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2012/02/05

【NEWS】舞台版「英国王のスピーチ」開演

昨年オスカー受賞作『英国王のスピーチ』が舞台になって戻ってきた。本作は木曜の夜、英国のギルドフォードにあるイヴォンヌ・アルノー・シアターでプレミアを迎え、会場に詰めかけた観客からの大きな賞賛に包まれた。

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映画版でコリン・ファースが演じたジョージ6世にはチャールズ・エドワーズが抜擢、その妻エリザベス役にはエマ・フィールディング、そして国王のスピーチ矯正の役目を担うローグ役にはオーストラリア出身の俳優ジョナサン・ハイド。エイドリアン・ノーブルが演出を務める。舞台版では映画で十分に時間が割けられなかったジョージ6世とエリザベスとの関係性や、当時の政治的側面も多分に盛り込まれ、あとユーモアもたっぷりに描かれる。

ところで、映画版『英国王のスピーチ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したデヴィッド・サイドラー(彼が本作を生み出すまでの逸話はこちらのブログ記事をご覧ください)が、もともと本作を戯曲として執筆していたのは有名なお話。

彼は70~80年代にこの題材に着手しはじめたのだが、当時エリザベス皇太后に作品執筆のお許しを得ようとお伺いを立てたところ、彼女が出した答えは「辛い思い出なので、どうか私が死んだあとにしてほしい」。それからサイドラーは律義にその約束を守り続け、2002年にエリザベスが101歳で亡くなった後、ようやくその作品を発表する機会に恵まれたという。

また、これが映画化されるまでにも面白い逸話がある。とある女性がこの戯曲の朗読会に参加し、とても心を動かされ、すぐさま息子に「こんなに素晴らしい作品があるのよ!絶対に映画化すべき!」とプレゼントしたのだとか。その女性こそ、他でもない『英国王のスピーチ』を手掛けたトム・フーパー監督の母上だったそう。

そんなわけで本作は数多くの母なる存在、そして父なる存在の手を経て、今ここに舞台版として進化を遂げた。イヴォンヌ・アルノー劇場での上演は2月11日まで。その後、ノッティンガム、バース、ブライトン、リッチモンド、ニューキャッスルとツアーを展開していく。

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