【NEWS】サム・ライミがリメイク版『ポルターガイスト』をプロデュース
米ハリウッド・リポーターによると、旧『スパイダーマン』3部作で知られる映画監督のサム・ライミが、スティーヴン・スピルバーグによって1982年に製作され社会現象にもなったホラー『ポルターガイスト』のリメイクを手掛けることが決まった。ライミは監督ではなく、あくまでプロデューサーとしてこの作品に関わることとなる。また、ライミの最新監督作"Oz:The Great and Powerful"(2013)のコラボレーターであり『ラビット・ホール』などの劇作家としても名高いデイヴィッド・リンゼイ=アベアーが脚本執筆を手掛ける。
同作は新興住宅地に越してきた幸せな家族が突如にして超常現象に見舞われ、ゴーストにさらわれた娘を取り戻すために奮闘する物語。このプロットの遺伝子は昨今の『パラノーマル・アクティビティ』や『インシディアス』などに引き継がれている。
『ポルターガイスト』シリーズは結果的に第3弾まで製作されたが、第2作目では撮影直後に俳優らが急死するなどの奇妙な偶然が続いたことでも話題となった。余談だが、筆者の記憶では『ポルターガイスト3』の公開にあわせて故郷・長崎の映画館にて地元の神主さんによるお祓いが行われたことを覚えている。まだローカル映画館が元気な時代だった。
一方、サム・ライミといえば、ちょうど『ポルターガイスト』と同じころ(正確に言うと1981年)に低予算ホラー『死霊のはらわた』で世界を驚愕させ、一躍カルト的人気を誇る存在となった。ちょうどこの『はらわた』も現在リメイクが進められている最中で、こちらもライミがプロデュースを務める。おそらくホラー・フィクションの領域では30年を周期として何らかのサイクルが存在するのだろう。
ちなみに製作スタジオのMGMでは現在、往年のホラー金字塔2作のリメイクが本格稼働中。この『ポルターガイスト』に加えてそびえるのは、あのスティーヴン・キング原作、ブライアン・デ・パルマ監督の『キャリー』だ。こちらは主演に『キック・アス!』のクロエ・モレッツ、狂信的な母親役に『キッズ・オールライト』のジュリアン・ムーアがあたる予定。
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