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2014/01/01

【2013年のマイベスト】

新しい年が幕を開けました。

行き交う人々の表情はいつもより穏やかで、時間の流れ行くスピードも緩やかに感じられるこのひと時。2014年の皮膜を破りこちら側へと辿り着いた私は、いま神聖なる気持ちが心を充たしていくのを覚えながら、ゆっくりと昨年の自分自身の記憶を反芻しています。

マイベストの選出は決して厳密な評価を定めようとする行為ではありません。かといって自己完結のアカデミー賞をやりたいわけでも毛頭ありません。私はただ、後にこの一年のことを思い起こす時、2013年の自分の心象に一体どのような情景が映っていたのかを知りたいだけなのです。その上で映画は最高の役割を果たしてくれます。一本一本の映画について想起する度に、あるいはそのタイトルに触れるだけでも、冷凍保存された記憶は瞬く間に解凍され、その時に感じた生々しい心のうごめきを再訪することが可能となります。

クリストファー・リーヴ主演の『ある日どこかで(Somewhere in Time)』で主人公はコインを見つめるだけで驚くほど容易くタイムトラベルを果たしてしまいます。ここに挙げる15作品もまた、私が自分史を行き来するためのキーとなりうるものばかり。さて、2013年の私はいかなる感情の海を泳いで、いまこの岸辺にたどり着いたのでしょうか。振り返ってみたいと思います(リンク先は私のレビューです)。

1〜10

01 横道世之介

02 シュガーマン 奇跡に愛された男

03 わたしはロランス

04 ムーンライズ・キングダム

05 サウンド・オブ・ノイズ

06 いとしきエブリデイ

07 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

08 風立ちぬ

09 クロニクル

10 グランド・マスター


11〜15

11 ザ・フューチャー

12 3人のアンヌ

13 死霊館

14 ゼロ・グラビティ

15 キューティー&ボクサー

最後になりましたが、本年も皆様が一本でも多く「これは!」と思える作品と出逢えますことを、心より願ってやみません。昨今、インターネットの普及によってグローバル社会化が加速する中で、世界の細部と細部が瞬時に繋がる環境が整う一方、人は、国家は、どんどん内向きになっているようにも思えます。映画は“感情の容れ物”です。それがどんな国の、どんな人々を主体とした物語であったとしても、映画は私たちを主人公や語り手のコックピットへといざない、その視点を通じて様々な感情を体験させてくれます。少なくとも私が映画に魅せられる理由の一つはそこにあります。

今年も映画を通じて様々な感情を冒険していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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