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2012/12/24

【興行】北米週末TOP10 Dec.21-23

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Dec21-23 weekend 推計

01 The Hobbit An Unexpected Journey  $36.7M
02 Jack Reacher  $15.6M
03 This Is 40  $12.0M
 
04 Rise of the Guardians  $5.9M
05 Lincoln $5.6M
06 The Guilt Trip  $5.4M
07 Monsters Inc.3D $5.0M
08 007 Skyfall $4.7
M
09 Life of Pi $3.8M
10 The Twilight Saga: Breaking Dawn Part2  $2.6M

■クリスマス前のひととき、人々はプレゼント探しに必死で映画館の存在を頭の中からすっかり忘却してしまっているようだ。そんなわけで、今週も先週に引き続き『ホビット 思いがけない冒険』が興行成績NO.1の座を獲得。しかしながら先週末に比べて下落率が57パーセントに昇るなど、あらゆる世代に訴求力を持つ堅実な作品にしては落ち方もやや急傾斜であることに驚きかされる。本作のアメリカでの10日間興収は1億4990万ドルに昇るが、これを過去の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作と比較すると以下のようになる。

・旅の仲間 10日間興収1億2973万ドル/最終興収3億1336万ドル 
・二つの塔 1億6810ドル/3億3979万ドル
・王の帰還 1億9080万ドル/3億7700万ドル

今作が3Dフォーマットであることを考えると、やや物足りない興行展開と言える。その分、世界興収にて十分な巻き返しを図っていきたいところだ。

■2位には初登場、トム・クルーズ主演の“ジャック・リーチャー”シリーズ第1弾として降臨した"Jack Reacher"(邦題は『アウトロー』)だ。昨年の同時期には『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』で一気にスパークしたトム・クルーズだが、今回の意欲作はオープニング3日間で興収1560万ドルしか計上できていない。この数字をどう読み解くかについてはスタジオ側にも様々な言い分が立つことだろう。しかしながら作品の評価は至って良好で、今後クチコミがどのように広がっていくかが成否の分かれ目となることだろう。まずは来週の下落率にて今後の展開を占いたいところだ。観客層は6割が男性、そして観客の実に76パーセントが25歳以上と、極めて年齢層は高い。

■3位は初登場コメディ"This Is 40"。監督はジャド・アパトゥー。週末の興収は1200万ドルにとどまり、観客層は57パーセントが女性とのこと。ポール・ラッドをはじめ、レスリー・マン、アルバート・ブルックス、ジョン・リスゴー、ミーガン・フォックス、ジェイソン・シーゲル、メリッサ・マッカーシーといった芸達者らが勢ぞろいする本作だが、勢いのないスタートとなってしまった。

■"Rise of the Guardians"は今週も4位にとどまった。オープニングこそ低調だったがその後は下げ止まり効果が広がっている本作。累計興収は7970万ドルに達している。スピルバーグ監督作"Lincoln"は累計興収を1億1680万ドルとした。

■6位の"The Guilt Trip"は、セス・ローゲン主演のコメディだが、こちらも芳しくない数字に終わった。監督は『あなたは私の婿になる』でサンドラ・ブロックを再度高みに押し上げたアン・フレッチャー。観客層は6割が女性、そして25歳以上の観客が82パーセントを占めている。

クリスマス前に笑い転げて楽しく過ごしたい人たち向けにリリースされたコメディが次々と撃沈している様子には、何か興行的にボタンを掛け違えているような印象さえ受ける。各作品ともに来週以降の巻き返しはありうるのか?

■7位に登場した3D版『モンスターズ・インク』もイマイチ煮え切らないスタートぶり。『ライオンキング』までは好調だった3D版シリーズもここにきてやや存在感を薄めているように思える。

■TOP10圏外に目を見けると、『シルク・ド・ソレイユ 彼方からの物語』が840館規模で封切られ、週末興行成績11位に付けている。キャスリン・ビグローが2度目のオスカー獲得を目指してぶち上げる意欲作"Zero Dark Thirty"は、まずは5館のみの限定公開で小手はじめ。1館あたりのアベレージ興収は8万ドルを超えており、これは現在公開中のあらゆる映画の中で最も高い値と言える。

■ナオミ・ワッツとユアン・マクレガー、そして子役たちが懇親の演技を見せるリアリスティックな津波映画"The Impossible"は15館にて公開。こちらはアベレージ9000ドル台というまずまずの動員。また、今年のカンヌ最高賞受賞作、ミヒャエル・ハネケ監督作"Amour"も3館にて封切られ、こちらはアベレージを2万ドル台に乗せる高稼働を見せつけている。

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