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2012/11/05

【興行】北米週末TOP10 Nov.02-04

巨大ハリケーンの爪痕を色濃く残す中で再開されたアメリカの映画興行。そこではゲームの世界を舞台にしたディズニー製作の新作アニメが多くのファミリー層に支持されスマッシュヒットを記録していた。

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Nov.02-04 weekend 推計

01 Wreck-It Ralph $49.1M
02 Flight $25.0M
03 Argo $10.2M

04 The Man with the Iron Fists $8.2M
05 Taken 2 $6.0M
06 Cloud Atlas $5.3M
07 Hotel Transylvania $4.5M
08 Paranormal Activity 4 $4.3M
09 Here Comes the Boom $3.6M
10 Silent Hill: Revelation 3D $3.3M

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■世界で大ヒット中の007 スカイフォール』の公開を今週末に控え、米ボックスオフィスではディズニーが放つ新作アニメ"Wreck It Ralph"(邦題『シュガー・ラッシュ』日本では3月公開)がオープニング週末興収だけで5千万ドルに手が届きそうなほどのスマッシュ・ヒットを記録。同作はアクションゲームの悪役として30年以上もビルを壊し続けることに疲れたラルフがゲームの境界線を越えていく奇想天外なファンタジーだ。ラルフ役の声優をあのジョン・C・ライリーが務めているのも見どころ、聴きどころだ。

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ちなみにアメリカでは先週、巨大ハリケーンの襲来によって300以上の映画館が営業中止を余儀なくされるなどの波乱をもたらしたが、その反動からか気晴らしを求めて多くのファミリー層が劇場へと繰り出したようだ。出口調査によると本作"Wreck-It Ralph"に詰めかけた観客のうちファミリー層は68パーセントを占めた。さらには25歳以下が57パーセントで、なおかつ55パーセントが男性客とのこと。製作費は1億6500万ドル。

Flight ■2位にはロバート・ゼメキス監督の『キャスト・アウェイ』以来となる実写映画"Flight"が登場した。公開規模は1900館弱と少なめ(通常だと全米の公開は3000館レベル)だが、それにもかかわらず週末3日間で2500万ドルの売り上げを記録した。これは相変わらずのデンゼル人気と言うべきか、それとも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のゼメキス監督が再び実写に戻ってきてくれたことへの歓喜の声か。観客層はさすがに高めで、90パーセント以上が25歳以上だという。現在までのところ本作はかなりの手堅い評価を得ており、スタジオ側はこれから口コミを広げデンゼルを再度アカデミー賞の主演男優賞候補へと押し上げていきたい構えのようだ。製作費は3100万ドル。

■3位には『アルゴ』がとどまった。先週末に比べての減少率は15パーセントとかなりの口コミによる下げ止まりが働いている。累計興収は7600万ドルに手が届きそうな付近。製作費は4500万ドル。この調子でいけばベン・アフレック監督の前作『ザ・タウン』(9220万ドル)を凌駕する興収成績を残せそうだ。

Iron ■4位にはヒップホップ界の大物RZAが監督デビューを果たした"The Man with the Iron Fists"がお目見え。「“クエンティン・タランティーノ”プレゼンツ」で彼の盟友イーライ・ロスが脚本を手掛けるなどして得体のしれない膨らみを増したアクション作品。製作費は1500万ドル程度。観客層を紐解くと64パーセントが男性、また53パーセントが30歳未満とのこと。

■"Taken 2"(邦題『96時間 リベンジ』)の累計興収は米国内だけで1億2570万ドル、世界全体では3億4340万ドルとなっている。筆者も先週試写してまいりましたが、舞台をイスタンブールへと変えて、前作のパリとは打って変わって街のざわめきが体感できるタイトな作品となっていました。

■ウォシャウスキー姉弟(シブリングス)とトム・テイクヴァという奇才が手を組んだSF大作"Cloud Atlas"は先週末に比べて45パーセント減少。累計興収を1830万ドルとした。

■今年のハロウィンシーズンにおける大ヒットを勝ち取った"Hotel Transylvania"(邦題『モンスター・ホテル』)は7位にダウン。累計興収は1億3750万ドル。興行面ではややパワーダウンしつつも何とか5作目にバトンタッチできそうなパラノーマル・アクティビティ4』は累計興収5千万ドルに達しようかというところ。製作費はその1/10の500万ドル。この利益率の高さが続く限りシリーズはそう簡単に止められそうにない。

■ランク外ではフィリップ・シーモア・ホフマン、クリストファー・ウォーケン、キャサリン・キーナー、イモジェン・プーツらアンサンブル・キャストが織りなす"A Late Quartet"が9館にて封切られた。1館あたりのアベレージ興収は8500ドルほど。クラシック音楽における“カルテット”が織りなす人間模様や共鳴、不協和音を珠玉の役者陣がいかように表現するのか注目です。

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