2019/03/20

『つぐない』(2007)

ジョー・ライト監督による2007年作品『つぐない』について原稿執筆しました。

Image

『つぐない』の伝説的ワンカット撮影が映し出す5分6秒の内面世界/CINEMORE

10年以上が経過した今なお、見るたびに息が止まりそうになるほどの衝撃に包まれます。「物語」というものの奥深さに改めて驚かされる作品です。

 

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2019/02/16

12モンキーズ

一本の映画をとことん掘り下げる媒体「CINEMORE(シネモア)」で、『12モンキーズ』について執筆しております。

12monkeys

この映画、確か私が大学1年生の頃に新宿で観た覚えがあるのですが、今回、ギリアムの関連書籍を紐解くに従って、あの頃の自分には思いもしなかった様々なディテールを咀嚼することができたように思います。

●ブルース・ウィリスとブラッド・ピットが格安ギャラで身を投じた、奇想天外なギリアム・ワールド:『12モンキーズ』

●『12モンキーズ』:ギリアム流タイムトラベルに埋め込まれた、ヒッチコック『めまい』の遺伝子


映画『12モンキーズ』は現在、Netflixを始め動画サイトなどでも手軽に視聴できる状態になっておりますので、かつてご覧になった方も、見逃していた方も、是非本稿と併せてご覧くださいませ。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

007 スカイフォール

CINEMOREにて『007 スカイフォール』にて二本の記事を執筆しております。

●シリーズ屈指の傑作『007 スカイフォール』に見る、シェイクスピア、黒澤明、『ダークナイト』

●『ミッション:インポッシブル』と刺激しあって切り開く、スパイ映画の新時代:『007 スカイフォール』

新作が待ち遠しい「007」シリーズですが、一度は監督に決まっていたダニー・ボイルが降板し、現在はキャリー・ジョージ・フクナガ監督が率いているとのこと。一本ごとに着実に評価を高めているこの若き名匠が果たしてどのような世界観を見せてくれるのか、期待が高まります。公開は2020年。


この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2019/01/26

ヴィクトリア女王 最期の秘密

さすが、スティーヴン・フリアーズ。言わずと知れたこの名匠は、水がナチュラルに流れゆくような上質なタッチで淀みなく物語を描く。『クイーン』で激賞された彼にとって「もう一人の女王の物語」にあたる本作も、一瞬一瞬の意匠が滑らかな線となって、観客の目線をエレガントにいざなってやまない。

Victoriaand_abdul_3

続きを読む "ヴィクトリア女王 最期の秘密"

|

2019/01/10

喜望峰の風に乗せて

『喜望峰の風に乗せて』(原題The Mercy)は、『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督が、オスカー俳優コリン・ファースとレイチェル・ワイズと組んで送るヒューマンドラマだ。60年代の終わりにイギリスで実際に起こった出来事がベースとなっている。

The_mercy_3

続きを読む "喜望峰の風に乗せて"

|

2019/01/06

ファンタスティック・ビースト2

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で悪役を演じるジョニー・デップを観ていると、どこかドイツ表現主義の代表作のひとつ『ドクトル・マブゼ』(フリッツ・ラング監督)を彷彿とするものを感じました。描かれる時代が近いこともありますが、この混乱する時代の中で、この突如現れた不気味な価値観が人を無残なまでに「分断」していく様子が似ているように思えたり。またそれは現代社会にも相通じるものであることは明らかです。

前にニューズウィークの記事で読みましたが、映画なり原作なり「ハリー・ポッター」シリーズに触れて育った人の多くは、自ずとトランプ大統領の排他的な主張に疑問を持つ傾向にあるようです。確かに、このシリーズは一貫して「寛容な社会」を希求するメッセージを発し続けてきました。それはJ・K・ローリングが脚本を務めた『ファンタスティック・ビースト』でも同じ。「ハリー・ポッター」で大きくなった「かつての子供達」に向けて、ローリングはまた新たなメッセージを発しているのだと思います。この複雑で予測不能な世の中、しっかりと自分の目で真偽を見極め、信じる道を進め、と。

そんな『ファンタスティック・ビースト2』のレビューです。(例のごとくご紹介する機会を逃しておりました。すみません・・・)

果たして3作目が世に出る頃、社会はどのような状態になっているのでしょうか。あらゆる映画は2、3年先の世の中を見越して制作されるものですが、作り手たちが少しでも希望を見出してくれることを願うばかりです。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2018/12/25

ラブ・アクチュアリー!!

昨日、前に書いた『グレムリン』の記事を2本ご紹介したが、思いのほか読んでくださった方が多かったようなので、もう一本、クリスマスがらみの作品を。2003年公開のイギリス映画『ラブ・アクチュアリー』です。どうです、クリスマス映画のカップリングとして『グレムリン』と『ラブ・アクチュアリー』は最強だと思いませんか?

Mv5bmty4njq5ndc0nl5bml5banbnxkftz_2

・クリスマス群像劇の傑作の裏で下された、mr.ビーンをめぐる知られざる決断とは?

・『ラブ・アクチュアリー』にジョニ・ミッチェルの名曲"Both Sides Now"がもたらしたもの

そういえば、私個人の2018年最大の事件は、『パディントン2』の取材でヒュー・グラントに直接お会いしたことでした。その瞬間はもうバタバタしているうちにあっという間に過ぎ去っていきましたが、後から冷静になると、『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』などの彼の代表作が次から次に思い出され、まったく、俺はすごい人に会ったんだな、と汗が噴き出してくるほどでした。


この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2018/12/22

裏切りのサーカス

夏以降、随分と更新できずに放置してしまったこのブログ。年末年始のゆっくりしたひと時にご覧いただきたく、2018年の執筆記事を少しずつご紹介していきたいと思う。まずはスパイ小説の大家ジョン・ル・カレによる有名原作を映画化した『裏切りのサーカス』から2つの記事をどうぞ。

Mv5bmtu2otkwnzmym15bml5banbnxkftz_2

実際に起こったスパイ事件が『裏切りのサーカス』に与えた影響とは?

緻密なスパイ・スリラーを際立たせた、夫婦脚本家の脚色術


最初から原作本に手をつけてしまうと、その難解さから挫折してしまう人が多いと聞く。その分、私はBBCドラマ、そしてこの映画版を経由し、満を持して原作を紐解き始めたので、なんとか完読することができた。そこに描かれていた原作のジョージ・スマイリーは、ドラマ版のアレック・ギネスや映画版のゲイリー・オールドマンとも違う、まさに活字の世界ならではの存在のようにも思えた。

ちなみに同作でソ連側のキーパーソンとして登場する「カーラ」という人物がいる。BBCドラマ版では、「X-MEN」シリーズでもおなじみのあの人が、異様な存在感にて怪演していることを併せてお伝えしておきたい。

Dpuoliduuaafas2jpglarge


人気ブログランキング

|

2018/08/29

トゥモロー・ワールド

『ブレード・ランナー』が描いた未来世界2019年を間近に控え、何かと「未来」や「技術」というものを問い直す機会が多くなってきた昨今。もちろん映画史には『ブレード・ランナー』という揺るぎない金字塔が存在する一方、個人的にはさらに高くそびえる山として、いつもこの傑作映画『トゥモロー・ワールド』の事を思い出さずに入られません。これほど胸に突き刺さって抜けない未来映画は他にないでしょう。そんな「知る人ぞ知る」この一作について、二本の記事を書かせていただきました。

0115

・時を重ね存在意義を増す『トゥモロー・ワールド』式リアルな未来

・圧倒的な”状況”を描き尽くした長回しの裏側

ちなみに本作の舞台となるのは2027年のロンドン。2006年の公開から数えるとすでに折り返し地点を越えましたが、いまだにこんな未来が本当に訪れるのではないかと怖くなります。微塵も古びることのないリアルなビジョンもまた秀逸です。是非、映画本編をもう一度見直しながらご覧頂ければ幸いです。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

2018/07/27

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

CINEMOREにて映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』について二本の記事を書かせてもらいました。

Unnamed

・英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

・米大統領選に翻弄されながらも、作り手たちが貫いた想い『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

本作は1973年にアメリカで開催された女子テニス・チャンピオンと元男子テニスチャンピオンによる奇想天外な”性別を超えた試合”(バトル・オブ・ザ・セクシーズ)の経緯を克明に記した映画です。製作はダニー・ボイル、脚本は『フル・モンティ』などで知られるサイモン・ボーフォイ、監督は『リトル・ミス・サンシャイン』の夫婦コンビという、まさにドリームチームのごとき組み合わせ。70年代にこんなことが起こったんだ!と驚きつつも、いまだに変わらぬ世の中の空気についても深く考えさせられる一作です。本編と併せて御覧頂ければ幸いです。

この記事が参考になりましたら、クリックのほどお願い致します。

TOP】【レビュー】【TWITTER

|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

50音順タイトル awards BOOKS memo NEWS TOP trailer WORDS 【Hero】 【my French Film Festival 2011】 【おいしい映画】 【お年寄りが元気!】 【アート×映画】 【クラシック音楽はお好き?】 【ドキュメンタリー万歳】 【メモ】英国王のスピーチ 【レビュー】 【劇場未公開作】 【劇薬!】 【地域:TOKYO発】 【地域:アジア】 【地域:中東発】 【地域:仏国発】 【地域:北欧発】 【地域:南米発】 【地域:英国発】 【学園という名の社会】 【宇宙で逢いましょう】 【家族でがんばる!】 【文芸】 【新感覚アクション】 【映画×スポーツ】 【映画×偉人】 【生きるためのファンタジー】 【監督:クリント・イーストウッド】 【監督:ジョー・ライト】 【監督:ミシェル・ゴンドリー】 【紛争】 【素晴らしき、黙示録の世界】 【脚本:ピーター・モーガン】 【音楽×映画】 アウシュヴィッツ訪問 イベント、取材 クエンティン・タランティーノ ジョゼフ・ゴードン=レヴィット スティーヴン・キング スティーヴン・スピルバーグ 一言レビュー 今年のベスト 今年のベスト(2013) 今年のベスト(2006) 今年のベスト(2007) 今年のベスト(2008) 今年のベスト(2009) 今年のベスト(2010) 今年のベスト(2011) 今年のベスト(2012) 全米BOX OFFICE 再起復活ベン・アフレック 旅の記録 映画業界