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2012/12/10

【興行】北米週末TOP10 Dec07-09

先週までの復習は各自こちらにて行ってください。

【Dec07-09 weekend 推計

01 007 Skyfall 11.0M
02 Rise of the Guardians  $10.5M
03 Twilight Saga: Breaking Dawn2  $9.2M
 
04 Lincoln  $9.1M
05 Life of Pi $8.3M
06 Playing for Keeps $6.0M
07 Wreck It Ralph $4.9M
08 Red Dawn $4.2M
09 Flight $3.1M
10 Killing Them Softly $2.7M

007■世界が『ホビット』の公開を待ちわびる中、米週末ボックスオフィスは嵐の前の静けさと化した(2012年で3番目の低調ぶりだそうだ)。全作品が数字の伸び悩みに陥る中、結果的に首位に収まったのは公開5週目となる『007 スカイフォール』だった。週末興収面ではもうほとんど余力が残っていないが、それでもトータル興収は2億6160万ドル(『アメイジング・スパイダーマン』の米興収とほぼ同じ額)にまで達しており、果たして3億ドルに達するのか否かがポイントとなることだろう。ちなみにダニエル・クレイグ版ボンド各作品の興収は以下のとおり。

・カジノ・ロワイヤル1億6745万ドル
・慰めの報酬 1億6840万ドル

■2位にはこれまでイマイチ元気のなかったアニメーション作品"Rise of the Guardians"が3週目にして迫り上がってきた。現在までの累計興収は6190万ドル。先週末に比べて下落率が20%台というのはかなりの下げ止まりが働いている証拠。だが、国内だけで制作費の1億4500万ドルをカバーするのは無理難題か。

■3週連続1位をキープし続けてきた"Breaking Dawn Part2"は3位へ下落。累計興収は2億6800万ドル。制作費は1億2000万ドルとのこと。ちなみにこちらもシリーズ各作品の米興行をまとめるとこうなる。

・トワイライト 1億9277万ドル
・ニュームーン 2億9662万ドル
・エクリプス 3億ドル
・ブレーキング・ドーンPart1 2億8129万ドル

■スティーヴン・スピルバーグ監督が米国で最も名高い偉人の伝記に挑んだ"Lincoln"は4位となった。現在までの賞レースではダニエル・デイ・ルイスが男優賞を受賞するなどの健闘ぶりを見せている本作。累計興収は9730万ドル。スピルバーグ作品としてはかなり早いピッチでの1億ドル超えとになりそうだ。

■アン・リー監督の3D大作"Life of Pi"は5位に収まった。先週末からの下落率は32パーセント程度。トップ10作品の中で唯一スクリーン数を増やしており、興行側がいまだ潜在能力を推し量っているような状況か。何よりも本作はキャストをあえて無名の俳優らで網羅するなどの野心的な試みが際立っており、これらがどのように観客側へ浸透し、クオリティに見合った興収結果を実らせられるか注目したいところだ。今のところ専門家筋の作品評価は高く、これから始まる賞レースにて各部門に絡んでくれば、今後少しずつ興収を伸ばしていけるだろう。現在までの累計興収6092万ドル。制作費は1億2000万ドル。

なお、この『ライフ・オブ・パイ』は現在、アジアでの興行が順調で、特に中国では『ダークナイト・ライジング』や 『アメイジング・スパイダーマン』を超える6870万ドルを稼ぎ出しているとか。米興収と海外興収を合わせると、世界興収は1億6660万ドルとなる。

■5位には初登場、ジェラード・バトラー主演のロマンティック・コメディ"Playing for Keeps"。2837館の公開で週末興収は600万ドル。合格ラインとは言い難い数字だ。監督は『幸せのちから』や『7つの贈り物』で知られるガブリエレ・ムッチーノ。

■TOP10が低調な時にはむしろ圏外に注目ポイントがある。今週も相変わらずデヴィッド・O・ラッセル監督作"Silver Linings Playbook"(世界にひとつのプレイブック)が370館レベルでの公開ながらも11位につける健闘ぶりを見せている。アカデミー賞作品賞候補入りも確実視されている本作、おそらく2月後半まで興収推移も長期戦となってくることだろう。

Hyde ■圏外でもう一本、注目作がある。初登場の"Hyde Park on Hudson"だ。ビル・マーレイがルーズベルト大統領に扮する本作は、『英国王のスピーチ』でおなじみのジョージ6世とその妻エリザベスが、英国王としては史上初となる公式訪米を行った際の舞台裏を描いた物語だ。今のところ全米4館のみの限定公開だが、1館あたりのアベレージ興収は2万ドルを超えており、これは現在公開中の劇場作品中で最も高い数値となる。

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