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2011/11/27

【NEWS】TIFFグランプリ「最強のふたり」がフランスで大ヒット中

Intouchables02_2  東京国際映画祭でグランプリを受賞した「最強のふたり」(原題Intouchables)が11月2日より母国フランスにて封切られ、社会現象とも呼べる大ヒットを記録している。

オリビエ・ナカシュ&エリック・トレダノが共同で監督を務める本作は、職探し中の黒人青年が身体の自由の効かない富豪のヘルパーとして採用され、いつしか互いの存在を必要とし、互いの可能性を引き出し合い、何事にも代えがたい友情を温めていく物語。本当にあった実話を基にして作られている。主演にはフランソワ・クリュゼ、オマール・シー。ふたりは東京国際映画祭にて男優賞も獲得している。

「最強のふたり」のレビューはこちら

Intouchables_2  同作の登場は、前週にボックスオフィスNO.1デビューを飾ったスティーヴン・スピルバーグ監督作『タンタンの冒険』を圧倒。翌週には口コミ効果が加速し、興収57パーセント増しの大フィーバーを記録。その後は1週間も経たないうちに観客数のべ200万人、2週間で500万人、そして封切後4週間が経とうとしている今現在、その数は820万人に達しているという。これは『ハリー・ポッター』最終章、『パイレーツ・オブ・カリビアン4』、『タンタンの冒険』、そして仏映画"Rien A Declarer(Nothing To Declare)"を上回り、2011年におけるフランス公開作品NO.1の成績となる。

またフランス以外でも40カ国での公開が決定済み。アメリカでは3月に公開予定で、『英国王のスピーチ』などを送り出したことで名高いワインスタイン・カンパニーが配給を担当する他、同作のリメイク権も獲得しているとのこと。

また、本作に関するフランスでの反応を流し読みしてみると、「映画界における『アメリ』の再来」として国際的なヒットを期待する記事や、「フランス的というよりは、どちらかというとイギリス的な笑いのエッセンスが加味されている」との批評、また「オマール・シーはフランス映画界のエディ・マーフィーだ」などという主張も散見された。そして政治・社会的にはサルコジ就任後に国内で非常に深刻な軋轢を生んだ移民政策に対する市民からの返答だとする見方さえ存在するようだ。

さて、気になるのは日本で公開されるかどうか。個人的にはどこかの配給会社が英断を下してくれることを信じてやまないが、とりあえずは映画祭で本作を目撃された幸運な方々ひとりひとりが、そこで得た熱い想いをご友人や恋人、ご家族に伝えようとすることから何かが確実に胎動していくのだろうと思う。映画の中でふたりの主人公が互いを高めあっていったように、映画と観客も互いをより良いパートナーとして可能性の胚芽を育て上げていきたいものですね

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