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2012/05/28

【興行】北米週末TOP10 May25-27

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【May.25-27 weekend 推計

01 Men in Black 3 $55.0M
02 The Avengers $37.0M
03 Battleship $10.8M

04 The Dictator $9.6M
05 Chernobyl Diaries $8.0M
06 Dark Shadows $7.5M
07 What to Expect When You're Expecting $7.1M
08 The Best Exotic Marigold Hotel $6.3M
09 The Hunger Games $2.7M
10 Think Like a Man $1.4M

Mib■アメリカでは5月の最終月曜がメモリアル・デイ(戦没兵追悼記念日)でお休みのため、映画界も盤石のラインナップを揃えてこれを迎え撃つ準備を整えてきた。その急先鋒となるのが10年ぶりに復活を遂げたあの人気シリーズ最新作なわけだが―。

■今週1位を獲得したのは『メン・イン・ブラック3』だった。同作は金~日の3日間で興収5500万ドルを売り上げ、祝日の月曜を含めた4日間のホリデー興収は7000万ドルほどになる見込み。これはスタジオ側は望んでいた7500万ドル~8000万ドルを若干割り込む値だという本作は製作費2億3000万ドルに加えて相当額のマーケティング費がかかっているものと見られる。

4250館近くの劇場で上映されており、その1館あたりのアベレージは1万3千ドルに迫る勢い。性別にみると、男性が54%とかろうじて女性客を上回り、年齢別では25歳以上の層が56%を占めている。

ちなみに前2作と比較すると・・・

・Men in Black(97)/OP興収5100万ドル/最終興収2億5070万ドル
・Men in Black 2 (02)/OP興収5215万ドル/最終興収1億9042万ドル

Avengers■公開4週目となる『アベンジャーズ』は、週末3日間で3700万ドルを売り上げるという高稼働を維持している。世界興収はすでに13億ドルに達しており、歴代3位の『ハリー・ポッターと死の秘宝Part2』の世界興収13億3000万ドルを越えるのも時間の問題。なおかつ米国内興収も公開後23日間で5億ドルを越える歴代最速ぶりを見せている(現在の興収は5億1367万ドル)。来週までには『ダークナイト』の5億3334万ドルを越えて米歴代3位に浮上する見込み。そうなるとあとは『タイタニック』と『アバター』を残すのみということになる。

■公開2週目の『バトルシップ』は先週末比58%ダウンとやや急な坂を下っている。米国内での累計興収は4400万ドルほど。世界興収は2億7700万ドルと、製作費の2億1000万ドルをかろうじて回収しえているのだが、スタジオ側としてはまだまだ物足りない数字のはずだ。

■4位の『ディクテーター』は先週末に比べて47パーセント落ち。これは可もなく不可もなくといったレベルか。累計興収は4150万ドルほど。製作費は6500万ドル。

Chernobylさて、初登場5位にランクインしたのは『パラノーマル・アクティビティ』の創始者として知られるオーレン・ペリ製作のホラームービー"Chernobyl Diaries"だ。若き旅行者たちが紛れ込んだのは放射能で汚染され無人となった村。そこで微かに何者かの視線を感じたかと思うと、ひとり、またひとりと仲間が消えていき―。ホラー映画に革命を起こした『パラノーマル』からすると題材があまりに近時代的過ぎたのか、それほど興収は伸びず。

■3週目となる『ダーク・シャドウ』は、累計興収6300万ドルほど。製作費は1億5千万ドル。アンサンブル・コメディ"What to Expect When You're Expecting"は先週末比の下落率が32%あまり。数字だけみるとなかなかの下げ止まりが働いているようにも思える。ひとつの要因としては本作が1位から6位までには見受けられない“女性向けの訴求力”に秀でていることが挙げられるだろう。累計興収は2200万ドルほど。

The Best Exotic Marigold Hotel"は更に900館近く劇場数を増やし、現在は1233館で興行展開中。少しずつ口コミ人気が増殖している模様。この動きはまるでアカデミー賞シーズンにおける各社の売り込み戦略を彷彿とさせるかのようだ。英国映画をそのまま米興行にぶつける場合、いくら評判が良くても撃沈してしまうことが多いのだが、今回は過去の反省点を踏まえ、地道なマーケティング展開によって米観客の獲得を狙っている。

ちなみに筆者はこの作品をイギリス公開初日に劇場で観たのだが、この日ばかりは大勢の中高年層が長蛇の列を成してチケットを買い求め、上映中もドッカンドッカンと大爆笑。さすが本国でのデイム(出演者マギー・スミスやジュディ・デンチの女性爵位)人気は相当なものだなと思い知らされたのでありました。

The Hunger Game"はもうまもなく国内興収が4億ドル到達。『アベンジャーズ』の襲来で影が薄くなってしまったが、こちらも米歴代興収ランキング14位にまで上昇してきている。

Moonriseintouchables_2
■トップ10圏外に目を移すと、14位に今年のカンヌでの役目(オープニング/コンペティション作品)を終えたばかりのウェス・アンダーソン監督作"Moonrise Kingdom"が登場。今のところ4館のみの限定上映だが、その1館あたりのアベレージはなんと12万7千ドル!この数字が確定すると、劇場アベレージとしては歴代最高値ということになりそうだ。

■さらにはフランスで大ブームを巻き起こした『最強のふたり』も封切りを迎えた。こちらもまずは4館のみでのスタートで、徐々に口コミ&劇場数の上昇を狙う。週末の1館あたりのアベレージ興収は2万5千ドル。こちらもなかなかの数字だ。

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