"The Hunger Games"本編へと採用されているのだろうか。また、スタッフロールでソダーバーグがどのようにクレジットされるのかについても興味が募る。

"The Hunger Games"の米公開は2012年3月23日。

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