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2015/07/29

ジュラシック・ワールド

Chrisprattvelociraptorjurassicwor_2

暑い日が続いてますね。お変わりありませんか? 映画界の夏興行もいよいよ本格化。『マッドマックス』に『アベンジャーズ』、『ターミネーター』ときて、さらに『ジュラシック・ワールド』、『ミッション:インポッシブル』と人気シリーズの最新作が目白押し。

そんな中から、8月5日より待望の日本公開となる『ジュラシック・ワールド』のレビューを映画.comにて執筆しております。気になっている方はぜひご一読の上、今や世界興収、北米興収ともに歴代3位にまで昇り詰めた(いずれも1位、2位にはジェームズ・キャメロンの『アバター』と『タイタニック』が君臨)この大冒険ムービーに備えて頂ければ幸いです。

思えば、スピルバーグが1993年に『ジュラシック・パーク』を放ってから22年もの月日が経過しました。今回のシリーズ第4弾で何よりも嬉しいのが、映画のストーリーも観客と同じく22年分の歳月を経ているということです。だから、いやがおうにも22年前、ブラキオサウルスがスクリーン一杯に首を伸ばしていたシーンのことなどが蘇ってきてしまう。現に、あの頃は親に手を引かれて映画館に足を運び、気がつけば今回は自分がお子さんの手を引く立場になっている方も多いはず。そうやって自分史と重ね合わせて映画が楽しめるのもこのシリーズの醍醐味と言えるのでしょう。

そして、これは大人になってから気付いたことなんですが、スピルバーグにおける1993年はまさに奇跡的ともいえる年でもあり、同年に『ジュラシック・パーク』と『シンドラーのリスト』を公開しているんですね。過去のエピソードを紐解くと、これらはほぼ同時期に製作されていて、『ジュラ』の撮影を何とか終わらせてからポーランドへと飛び、そこで日中は『シンドラー』を撮りながら、空いた時間で『ジュラ』の特殊効果のチェックも行っていたのだとか。

僕らからすればあまりに両極端の荒業に思えるんだけれど、こうやって両極共に針が振り切れている状態だったからこそ、互いに反動を付けながら自分を限界にまで追い込むパワーを引き出し得たのではないかと思うのです。そして何よりも『シンドラー』があったからこそ、『ジュラシック・パーク』にはまるで願いをこめるかのように人間の創造性や夢見る喜びといったものが縦横無尽にあふれていたのではないでしょうか。

今回の『ジュラシック・ワールド』では、まさにスピルバーグの子供世代とも言えるコリン・トレボロウが監督のバトンを引き継いでいます。彼は僕よりもひとつ年上だから、恐らく映画館で93年に受けた原体験も似通ったものだったはず。そんな彼が長編第二作目にあたる本作でプレッシャーを撥ね除けて見事にやり遂げてくれたことが本当に嬉しかった。ちなみに彼の前作『彼女はパートタイムトラベラー』も素晴らしい作品なので(日本では未公開でDVDスルーなのですが)、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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