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2011/09/18

【NEWS】スーチー女史映画、賞レース参戦か?

リュック・ベッソンといえば最近はプロデューサーとして『トランスポーター』や『96時間』などのフランス製アクションの乱造が目立つわけだが、そんな彼も今度ばかりは目の色がまったく違う。『アデル』や『ミニモイ』といった家族向けアドベンチャーを(監督として)手掛けた後、彼が新たに挑んだのは、ビルマの民主化における希望の星、アウンサンスーチー女史の伝記映画、"The Lady"だ。

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この作品が先週のトロントにてお披露目され、複数のバイヤーによって米配給権をめぐるデッドヒートが繰り広げられた後、晴れてコーエン・メディア・グループがこの獲得に成功。同社は本作を今年の暮れ頃にもアメリカで劇場公開する予定で、そうなると本作は米アカデミー賞に参戦する権利が得られることになる。

このニュースが拡がったその瞬間から、早くもスーチー女史役のミシェル・ヨーと、その夫(マイケル・アリス)役のデヴィッド・シューリスのオスカー候補入りが「あり得る」との下馬評が拡がりだしている。それだけ批評家や観客を納得させる素晴らしい演技だったということか。

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リュック・ベッソンはこの映画について「ストーリーに激しく共鳴した」と語っている。これは軍事政権下に生きながら、人間としてあるべき自由を求めた女性の物語。武器を構えるおびただしい軍人たちを前に、決してひるまず、“言葉”だけを武器に、たったひとりで戦いを挑んだ女性の物語―。

ここまで書きながらふとジャンヌ・ダルクのことが頭に浮かんだ。ベッソンはもしかすると自身の監督作『ジャンヌ・ダルク』をはじめ、『ニキータ』、『レオン』、『フィフス・エレメント』に貫かれる“戦うヒロイン”の系譜としてスーチー女史の生き方を捉えているのかもしれない。

果たしてこの映画の評判は今後どのように広まりいくだろうか。そして本作の存在はスーチー女史の暮らすビルマの政情に何らかの変化をもたらすことができるだろうか?

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