ヴェノム
聞くところによると『ヴェノム』の批評家的な評価は低いのだそうです。
それを裏付けているのかどうかわかりませんが、某腐ったトマトさんでもでも、実に低ランクの評価が付けられていました。でも実際に観てみると、これが意外と面白かった。一人の行動力あるジャーナリストがなんだかわけのわからない混乱に巻き込まれていく過程も楽しく、しかもいつしか自分に寄生したモンスターとバディムービーのように心を通じ合わせていくわけですから、このトム・ハーディという怪優の煮汁が十分に取れている作品だなと思いました。
ハーディの出演作には面白いものが多いですが、しかし暴力的な描写も多いので、家族みんなで安心して観れるものは少ないのが実状です。でも『ヴェノム』に至ってはそんな心配はないので、ファミリーで楽しめちゃうのも大きな利点。もしかするとハーディにとってもメインストリームに打って出る野心的な一作だったのかもしれませんね。
公開からもう随分経ってしまいましたが、そんな『ヴェノム』のレビューです(案の定、こちらで紹介する機会を逸しておりました)。
侵食されることであふれ出た怪優トム・ハーディのジューシーな魅力:『ヴェノム』/映画.com
すでに鑑賞済みの方も、DVD待ちの人も、ご興味あればご覧くださいませ。
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