【NEWS】もう一本のジョージ・クルーニー監督作が浮上
*昨日はココログの調子が悪く、エントリーした記事にことごとくエラーが出る始末。ちょっと遅くなりましたが、以下の記事を今更ながらポストします。
ただいまフォーカス・フィーチャーズはデヴィッド・グランがニューヨーカー誌に寄稿した5月28日号の"The Yakee Comandante"という記事の映画化権を取得交渉中。その監督としてジョージ・クルーニーの名を据えているという。この話がまとまれば、ストイックな語り口で知られるジョージ・クルーニーが監督としてまた新たな歴史の知られざる一幕に迫りゆくことになりそうだ。
これはカストロ率いるキューバ革命軍に参加したアメリカ人兵士ウィリアム・アレクサンダー・モーガンの人生に迫った物語。彼はチェ・ゲバラに次ぐ外国人兵士としてカストロの信頼に応え革命軍において司令官の地位に昇りつめたものの、権力を手にした後のカストロの社会主義政策に失望したとされ、CIAに情報提供していたとの容疑で身柄を拘束され、その後処刑された。モーガンの目論見がいったい何であったのか、非常に不可解かつ複雑な部分が多いのだが、当時はCIAのフーバー長官も彼がどっち側の人間なのか必死になって部下に探らせていたとか。
なお、クルーニーはもうひとつ、自身の製作、監督、主演作として"Monuments Men"という作品にも着手している。こちらは第二次大戦のさなか、ナチスがヨーロッパ諸国から強奪した名だたる美術品を奪還すべく編成された美術スペシャリストたちによる専門部隊のお話。
どちらも非常に興味深い視点で綴られる近代史。クルーニーがどんな作品にしあげてくるのか楽しみだ。
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