« 2018年12月 | トップページ | 2019年2月 »

2019/01/31

アクアマン

またも新たなヒーロー映画の誕生です。

DCコミックが1941年に生み出した海洋ヒーローが、ついに映画『アクアマン』として一人立ち。地球上の実に7割を占めるという海を舞台に、壮大なアドベンチャーが幕を開けます。そんな本作についてレビューを執筆しました。気になる方は是非チェックしてみてくださいね。

『アクアマン』:繊細さとスペクタクルを巧みに繋ぐジェームズ・ワンの力に圧倒される/映画,com

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2019/01/26

ヴィクトリア女王 最期の秘密

さすが、スティーヴン・フリアーズ。言わずと知れたこの名匠は、水がナチュラルに流れゆくような上質なタッチで淀みなく物語を描く。『クイーン』で激賞された彼にとって「もう一人の女王の物語」にあたる本作も、一瞬一瞬の意匠が滑らかな線となって、観客の目線をエレガントにいざなってやまない。

Victoriaand_abdul_3

続きを読む "ヴィクトリア女王 最期の秘密"

|

2019/01/23

愛と銃弾

この作品は、いわゆる日本人好みのイタリア映画の鋳型には当てはまらないのかもしれない。だがこのノリ、このテンションを享受していると、何やらガイドブックには載っていないディープな名所へと連れてこられたかのような特別感がほとばしってやまなくなる。

Ammore

続きを読む "愛と銃弾"

|

2019/01/10

喜望峰の風に乗せて

『喜望峰の風に乗せて』(原題The Mercy)は、『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督が、オスカー俳優コリン・ファースとレイチェル・ワイズと組んで送るヒューマンドラマだ。60年代の終わりにイギリスで実際に起こった出来事がベースとなっている。

The_mercy_3

続きを読む "喜望峰の風に乗せて"

|

2019/01/06

ファンタスティック・ビースト2

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で悪役を演じるジョニー・デップを観ていると、どこかドイツ表現主義の代表作のひとつ『ドクトル・マブゼ』(フリッツ・ラング監督)を彷彿とするものを感じました。描かれる時代が近いこともありますが、この混乱する時代の中で、この突如現れた不気味な価値観が人を無残なまでに「分断」していく様子が似ているように思えたり。またそれは現代社会にも相通じるものであることは明らかです。

前にニューズウィークの記事で読みましたが、映画なり原作なり「ハリー・ポッター」シリーズに触れて育った人の多くは、自ずとトランプ大統領の排他的な主張に疑問を持つ傾向にあるようです。確かに、このシリーズは一貫して「寛容な社会」を希求するメッセージを発し続けてきました。それはJ・K・ローリングが脚本を務めた『ファンタスティック・ビースト』でも同じ。「ハリー・ポッター」で大きくなった「かつての子供達」に向けて、ローリングはまた新たなメッセージを発しているのだと思います。この複雑で予測不能な世の中、しっかりと自分の目で真偽を見極め、信じる道を進め、と。

そんな『ファンタスティック・ビースト2』のレビューです。(例のごとくご紹介する機会を逃しておりました。すみません・・・)

果たして3作目が世に出る頃、社会はどのような状態になっているのでしょうか。あらゆる映画は2、3年先の世の中を見越して制作されるものですが、作り手たちが少しでも希望を見出してくれることを願うばかりです。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

ヴェノム

聞くところによると『ヴェノム』の批評家的な評価は低いのだそうです。

それを裏付けているのかどうかわかりませんが、某腐ったトマトさんでもでも、実に低ランクの評価が付けられていました。でも実際に観てみると、これが意外と面白かった。一人の行動力あるジャーナリストがなんだかわけのわからない混乱に巻き込まれていく過程も楽しく、しかもいつしか自分に寄生したモンスターとバディムービーのように心を通じ合わせていくわけですから、このトム・ハーディという怪優の煮汁が十分に取れている作品だなと思いました。

ハーディの出演作には面白いものが多いですが、しかし暴力的な描写も多いので、家族みんなで安心して観れるものは少ないのが実状です。でも『ヴェノム』に至ってはそんな心配はないので、ファミリーで楽しめちゃうのも大きな利点。もしかするとハーディにとってもメインストリームに打って出る野心的な一作だったのかもしれませんね。

公開からもう随分経ってしまいましたが、そんな『ヴェノム』のレビューです(案の定、こちらで紹介する機会を逸しておりました)。

侵食されることであふれ出た怪優トム・ハーディのジューシーな魅力:『ヴェノム』/映画.com

すでに鑑賞済みの方も、DVD待ちの人も、ご興味あればご覧くださいませ。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2019/01/05

search サーチ

2018年に公開された映画の中で、私がこの名前は忘れるまいと心に決めた人物の「もうひとり」、それはインド系アメリカ人監督アニーシュ・チャガンティである。名門大学で映画製作を学びながらも一般的な映画人たちとはやや違うキャリアを積んできた異才だ。そんな彼が手がける映画ゆえ、初長編監督作『search』がただ凡庸な域にととどまるわけがない。

Searching

本作はその視点をPC画面の外へと移すことはない。すべてがこの小さな小箱の中だけで展開する。

それでいて決して発想力、瞬発力のみで突き進むのではなく、しっかりとしたストーリーテリング能力に裏付けられた濃厚な物語がそこに構築されていく。だからこそ、我々は安心してこの映画に浸りきることができるのだろう。そんな傑作『search/サーチ』についての記事。お時間ある方は、ぜひご覧ください。

Google出身の異才に、映画監督の夢を抱かせた一枚の写真とは?『search/サーチ』

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2019/01/03

ボーダーライン ソルジャーズ・デイ

もともと記憶力はあまり良い方ではないが、40代を超えるといよいよ人名が覚えられなくなってきた。日々、多くの作品名や俳優・監督名に触れねばならない身としては致命的だ。だが、2018年に「これはぜったいに忘れるまい」と心にきめた人名が二つあった。ひとつは『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』のメガホンを取ったステファノ・ソッリマ監督だ。

大ヒット映画の続編でよく見られるのが、前作監督の続投がままならず、まったく別の監督(それも明らかに格下の選考)が続編を担うことで、ビジョンや精神性が損なわれてしまうパターン。こうやって観客が求めていた目的地とやや異なる場所へといざなわれてしまう経験を、我々はどれだけしてきただろう。

Soldado

今回の『ボーダーライン ソルジャーズ・デイ』もてっきりそちらのパターンかと思って、はなからガッカリに対応するだけの精神的な余裕を持って試写に臨もうとする自分がいた。しかしどうだ。そのクオリティは予想をはるかに超えるもので、個人的には前作よりも激しい感動と衝撃とでガツンとやられた。手がけたソッリマ監督の力量は本当にすごい。鬼気迫るものを感じずにいられなかった。そんな本作について2本の記事を執筆しています。

・『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』エミリー・ブラントを続投させなかった理由とは?

・ヴィルヌーブに匹敵する逸材現る。イタリア人監督が魅せた圧巻の映像世界

イタリアで作られたソッリマ監督の過去作2作を鑑賞したが、これらもやっぱり濃密で、甘さが一切ない。これからこの監督がイタリアで、そしてハリウッドで、どのような新風を吹かせてくれるのか本当に楽しみだ。前作のヴィルヌーブ監督のように世界の映画界を牽引するようなビッグな存在になってほしい。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

« 2018年12月 | トップページ | 2019年2月 »