【メモ】コリン・ファース「アクターズ・スタジオ・インタビュー」
先日NHK-BSにて放送された「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にて『英国王のスピーチ』の主演コリン・ファースが登場した。
イギリスで演技を学びながらも、他校とは違いアメリカ(特にこの番組収録が行われる演技学校アクターズ・スタジオ)で主流のスタニスラフスキー・システムさえも手ほどきしてくれたという彼の出身校。ゆえに役との真向かい方にも非常に分析的、方法論的な思考が垣間見えた。
たとえば役作り上の着眼点として「差し迫った困難にどう対処するかという点にこそ、キャラクターの個性が現われる」と語る彼。
これを踏まえた上で、「あなたが脚本を受け取ってまず行うことは何ですか?」との質問にはこう答える。
「まずは一度、読書するみたいにサッと読む。自分が演じる役のことなど考えずに。二度目はそのキャラクターを分析しながらじっくりと。その時、ふたつのことを意識する。一つ目はまず、そのキャラクターがどんな人間に憧れているのか、ということ。たとえばジョージ6世はヘンリー5世のようになりたかった。二つ目はユーモア。どんなシリアスな題材でもそのキャラクターの中に香るユーモアを見つけるよう努力している」。
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