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2012/10/08

【興行】北米週末TOP10 Oct 05-07

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Oct.05-07 weekend 推計

01 Taken 2 $50M
01 Hotel Transylvania $26.3M
03 Pitch Perfect $14.7M
 
04 Looper $12.2M
05 Frankenweenie $11.5M
06 End of Watch $4.0M
07 Trouble with the Curve $3.87M
08 House ar the End of the Street $3.7M
09 The Master $1.84M
10 Finding Nemo $1.55M

■そもそも秋シーズンは大ヒットの少ない落ち着いた興行展開を見せることで知られている。それはある意味、一年のうちに最も低迷する時期とする見方もできるのだが・・・。しかしながら今週はそのジンクスを吹き飛ばす快心の一作が登場。2009年のヒット作『96時間』(原題:Taken)がさらにパワーアップして戻ってきたのだ。CIAを引退した家庭的なパパ(リーアム・ニーソン)が家族のためにあらゆる技能を駆使して敵を粉砕するアクションムービー"Taken 2"が金曜~日曜の3日間で興収5000万ドルという大台を突破。これは前作のオープニング成績2470万ドルのダブルスコアに相当する数字だ。

Taken2poster
舞台を前作のパリからイスタンブールへと変えた本作。出口調査によると観客の56パーセントが25歳以上、男女比では男性が52パーセントとわずかに上回った。一方、映画の満足度を示すシネマスコアでは「B+」という評価が出ているものの、インターネット上の映画指標サイトRotten Tomatoesではわずか20パーセントの支持に留まっていて、明らかに評価が割れている。前作の興行では中高年の指示に支えられたロングテールを築きあげ、最終的な米興収は1億4500万ドルに達した。本作はどのくらいの域までたどり着けるだろうか。

Hotel ■2位には先週の覇者"Hotel Transylvania"(邦題『モンスター・ホテル』)が1ランクダウン。下落率が38パーセントにとどまるという強力な下げ止まりに支えられ、10日間の累計興収は7600万ドルに達している。今週中には製作費の8500万ドルを米国内だけで回収し終えることだろう。ハロウィン・シーズンをやや前倒ししての封切らりにも関わらず、関係者の意表をついた大ヒットとなっている。そして下記にも記しているが、まさかティム・バートンの『フランケンウィニー』をも凌駕してしまうとは誰も想像さえしなかったはずだ。

Pitch_2 ■3位のミュージカル・コメディ"Pitch Perfect"は先週の335館から2770館へと拡大。その観客層は大部分が女性で彩られていることは先週にもお伝えしたが、今週改めてはじき出された出口調査によると81パーセントが女性客で、30歳以下の観客が60パーセント以上を占めたとのこと。累計興収は製作費の1700万ドルを超えて2000万ドル域に足を踏み入れたあたり。作品の評価も好調とのことで、来週のこの時期にどれくらいの下げ止まりが観測されるかで全体の興収的な行方が分かってくるはずだ。

■4位"Looper"の興収は先週末比にして41パーセント減となった。10日間の累計興収は4030万ドルほど。ちなみに先週の興収ウォッチにて「本作に関する中国での興収が米国を上回るかも」と書いたが、いざ推計段階から興収確定へと移るとその結果に桁違いの落差が生じており、「いったい何が起こったのか!?」と関係者を慌てさせた。Deadlineによると、その理由はドル換算と人民元換算とを混在させてしまったことにあるようだ。ちなみに本作は来年の1月12日よりギャガ配給で日本公開される。

■さて、お馴染みティム・バートン監督作として期待されたブラック&ホワイトのストップアニメーション3D映画『フランケンウィニー』だが、さすがに"Hotel Transylvania"のような強力なファミリー層動員とまではいかなかったようだ。バートンによる1984年製作のショートムービーをセルフリメイクしたこの意欲作は、金~日の興収は1150万ドルにとどまり、ティム・バートン作品としては『コープス・ブライド』の1910万ドルをも下回る結果に。出口調査によるとファミリー層は全体の56パーセント、そしてカップル層は32パーセントを占めている。製作費は3900万ドル。

Thepaperboy ■トップ10圏外に視野を広げると、『プレシャス』のリー・ダニエルズ監督作"The Paperboy"が全米11館にて封切られ、1館あたりのアベレージが1万ドルを超える好調ぶりを見せている。出演はニコール・キッドマン、ジョン・キューザック、ザック・エフロン、マシュー・マコノヒー。今年のカンヌでも評判を集めた本作だが、さて今後どのような興行展開を見せるだろうか。

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