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2015/11/29

ムーン・ウォーカーズ

『ムーン・ウォーカーズ』のレビューを書きました。『ハリー・ポッター』のロン役ルパート・グリントによる久々の主演作にして、かなり奇妙でおかしな設定の異色作。時は1969年、アポロ11号の月面着陸に伴い、失敗した時のために映像をでっちあげようという密命がCIAから下り、それなら当時『2001年 宇宙の旅』で一世を風靡していたキューブリックに極秘裏に監督を引き受けてもらおうと、ひとりの諜報員が英国に乗り込んでくるわけですが・・・。

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あの巨匠が月面着陸をねつ造!?『ムーン・ウォーカーズ』が紡ぐキューブリック愛(とスウィンギング・ロンドン)/リアルサウンド

月面着陸のねつ造説というのはこれまでにもよく聴かれてきたものですが、これはかなりぶっ飛んでます。振り切れちゃってます。そもそも左の人ときたら、キューブリックと似ても似つかぬ風貌じゃないですか。真面目なキューブリックファンが見ると「冒涜だ!」と怒るかもしれませんが、気楽な感じでみてサクッと楽しめるエンタテインメントに仕上がっています。

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2015/11/22

恋人たち

現在公開中の邦画『恋人たち』について書いています。

橋口亮輔監督が傑作『恋人たち』で描く不安と絶望、そして微かな希望/リアルサウンド

同じ長崎県出身ということもあり、ずっと気になり続けてきた橋口監督。前作『ぐるりのこと。』から7年ぶりの新作ということもあって、時代と人間をじっくりと見つめた、研ぎ澄まされた傑作に仕上がっています。あらゆるスマートさをかなぐり捨てて、人間がいやがおうにも必死に這い上がって生きようとする姿を、微かなユーモアすら交えながら描いている。見終わった後、心の中にじっとりと汗とも澱ともつかない何かが、いまだに留まり続けているのを感じています。ほんとうに見応えのある迫真の人間ドラマでした。

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2015/11/10

コードネームU.N.C.L.E.

映画.comにてスパイ映画『コードネームU.N.C.L.E.』のレビューを執筆しております。本年はどういうわけか、『ミッション:インポッシブル』から『007』、それに異色作『キングスマン』までもが大集結する、近年稀に見る”スパイ年”。その中で知名度の面で一歩遅れを取りながらも、実際に目にするとすごくテンポが良くてグイグイ引き込まれる一作です。

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小粋なふたりとガイ・リッチーが織り成すビートに酔いしれる、スパイ映画の新機軸/映画.com

簡単に言うと、60年代の冷戦真っ只中、米CIAの凄腕エージェントとソ連KGBの凄腕が、特例中の特例としてコンビを組み、衝突し合いながらも事件解決にあたるというスパイ・アクション。『ロック・ストック・トゥー、スモーキング・バレルズ』や『シャーロック・ホームズ』シリーズの英国人監督ガイ・リチーが手掛けているだけあって、小気味の良い応酬がたまらなく心地よいです。

ベースとなるのは60年代に大人気を博したアメリカのTVシリーズ。『007』の原作者イアン・フレミングもコンセプトづくりに関与しているらしく、アメリカとソ連の話かと思いきや、後にイギリスの影がチラ付いてくるのが面白いところ。

米公開時は興行的なヒットとはならなかったのですが、本国の出口調査では往年のシリーズを知る人よりも、全くTVシリーズを観たことのない若い世代の観客の方で高い満足度を記録している模様。日本でもぜひ多くの人にご覧頂きたい一本です。

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2015/11/08

PAN ネバーランド、夢のはじまり

海外での評判の芳しくない『PAN』なんですが、そう言われとなんだか擁護したい気持ちがムクムクと起き上がってきてしまったので、あえて地雷を踏む想いで(うまく踏めているかも分かりませんが)、ジョー・ライト監督の映画作りのスタイルと絡めて書いてみました。1万人に1人くらい、気まぐれに読んでくれると嬉しいなと思っています。

Panheader

『PAN ネバーランド、夢のはじまり』に見る、ジョー・ライト監督の映画作りのルーツ/リアルサウンド

『PAN』について書くのは媒体的にこれで2度目なのですが、やっぱり僕は『プライドと偏見』や『つぐない』などのジョー・ライト監督が大好きで、成功もすれば失敗も多い、けれどその作品の中に何かひとつくらいは観客の心に生涯忘れ得ぬなにかを刻み付けようとする彼の創作姿勢に、これからもずっと魅了され続けていくのだろうなと思っています。

『PAN』は1億5千万ドルの製作費で、現時点で全米では興収3千万ドルほど、世界興収でも1億ドルほどしか回収できてないらしく、まあ、ジョー・ライトにとっても手痛い一作となりましたが、負けずに頑張ってほしいなあ。彼のキャリア全体を俯瞰した時に必ず再評価される日がやって来ると思う。興味がある方はぜひいつか「ああ、あの時、あいつがなんか言ってたな」と思いながら観てみてくださいね。これからもジョーのこと、ひとつよろしくお願いします(誰だ、俺は)。

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