« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »

2016/04/27

緑はよみがえる

『緑はよみがえる』という映画のレビューを書かせていただきました。

Tornerannoiprati2014ermannoolmi001

巨匠エルマンノ・オルミ監督が伝承する戦争の記憶 80歳を超えて『緑はよみがえる』を手がけた背景/リアルサウンド

イタリアの巨匠、エルマンノ・オルミによる最新作なのですが、80歳を越えたこの伝説的な監督が描く戦争映画(と言っても描かれるのは第一次大戦)は、時に詩的で、荘厳で、そして時に張り裂けそうなほど激しい恐怖と悲しみを胸に去来させるものでした。本国では大戦勃発100周年の節目に公開されたとのこと。

無口な登場人物が最後にこうつぶやきます。

「やがて戦争も終わり、故郷に帰る時が来るだろう。ここ(戦場)には緑がよみがえり、ここで起きたこと、耐え忍んだことなど、何も残らない。信じる者すらいなくなる」

どこの国でも、記憶の風化について同じような問題意識を抱えているのだなと、身につまされる思いがしました。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2016/04/26

シビル・ウォー キャプテン・アメリカ

マーベル・ユニバースも新たな段階へ。正直、本家『アベンジャーズ』以上に面白い!そんなシリーズ最新作『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』がいよいよ公開です。

レビューを執筆しましたので、ぜひご一読ください。

Spidermancivilwarteamcap

息つく暇なく激走するアクションとサスペンスが、シリーズ新局面の始動を高らかに告げる。/映画.com


この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2016/04/16

グランドフィナーレ

4月16日より公開となる映画『グランドフィナーレ』(原題:Youth)のレビューを執筆しました。引退した作曲家の胸のうちを、様々な思いがよぎっていく物語。

Maxresdefault

映像の魔術師が『グランドフィナーレ』で描く、甘く切ない”老い”の境地/リアルサウンド

フェリーニの再来とまで賞賛されるイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ監督の最新作です。御歳82となるマイケル・ケインと、76歳のハーヴェイ・カイテルが織りなす人間模様が本当に味わい深く、その一言一言のセリフや彼らの一挙手一投足にドキリとしたり、クスッと笑わされたり、人生という名の年輪を感じたり。

意外と取っ付きにくいことで知られるソレンティーノですが、今回は『グレート・ビューティー』とは違い、幅広い観客層に受け入れられる作品に仕上がっています。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2016/04/10

桜の樹の下

ポレポレ東中野にて公開中のドキュメンタリー映画『桜の樹の下』についてレビューを執筆しました。

精霊のような老婆に導かれし公営住宅の暮らしーー20代の女性監督が撮った『桜の樹の下』の魅力/リアルサウンド

身を切るような題材なのだろうと半ば覚悟を持ってスクリーンと向き合ってみたところ、これが逆に生命の躍動を感じさせる素晴らしい瞬間の連続で、心の中に春風が吹いたような気持ちになりました。果たしてご出演された方々は、今年の桜を元気に眺めておられたでしょうか。

それでも人生は続くーーそんな言葉が聞こえてきそうな一作です。


この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2016/04/05

モヒカン故郷に帰る

『南極料理人』や『横道世之介』などでお馴染み、沖田修一監督の最新作『モヒカン故郷に帰る』のレビューを執筆しました。

破天荒なキャラと笑いに導かれ辿り着いた、宝石のような家族の肖像/映画.com

ゆるーく脱力して進むかと思いきや、どんどんおかしな方向に突き進んでいって、笑って泣いて、いろんな感情が揺さぶられる一作。特に役者、柄本明の緩急自在の凄さには圧倒されます。それを受ける松田龍平の存在感もさすが。身の回りの、すごくささやかでとりとめもないことが愛おしく思える。そして心から感謝したくなる、そんな映画でした。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

渡英していました

3月の後半、所用のため渡英しておりました。

出発直前にベルギーでの惨劇があったものですから、到着する頃にはかなりの警戒態勢を予想して内心不安が募っていたのも事実。ですが、いざ着いてみるとピリピリしたムードを感じさせない穏やかな空気が流れていました。しかしこれは何も警戒を怠っているわけではなく、ピリピリしたムードを感じさせない配慮が働いていたのだと思います。現に街中にはいつもと変わらず多くの防犯カメラが作動しており、警察官や係員の持つ無線機からは終始、カメラの監視側と連動した事細かな連絡が飛び込んでくるのが聞こえましたからーー。

7656_1045699042140549_1782365164730

夜のテムズ川沿いを歩くと、夜景が美しすぎて、どこまででも歩いてしまう。引き返すポイントを完全に見失ってしまいます。

12920349_1045699982140455_396978126

テムズ川にかかる橋の上に位置するBlackfriars駅からの眺め。遠くにうっすらとタワーブリッジが見えるでしょうか。右手の天を衝く三角すいのような建物はShardと呼ばれる高層建築。煙突がトレードマークの建物は発電所をリノベーションしたテート・モダン(現代美術館)。

12919785_1045700038807116_366701799

英国ではおなじみの寿司チェーン「yo! sushi」。キャッチフレーズが「ここは〜」ではなく「これは〜」なところに、アリスの不思議な世界へ迷い込んだようなパラレルなジャポニズムを感じます。

12717892_1045700228807097_575733381

テムズ川沿いに位置するこの建物はどこでしょう?と質問するのも野暮ですね。ジェームズ・ボンドの勤務先としてあまりに有名となりました。映画の中では何度も破壊されていますが、健在です。

12439415_1045700125473774_165042467

絢爛豪華な国会議事堂は、様々な偉人たちの彫像で囲まれています。個人的に最も良い位置を確保しているのがこの勇壮に馬に跨り剣を振り上げる王。獅子心王とも呼ばれたリチャード一世です。

12936567_1045700098807110_193946091

ロンドンでは必ずBFIに足を運ぶことにしています。今回はそこで行われたBBC製作の新作ドラマ「The Hollow Crown」の第2シリーズのプレビュー上映も鑑賞。シェイスクスピアによる戯曲をもとにしたこのシリーズですが、ヘンリ−6世統治下を舞台にした今回のシリーズでは薔薇戦争が中心に描かれ、後半ではリチャード3世をベネディクト・カンバーバッチが怪演。この日はヘンリ−6世役のトム・スターリッジと、グロスター公役のヒュー・ボネヴィル(「ダウントン・アビー」や「パディントンでも有名ですよね」)を招いてのQ&Aも実施。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »