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2012/10/29

【興行】北米週末TOP10 Oct.26-28

世界では英国を皮切りに『007 スカイフォール』が強靭な人気を見せつける中、2週遅れの公開となるアメリカではボンド到来までボックスオフィスの苦境が続く。巨大なハリケーン「サンディ」が不穏な足音をしのばせる中、昨年の同時期よりも12パーセントほど低迷したという興行結果をチェック。

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Oct.26-28 weekend 推計

01 Argo $12.4M
01 Hotel Transylvania $9.5M
03 Cloud Atlas $9.4M
 
04 Paranormal Activity 4 $8.67M
05 Taken 2 $8.0M
06 Silent Hill: Revelation 3D $8.0M
07 Here Comes the Boom $5.5M
08 Sinister $5.07M
09 Alex Cross $5.05M
10 Fun Size $4.0M

■まずはアメリカから離れて世界の映画市場を席巻しているあの映画の話題から。

Skyfall650
英国を皮切りに金曜日より封切られた『007 スカイフォール』は、世界25か国において興収7770万ドルを計上するというビッグスタートを記録中でも英国ボックスオフィスは2010万ポンド(3240万ドル)という数値を叩きだしており、これは『ハリー・ポッターと死の悲報Part2』に次ぐ英国史上NO.2の週末興収ということになる。つまり2Dにおいては英国市場NO.1である。またこの数値は前作『007/慰めの報酬』に比べて30パーセント上回り、『カジノ・ロワイヤル』と比べても76パーセント上回る数値。フランス、ロシア、ブラジル、韓国などにおいても初登場NO.1はもちろんのこと、いずれも強靭な興収値を記録している。ダニエル・クレイグの3回目の登板にして最高の評価を獲得している本作。サム・メンデス監督はクリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』から受けた影響などに関しても示唆するコメントを残しており、われわれはまたもや目の覚めるようなアクションと共に人間の闇を鋭くえぐり出した作品を享受することとなりそうだ。

■そんな『スカイフォール』もアメリカへのお目見えは2週後。ボックスオフィスNO.1を飾ったのは、公開3週目となるベン・アフレック監督作『アルゴ』だった。

Argo
アカデミー賞作品賞候補入りの期待高まる本作だが、とにかく特筆すべきは口コミに支えられたこの映画の下げ幅の低さだ。先週末と比べた下落率は25パーセントにとどまっており(通常は週ごとに平均50パーセントずつ減少していく)、まさにコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』以来となる「3週目の首位奪取」となった。累計興収は6080万ドル。製作費は4500万ドル。

■ソニーピクチャーズのアニメ作品"Hotel Transylvania"(邦題『モンスター・ホテル』)は先週の4位から再浮上して2位へ。ティム・バートンの『フランケンウィニー』を打ち負かし、今年のハロウィンムービーの顔となった本作は米国内だけで累計1億3040万ドルを稼ぎ出している。

■3位には初登場"Cloud Atlas"。

Atlas
『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟(兄上の性転換により現在は“ウォシャウスキー・ブラザーズ”ではなく“ウォシャウスキー・シブリングス/siblings”と呼ばれている)と『ラン・ローラ・ラン』のトム・テイクヴァという奇才3人が寡頭体制で監督を務めたこの奇想天外なクロニクルは全米2008館にて封切られ、推計興収は940万ドルほどになる模様。2時間44分という長尺と、一言では説明不可能な世界観が災いしてか、オープニング・ウィークエンドは不発感漂う結果となった。出口調査によると男女比率は男性が51パーセントとややリードし、年齢層では25歳以上が77パーセントを占めたとのこと。

■4位には先週の覇者パラノーマル・アクティビティ4』。ハロウィンのイベントムービーという位置づけからか、2週目の下落率は70パーセントに達している。これまでの3作を振り返っても最も大きな落ち方だ(1は2週目以降に拡大公開されたので比較にならず。「2」は2週目で59.4パーセント下落、「3」は65.5パーセント下落)。現在までの累計興収は4260万ドル。製作費は500万ドル。対する世界興収は9000万ドルに達しており、ハロウィンシーズンの1点集中戦略によってその総和は相変わらずインパクトのある大きな値となっている。

■4週目の"Taken 2"こと『96時間 リベンジ』は推計800万ドルを計上し、5位に落ち着いた。累計興収は1億1700万ドル。製作費は4500万ドル。

Hill_2  ■また、現在の推計段階では"Taken 2"に並んで初登場"Silent Hill"も同額を記録しており、最終的な順位は月曜日以降の興収確定を待たねばならない状態だ。しかしながら人気ゲームシリーズの映画化第2弾となる"Silent Hill"は前作の鮮やかなオープニング成績2015万ドルに比べると低迷ぶりを否定できない出だしとなっている。3Dとなって返ってきたこの斬新ホラーの真価のほどはいかに。

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