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2012/07/07

【NEWS】スパイダーマン米興行状況

世界先行公開された日本でも興行ランキング初登場1位を記録した『アメイジング・スパイダーマン』。アメリカでは初日となる7月3日に火曜日公開作品としては歴代1位の興収をマークしたことをお伝えしたばかりだが、そもそも「新作は金曜公開」を基本とするアメリカにおいて「火曜日公開」という例にはあまりお目にかかることはなく、それゆえこの記録樹立はあまり比較基準にならないものだ。“リブート(シリーズ再起動)”を売り物にする作品にとって過去作のハードルは極めて厳しいもの。あえて違う物差しで勝負するためにこのような公開時期をチョイスするのはハリウッド興行においてよく見られる手法だ。

さて、その後の3日間の米興収の動向だが、7月3日に3500万ドルという数字を叩き出した後、独立記念日にあたる4日には2330万ドル、そして木曜日の5日には1580万ドルを売り上げている。現在までの米累計興収は7500万ドルほど。これに続く金~日の週末興行を加えると6日間で1億4000万ドルほどになるのではないかと言われている。たとえば今年大ヒットを記録した『アベンジャーズ』が週末3日間で2億ドル越えしたのに比べるとスタジオ側にとってはちょっと物足りない数字かもしれない。

大作映画では興行的な追い風を巻き起こすべく公開と同時に「続編製作決定!」などの発表を行うことが多い。ソニー・ピクチャーズもこれを踏襲しフェイスブックにて『アメイジング・スパイダーマン』が3部作となることを宣言している。2作目以降も両親の失踪をきっかけに運命づけられていく主人公ピーター・パーカーの戦いを描いていく模様だ。

また『スパイダーマン』絡みではサム・ライミ版でも描かれた宿敵ヴェノムをフィーチャーした長編スピンオフ作品も企画されている一方、『アメイジング~』のプロデューサーの口からは2作目以降に“シニスター・シックス”なる犯罪組織が絡んでくる可能性すらも示唆されている。シニスター・シックスとはドクター・オクトパス、ミステリオ、エレクトロ、クレイヴン・ザ・ハンター、サンドマン、ヴァルチャーという面々を初期メンバーに、これ以降度々顔触れを変えてコミックに登場してはスパイダーマンを苦しめる存在として知られる。

ディズニー映画がヒーロー連合(アベンジャーズ)と彼らの個別の戦いを描いていく手法を採る中、ソニー映画ではスパイダーマンを中心に複数の敵キャラがうごめく独自の世界観を展開しようとしているのかもしれない。

いずれにしても、これからはひとつのテーマを縦に掘り起こすだけでは立ちいかず、世界はより広大に、複雑に、そして同時多発的になっていくことことが予想される。これは映画のみならず、現実世界においても同じことだ。

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