【NEWS】ディズニー版「白雪姫」が製作休止
厳しい経済状況の中、各スタジオ共に準備作の精査が続いている。そしてこのたびディズニーは「白雪姫」をカンフー・アドベンチャーへと再創造した"Order of the Seven"の製作を休止するとの判断を下したようだ(6月公開の『スノーホワイト』とはまた別の作品だ)。
マイケル・グレイシー監督の長編デビュー作として動き出していた本作は、舞台を従来のヨーロッパから香港へと置き変え、魔法を駆使する継母の元から逃げ出したヒロインが、7人の小人ならぬ“達人”たちの力を借りて敵と闘うマーシャル・アーツ・ファンタジーになる予定だった。主演には『つぐない』のシアーシャ・ローナン、それにチョウ・ユンファやジャイモン・フンスーらの名前も挙がり、今夏撮影入りとも言われていたのだが・・・。
休止の理由は明らかにされていないが、ディズニーは現在『アベンジャーズ』が大ヒットしている一方、『ジョン・カーター』では記録的な赤字を抱えてしまっており、"Order of the Seven"の製作費(1億5千万ドルほど)も「高すぎる」と判断されたのではないかという見方が強い。
またこの“休止”の動きがディズニーのリッチ・ロス会長の辞任直後であることから、新体制の下で厳しい精査がはじまっているとの見方、いやそもそもディズニーの『アリス・イン・ワンダーランド』にはじまった童話のリクリエイト・ブーム自体に翳りが指しているのではないかとの指摘もある。
とはいえ、現在もファンタジー領域では『スノーホワイト』や『ヘンゼル&グレーテル』が待機中で、なおかつサム・ライミ監督作"OZ"やアンジェリーナ・ジョリー主演の『マレフィセント』も始動中。今回の休止が与える影響は大きそうだ。
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