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2018/05/01

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー

映画.comにて『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のレビューを執筆しました。ご興味おありの方は是非ご覧ください。

本作は北米のオープニング週末興収にて2億5570万ドルという桁違いの数字を叩き出し、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を上回る歴代最高記録を樹立しています。これから興収がどれくらいまで伸びていくのか見当もつきませんが、きっとこれまた北米興収のトップに君臨する『フォースの覚醒』(9億3660万ドル)を脅かすほどの猛追を見せてくれることでしょう。

*ちなみに時間軸からすると本作の直前に位置する『マイティ・ソー バトルロイヤル』のレビューも執筆しておりますので、参考までにご覧いただければ幸いです。

さてさて、上記のレビューは基本的にネタバレなしで書いていますが、でも実際問題として今回の『』アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』は、見た後にどうしても今後の展開を予測してあれこれ語りたくなる映画でもあります。以下、結末にモロに触れていますので、本編をご覧になった方のみ、個々の責任のうえでお読みください。


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急転直下。予測はしていたものの、映画は美しいほど静謐で、しかし衝撃的なラストを迎える。サノスはかねてより渇望していた通り、地位や身分、貧富の差にかかわらず、世の中の半分の生命体を”平等”に消滅させる。そして彼もまた「願いが叶ったら、故郷の日の出でも眺めるさ」との言葉通り、まるでタルコフスキーの映画のような美しい風景に溶け込みながら、感慨深げな表情を浮かべたところで本作は幕を閉じる。

ではもはやアベンジャーズたちに、あるいは人類に勝ち目はないのか。私は本作のベースとなった原作アメコミについて全く知らないのだが、本作の構成や脚本を改めて紐解くと、各ステージにおいて登場人物たちによる「ストーンか?命か?」という二者択一が幾たびもバトンリレーのように繰り返されていたことを思い出す。続編でもこのフレーズがおきまりのように繰り返されるのか。あるいはそれがもう一段階発展することで一つのターニングポイントを成すのか。ここはひとつの注目どころとなるだろう。

とりわけ気になるのはドクター・ストレンジだ。彼もまた最初「私のストーンか、君たちの生命かという瀬戸際の選択になれば、私は迷わずストーンを選ぶ」と言い放ちつつも、最終的にはストーンをサノスに渡し、アイアンマンを救うという行動に出た。これは何も彼が情にほだされたからではなく、「一千万通りの中の一つ」という勝てる可能性を実現させるための一手と見るべきだ。そういえば、序盤には敵に対して「私が死ねば、ストーンにかけられた魔法に苦労することになるぞ」と言ったセリフもあった。「時のストーン」を渡すことで何らかの仕掛けや魔法や作戦が発動するのか。それともストレンジが予測した「たった一つの方法」にはアイアンマンの存在が不可欠なのか。あるいはその両方なのか。少なくとも、彼が救ったアイアンマンはラストに”消えなかった”ので、ストレンジはそこまで見越して決断を下していたことになる。

アベンジャーズ・メンバーの映画は今後も続くだろうから、おそらく消滅した彼らもどこかのタイミングで戻ってくるのだろう。どこかに消え去り、そちら側の裏世界にて消えた者たちどうしが共闘してカムバックを目指すのか。そうでなければやはりあの”時のストーン”の効用によって「時間を巻き戻す」という方法を採るしか術はない。一度は奪われまいと破壊した「精神のストーン」をサノスが”巻き戻し”によって奪取する過程をわざわざ見せつけたのも、次回作において同じく”時間の巻き戻し”を駆使する上での布石としても受け取れる。

さて、メンバーは半減してしまった。でも、本作に出なかった者たちもいる。アントマンとホークアイは(消滅していなければ)真っ先に参戦するだろうし、サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーによるSOSの送信先は、あのロゴマークから考えると、2019年の3月に作品公開が控える新ヒーロー、キャプテン・マーベルだ。ブリー・ラーソン演じる女性ヒーローがサノス相手にどのような戦いを挑むのかにも注目したいところ(もちろん、その前に公開される『アントマン&ワスプ』も!)。あと、今回”変身しなかった”ハルクがどう落とし前をつけるのか、”キャプテン・アメリカ”という名を名乗らなくなったスティーヴ・ロジャーズも、この先自らをどう位置づけていくのか見届けたい。

エンドクレジットのラスト、いつもなら「アベンジャーズは戻ってくる」となるはずが、今回は「サノスは戻ってくる」と出る。この言葉を額面通り受け取るなら、この後、しばらくは「戻ってこない」状態が持続するも、再び彼の信奉する「宇宙のバランス」が崩れるなどの理由から「戻ってくる」決意が下されるということか。予測はいくつも立てられるが、おそらく続編はそのまたはるか上を越えてくるだろう。そうでなければ続編である意味はない。来年の5月、ここに書いたことがすべて戯言に思えるほど圧倒的なフィナーレとなることを望む。

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