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2011/09/12

【興行】北米興行成績Sep.09-11

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Sep.09-11 weekend 推計

01 Contagion $23.1M
02 The Help $8.7M
03 Warrior $5.6M
 
04 The Debt
$4.9M
05 Colombiana $4.0M
06 Rise of the Planet of the Apes $3.87M
07 Shark Night 3D $3.5M
08 Apollo18 $2.9M
09 Our Idiot Brother $2.76M
10 Spy Kids:All the Time in the World
 $2.5M

あの運命の日9.11から10年という歳月が経過した。米映画メディアでは、映画人に「あの日、どこで何をしていた?」と問うリレー特集なども見受けられる。筆者はというと、あの頃、某映画チャンネルで仕事をしておりまして、社内は放送予定の『マーシャル・ロー』などを差し替えるか否かの判断などで揺れていたのを覚えています。またアメリカでは当時ブロードウェイや映画館など人が集まる場所が危険とみなされ、エンターテインメント業界は大打撃。そんな中でテロ後初の週末、映画興行成績NO.1の座を獲得したのは、キアヌ・リーヴス主演の『陽だまりのグラウンド』(原題:Hardball)。「これは観客が癒しや感動を求めた結果だ」とも言われたものでした。ちなみにテロが起こる前週の覇者だったのはピーター・ハイアムズ監督作『ヤング・ブラッド』(原題:The Musketeer)。アクロバティックな空中戦を取り入れたアクション大作でしたが、テロの影響か客足が伸びず、結果的に興行的失敗のまま上映を終えています。また、テロ前後を生き抜いたヒット映画としては、ジャッキー・チェン主演の『ラッシュ・アワー2』、そしてアレハンドロ・アメナバール監督作『アザーズ』などがありました。

Contagion■さて、気を取り直して最新版の興行成績ランキングをお伝えしよう。『オーシャンズ11』や『トラフィック』で知られる名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督による世界規模の感染スリラー"Contagion"がボックスオフィス初登場NO.1を獲得した。

マット・デイモン、グウィネス・パルトロウ、マリオン・コティヤール、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーンら豪華俳優をパッチワークのごとく揃える、ある意味『オーシャンズ11』的な試みを踏襲した本作。まさに役者たちから人望の厚いソダーバーグにしか成しえないプロジェクトと言える。

オープニング週末の興収は他の追随を許さぬ2310万ドル。製作費は6000万ドルと、ソダーバーグの監督作にしてはちょっと高額な設定となっているので回収までにはやや時間がかかりそう。観客層は男女比が半々くらいで、25歳以上が8割を占めている。

■2位には先週までの覇者"The Help"がワンランク・ダウン。結局のところこの映画の首位キープは25日間にも及び、これは『シックス・センス』の「35日間」以来となる快挙とのこと。なお、本作の累計興収は1億3710万ドルに達している。製作費が2500万ドルということを考えると今年最大のサプライズ・ヒットといえよう。

Warrior ■3位にはマーシャル・アーツを扱った家族のドラマ"Warrior"が登場。出演はジョエル・エジャートン、トム・ハーディ、ニック・ノルティ。それぞれの肉体に人生を背負い、いま兄弟がリング上で拳をぶつけ合う―。オープニング3日間の興収は期待値を下回ったものの、それでも出口調査や批評家の評価は軒並み高い。今後の口コミ展開に期待が持てる域だ。客層は66パーセントが男性、また25歳以上と未満はほぼ半々に分かれた。

■4位はヘレン・ミレン、サム・ワーシントン主演のスパイ・スリラー"The Debt"。先週末に比べてほぼ50パーセント減(平均的な落ち方といえる)。累計興収は製作費の2000万ドルを僅かに越えたところ。5位のゾーイ・サルダナ主演"Colombiana"は製作費4000万ドルの回収まであと1000万ドルほど頑張らねばならない中間地点にいる。6位には6週目の『猿の惑星 創世記』。製作費9300万ドルのこの映画はすでに累計興収が1億6780万ドルに達している。7位は2週目の"Shark Night 3D"。製作費2500万ドルの回収まであと1000万ドルほど。

■なお、TOP10圏外(13位)ではケヴィン・ハートのコメディ・ツアー映画"Laugh at My Pain"が全米97館で封切られ、興収200万ドルを記録。1館あたりのアベレージ興収2万ドルを越えるという人気の高さを見せつけている。

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