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2011/10/17

【興行】北米週末Ranking Oct.14-16

先週までの復習は各自こちらで行ってください。

【Oct.14-16 weekend 推計

01 Real Steel $16.3M
02 Footloose  $16.1M
03 The Thing $8.7M

04 The Ides of March 
$7.5M
05 Dolphin Tale $6.35M
06 Moneyball $5.5M
07 50/50 $4.3M
08 Courageous $3.4M
09 The Big Year $3.3M
10 The Lion King
 $2.7M

■今回の週末興行は、昨年同時期に『ジャッカス3D』や『RED』が登場したときに比べると全体で36パーセント減。

Realsteel129
■ヒュー・ジャックマン主演、『ナイト・ミュージアム』のショーン・レヴィ監督作『リアル・スティール』がボックス・オフィスV2を達成。しかしながら、2位と僅差なことから、現地時間の月曜日以降の順位変動もあり得る。先週末からの下落率は40パーセント。平均的な2週目興行に比べて10パーセントほど下げ止まりが働いている格好で、口コミ浸透のほどが伺える。筆者もつい先週、試写してきましたのでその短評はこちらにて。

■2位には『フットルース』(1984)のリメイク、"Footloose"が登場。

Footloose

初日の金曜日興収分だけで見ると本作の週末成績NO.1獲得はほぼ間違いない様相だったが、さすがに『リアル・スティール』は土日のファミリー層動員が凄まじく、推計段階で逆転される結果となっている。それでも興収1600万ドルはスタジオ側の「1500万ドル~1700万ドル」との予測範疇とほぼ一致する。観客層を見てみると、75パーセントが女性。全体の27パーセントが18歳以下。また、1984年のオリジナル版を見ているであろう35~49歳も全体の20パーセントを占めた。

監督は『ハッスル&フロウ』や『ブラック・スネーク・モーン』といった音楽が奏でられる瞬間をつぶさに描いたドラマが高く評価されてきたクレイグ・ブリュワー。製作費は2400万ドルという安価なので、来週末までには回収できているだろうか。

■3位はジョン・カーペンターによる『遊星からの物体X』(1982)の前日譚を描く"The Thing"が登場。

Thething2011650
当初はリメイクを想定していたものの、プロデューサーもスタジオ側も「完璧なカーペンター作品をリメイクすることは、モナリザにヒゲを加えるのと同じこと」という見解で一致し、方向転換し“プリークエル”の創造に着手したとのこと。それほどの思い入れを宿しながらも、1位、2位と約倍近く離され興収870万ドルスタートとなった。観客の57パーセントは男性客。ファミリー層の『リアル・スティール』、女性に人気の『フットルース』とくると、男性狙いの本作にはもう少し集客できる余地があったような気もするのだが、やや期待を下回る結果に。

■ジョージ・クルーニー監督作"The Ides of March"は驚きの下げ止まり方を見せた。先週末比28.5パーセント減。通常の新作だと平均50パーセント下落するところを、ギリギリの底力で踏ん張って見せた。累計興収は2215万ドル。

■5位の"Dolphin Tale"は製作費3700万ドルのところ、累計興収はすでに5867万ドルに達している。6位の『マネーボール』の興収は製作費5000万ドルを越えて、5661万ドル。7位の50/50 フィフティ・フィフティ』は製作費800万ドル、累計興収2430万ドル。宗教畑から放たれた人間ドラマ"Courageous"は製作費200万ドルという安価な製作費から2137万ドルの売り上げを記録している。

■9位にはフォックスの新作コメディ"The Big Year"。スティーヴ・マーティン、ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソンと有名どころが揃い踏みしたものの、興収332万ドルにしか満たない撃沈ぶり。観客の70パーセントは25歳以上だった。製作費は2800万ドル。

■10位の3D版『ライオン・キング』はすでにブルーレイが発売されたのちもTOP10に居座り、その累計は9000万ドルに達している。1994年公開時の興収と合わせると4億1890万ドルとなり、これは全米歴代興収ランキングにおいて『トイストーリー3』を凌いでの9位となる。

■むしろ、注目すべきはTOP10圏外か。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作"The Skin I Live"が全米6館にて限定公開され、1館あたりのアベレージ興収38497ドルという高稼働を記録している。これほどまでに期待と評価を得ながらも、アルモドバル作品はスペイン国内の映画界からはそっぽを向かれている気配があり、先日お伝えしたアカデミー賞外国語映画賞の各国代表作品でも他作品がエントリーされるに至っている。

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