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2012/07/21

英国でもダークナイトが初日を迎えました

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クリストファー・ノーランのお膝元のイギリスでも『ダークナイト・ライジング』が封切られました。私も行きつけのピクチャーハウス・シネマでの初回上映(午後13時)のチケットを握り締め、いざ、出陣。

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映画館までの道のりの途中で立ち寄ったカフェではBBCがひっきりなしにアメリカでの惨劇の模様を伝えていました。テレビの前では誰もが足を止め「OH...」と深い溜息をついては立ち去っていきました。

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ケンブリッジの学生たちに最良質な映画セレクションを届けるピクチャーハウス・シネマ。両脇に入口があり、そのまま2階のボックスオフィスへとつながっています。

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エントランスはこのような感じ。前日まではチョークで案内事項が記されていたブラックボードも今日だけはバットマン仕様に変わっていました。

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肝心の映画の中身ですが、ヒーロー映画なのにバットマンの出演時間がこんなにも短いってどうなのよというくらいに、もはやひとつの街の神話、人々の決起の物語と化しています。クリストファー・ノーランはこの映画の源泉のひとつとしてチャールズ・ディケンズの「二都物語」の存在を挙げていますが、なるほど、かの名作で描かれたフランス革命にまつわるカオスと、その荒波を生き抜く人々の「ライズ」を入念に現代へと生まれ変わらせている様子がひしひしと伝わってきます。タイトルからもその名前が取り払われているように、本シリーズにおいてはバットマンはひとつの要素に過ぎません。つまりはこの物語は人々がいかにして街(ゴッサム)を形作っていくのかを壮大な叙事詩として描いた作品と言えるでしょう。

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ちなみにこの日の13時の客入りは8割ほど。以前、英国で大ヒットした"The Best Exotic Marigold Hotel"の封切り日に大勢の淑女軍団が劇場に大挙していたときの記憶と比べるとさすがに勢いは落ちますが、そもそも本作のターゲット層は夜がメインとなるはずなので、これはまだまだ序の口に過ぎません。しかしながら、先の乱射事件を受けて米ワーナー・ブラザーズでは今後のCMスポットを控えたり、週末ボックスオフィスの公表も控える(とはいえライバル会社や統計会社による推計は算出されるのですが)などの措置をとる可能性も検討されているようで、それが今後の客足にどのように影響してくるのか皆目わからないといったところです。

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