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2012/09/24

【興行】北米週末TOP10 Sep21-23

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Sep.21-23 weekend 推計

01 End of Watch $13.0M
01 House at the End of the Street $13.0M
03 Trouble with the Curve $12.7M

04 Finding Nemo 3D $9.4M
05 Resident Evil: Retribution $6.7M
06 Dredd $6.3M
07 The Master $5.0M
08 The Possession $2.6M
09 Lawless $2.32M
10 ParaNorman $2.29M

■祖母への追悼のお言葉を数多く頂戴し心より感謝しております。ようやく故郷の長崎にて葬儀を済ませ、また関東へと帰って参りました。ちょっと遅くなってしまいましたが、恒例の週末ボックスオフィスをササッと見ていきましょう!

■引き続き全体の興収的には低迷感の続くボックスオフィス(昨年の同時期に比べて全体の売り上げも30パーセント近く低い)。その首位の行方もまさにどんぐりの背比べ状態で、ただいまの推計段階だと"End of Watch"と"House at the End of the Street"が同じ1300万ドル、そして推計3位につけているクリント・イーストウッド主演の"Trouble with the Curve"(邦題は『人生の特等席』)も1270万ドルと僅差。興収が確定されるまで(現地時間の月曜)はその最終的な順位確定もお預けとなる。

その3候補のひとつ"End of Watch"は主演のジェイク・ギレンホールがスキンヘッドにして挑んだコップ・ドラマ。共演にはマイケル・ペーニャ、監督はデヴィッド・エア。出口調査によると男性客のほうが54パーセントとやや多く、25才以下が63パーセントを占めた。制作費は700万ドル。

■同率で暫定1位の"House at the End of the Street"は『ハンガーゲーム』のジェニファー・ローレンス主演のハウス<家>ホラー。やはり今年若者たちの間で大ヒットした『ハンガーゲーム』効果なのか全体の7割が25歳以下で、男女比では女性が6割を占めたとのこと。日本では邦題を『ボディ・ハント』と変えて11月17日より公開。制作費は1000万ドル。

■全米3千館規模で封切られたクリント・イーストウッド主演の"Trouble with the Curve"は、彼の一番弟子といわれるロバート・ロレンツが監督を勤めたロードムービー。過去のイーストウッド作品は限定公開から徐々に徐々に劇場数を増やしていく興行展開をとることが多く単純には比較できない面もあるが、観客の半分が50歳以上との情報もあり、いつものイーストウッド作品らしくスローな滑り出しであることは間違いなさそうだ。思い通りのロングテールを描けるかどうか来週末の下落率がひとつの指標となる。

■先週2位の"Finding Nemo"は4位に。先週末に比べての下落率は43パーセントほどに留まった。やはり作品のクオリティにはすでに絶対的な評価が付与されている手前、かなり下げ止まりが働いた格好だ。10日間の累計興収は3000万ドルほど。

■対する先週トップの"Resident Evil: Retribution"は下落率が68パーセントとかなりの急降下。だからといって決して不作ではないのが本シリーズの強みで、週末の世界での興収の合計金額では本作がNO.1となっている。つまり海外でかなり強いシリーズなのだ。米国内での累計興収は3347万ドル。世界興収は1億3700万ドルほどに達している。制作費は6500万ドル。

■さて、シュワルツェネッガーの『トータル・リコール』がリメイクされたかと思えば、今度はスタローンの『ジャッジ・ドレッド』が"Dredd"として新たに復活を遂げた。制作費は5000万ドルほどかかっているが、アメリカでのオープニング興収は630万ドルと驚きの低さ。男女比では男性が75パーセントを占め、年齢別では25歳以上の観客が全体の69パーセントを占めた。つまりオリジナル版を見知っている世代の動員が多かったということになる。

これまでのところリメイク版『トータル・リコール』も納得のいく成果を挙げられていないことから、次なる台風の目となるであろうリメイク版『ロボ・コップ』には慎重を期した製作体制が敷かれていくことが考えられる。

■さて、ポール・トーマス・アンダーソン監督作"The Master"は800館近く劇場数を拡大して全米興行ランキング7位に食い込んできた。1館あたりのアベレージ興収は6千ドルを超える高さを見せており、この先もまだまだ劇場数の増加&観客層の拡大が続いていくものと思われる。早くも今年度のアカデミー賞作品賞最有力とも言われる本作の今後の興行展開にも注目したい。

■さて、ランク外に視野を広げると、『ハリー・ポッター』シリーズのおなじみのエマ・ワトソン主演の"The Perks of Being a Wallflower"が4館にて公開され、1館あたりのアベレージが6万ドルを超えるというフィーバーぶりを獲得している。

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