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2012/01/29

【NEWS】オスカー候補『ツリー・オブ・ライフ』の製作者クレジット決定

映画製作とは一筋縄ではいかないもの。大規模なスタジオ映画ならまだしも、インディペンデント映画においては多くの才能や企業や出資者ががぶりよつに組んで作品作りの道筋を形成していく。よって一口に「プロデューサー」といっても一人ではなく複数人が関わってくる場合がほとんどだ。でも一方で、栄えあるアカデミー賞においては「作品賞候補作のプロデューサーとして名を連ねられるのは3人まで」との規定がある。仮にオスカーを受賞してもステージに上がってトロフィーを受け取れるのは原則3人のみなのだ。

Tree というわけで、今回ご紹介するのは『ツリー・オブ・ライフ』のお話。今年のアカデミー賞の作品賞候補9本にエントリーを果たした本作には5名のプロデューサーが存在する。ビル・ポラッド、サラ・グリーン、ディード・ガードナー、グラント・ヒル、そしてブラッド・ピット。

本作はアカデミー賞の原則に従ってポラッド、グリーン、ガードナーの3人をエントリー用の製作者として絞り込んでいた。だが1月24日に発表されたアカデミー賞ノミネート発表を見て関係者は驚いたという。作品賞枠に入閣を果たした本作に添えられた製作者名が"To Be Determined(後日決定)"となっていたのだ。

その理由は簡単。当初3人の枠に入れなかった4人目のプロデューサー、グラント・ヒルがアカデミー協会に対して自分もクレジットに入れるように例外適用の申し立てを行っていたのだ。この事案を精査、決定を下すのは協会の製作者部門委員会の仕事。そしてこのたび、『ツリー・オブ・ライフ』における貢献の比重が評価され、協会はグラント・ヒルを4人目の製作者として認める旨を発表した。よって本作のプロデューサーとしてアカデミー賞に名を連ねていないのはブラッド・ピットのみということになる。

しかしながら、今さら強調するまでもなく2011年はブラッド・ピットにとって大躍進の年だった。それを象徴するのは何も『ツリー・オブ・ライフ』だけではなく、彼は『マネーボール』でも製作&主演としても大きな評価を獲得。本作はアカデミー賞にて作品賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞でノミネートを果たしており、もちろんブラッド・ピット自身も主演賞候補のみならず、映画の3人のプロデューサーのひとりとして作品賞クレジットに名を連ねている。

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