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2018/07/20

パディントン2 プレミアム・エディション

あの超名作が早くもソフト化されて帰ってきました!私にとってもいち早く手にしたかった『パディントン2』。そのプレミアム・エディションに封入されているブックレットに寄稿させていただいておりますので、機会がございましたら是非お読みいただければ幸いです。

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本作に関しては、公開前にプロデューサーのデヴィッド・ハイマンに公式インタビューさせていただくなどご縁があったのですが、その時に彼の口から直接聞いた(完成前の時点での)言葉などを盛り込んだ原稿内容になっております。そんな原稿を掲載してくださったキノ・フィルムズさんにも感謝です。

デヴィッド・ハイマンと言っても「誰だ?」と感じる人も多いかもしれません。が、彼は『ハリー・ポッター』シリーズを映画史に残る大成功に導くなどの偉業を成し遂げたすごい人(現在は『ファンタスティック・ビースト』シリーズの製作に奔走されています)。にもかかわらず、会ってみると全然偉ぶっていないし、とても物腰柔らかく、親密に語りかけてくれる方でした。

これまた公開前に取材したヒュー・ボネヴィル氏も、『パディントン』への出演を決めた理由のひとつとして「デヴィッド・ハイマンが製作している映画だから、きっと大丈夫だろう、と。何しろ『ハリー・ポッター』を成功させた人だからね。『パディントン』も素晴らしい手腕で映画化してくれるものと信じてやまなかった」と語っていました。

原稿は、彼のコメントをピックアップしながら映画全体を俯瞰するような構成になっています。そこでは文脈上、載せられなかったものの、僕の心を捉えてやまなかったハイマン氏の言葉を最後にご紹介しておきたいと思います。

私:最後に聴かせてください。あなたにとって映画とは?

ハイマン:なんてことでしょう、これ一問に答えるだけで2時間はかかりますよ・・・。なんで最初にこの質問をしてくれなかったんですか(笑)。うーん、私にとって映画とは・・・「自伝」のようなもの、と言えるのかもしれません。どういうことかというと、私が手がける映画はすべて、私自身がとても主人公に共感できて、まるで自分の分身のように感じるものばかりなのです。そうやってまるで自分が乗り移ったかのように、自伝を編纂するような気持ちで製作に打ち込んでいるーーーというのが偽らざる本心と言えるでしょう。

そしてここからが重要なのですが、これが完成するとき、私を始めとする作り手だけに特化された「自伝」であってはなりません。これを受け取ってくださる観客の皆さん一人一人にとっても「ああ、この主人公はまるで自分みたいだ」と共感していただきたいのです。つまり、これは皆さんにとっての「自伝」でもある、と。映画とはそのように、「私」と「あなた」の自伝が重なり合った時に生まれてくる結晶のようなものだと考えます。

『パディントン』シリーズも、『ハリー・ポッター』シリーズも、彼が自伝を編纂するかのように大切に生み出してきたからこそ、これほど多くの方々の心を打つ作品に仕上がったのだと思います。そういったパディントン以上に紳士で真摯なクリエイターが背後で支えていることをちょっとだけ意識しつつ、ソフト化された本作を心ゆくまでお楽しみください。

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