2018/08/29

トゥモロー・ワールド

『ブレード・ランナー』が描いた未来世界2019年を間近に控え、何かと「未来」や「技術」というものを問い直す機会が多くなってきた昨今。もちろん映画史には『ブレード・ランナー』という揺るぎない金字塔が存在する一方、個人的にはさらに高くそびえる山として、いつもこの傑作映画『トゥモロー・ワールド』の事を思い出さずに入られません。これほど胸に突き刺さって抜けない未来映画は他にないでしょう。そんな「知る人ぞ知る」この一作について、二本の記事を書かせていただきました。

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・時を重ね存在意義を増す『トゥモロー・ワールド』式リアルな未来

・圧倒的な”状況”を描き尽くした長回しの裏側

ちなみに本作の舞台となるのは2027年のロンドン。2006年の公開から数えるとすでに折り返し地点を越えましたが、いまだにこんな未来が本当に訪れるのではないかと怖くなります。微塵も古びることのないリアルなビジョンもまた秀逸です。是非、映画本編をもう一度見直しながらご覧頂ければ幸いです。

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2018/07/27

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

CINEMOREにて映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』について二本の記事を書かせてもらいました。

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・英国随一の脚本家&稀代の夫婦監督によるドリームチームがもたらしたもの『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

・米大統領選に翻弄されながらも、作り手たちが貫いた想い『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

本作は1973年にアメリカで開催された女子テニス・チャンピオンと元男子テニスチャンピオンによる奇想天外な”性別を超えた試合”(バトル・オブ・ザ・セクシーズ)の経緯を克明に記した映画です。製作はダニー・ボイル、脚本は『フル・モンティ』などで知られるサイモン・ボーフォイ、監督は『リトル・ミス・サンシャイン』の夫婦コンビという、まさにドリームチームのごとき組み合わせ。70年代にこんなことが起こったんだ!と驚きつつも、いまだに変わらぬ世の中の空気についても深く考えさせられる一作です。本編と併せて御覧頂ければ幸いです。

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2018/07/20

パディントン2 プレミアム・エディション

あの超名作が早くもソフト化されて帰ってきました!私にとってもいち早く手にしたかった『パディントン2』。そのプレミアム・エディションに封入されているブックレットに寄稿させていただいておりますので、機会がございましたら是非お読みいただければ幸いです。

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本作に関しては、公開前にプロデューサーのデヴィッド・ハイマンに公式インタビューさせていただくなどご縁があったのですが、その時に彼の口から直接聞いた(完成前の時点での)言葉などを盛り込んだ原稿内容になっております。そんな原稿を掲載してくださったキノ・フィルムズさんにも感謝です。

デヴィッド・ハイマンと言っても「誰だ?」と感じる人も多いかもしれません。が、彼は『ハリー・ポッター』シリーズを映画史に残る大成功に導くなどの偉業を成し遂げたすごい人(現在は『ファンタスティック・ビースト』シリーズの製作に奔走されています)。にもかかわらず、会ってみると全然偉ぶっていないし、とても物腰柔らかく、親密に語りかけてくれる方でした。

これまた公開前に取材したヒュー・ボネヴィル氏も、『パディントン』への出演を決めた理由のひとつとして「デヴィッド・ハイマンが製作している映画だから、きっと大丈夫だろう、と。何しろ『ハリー・ポッター』を成功させた人だからね。『パディントン』も素晴らしい手腕で映画化してくれるものと信じてやまなかった」と語っていました。

原稿は、彼のコメントをピックアップしながら映画全体を俯瞰するような構成になっています。そこでは文脈上、載せられなかったものの、僕の心を捉えてやまなかったハイマン氏の言葉を最後にご紹介しておきたいと思います。

私:最後に聴かせてください。あなたにとって映画とは?

ハイマン:なんてことでしょう、これ一問に答えるだけで2時間はかかりますよ・・・。なんで最初にこの質問をしてくれなかったんですか(笑)。うーん、私にとって映画とは・・・「自伝」のようなもの、と言えるのかもしれません。どういうことかというと、私が手がける映画はすべて、私自身がとても主人公に共感できて、まるで自分の分身のように感じるものばかりなのです。そうやってまるで自分が乗り移ったかのように、自伝を編纂するような気持ちで製作に打ち込んでいるーーーというのが偽らざる本心と言えるでしょう。

そしてここからが重要なのですが、これが完成するとき、私を始めとする作り手だけに特化された「自伝」であってはなりません。これを受け取ってくださる観客の皆さん一人一人にとっても「ああ、この主人公はまるで自分みたいだ」と共感していただきたいのです。つまり、これは皆さんにとっての「自伝」でもある、と。映画とはそのように、「私」と「あなた」の自伝が重なり合った時に生まれてくる結晶のようなものだと考えます。

『パディントン』シリーズも、『ハリー・ポッター』シリーズも、彼が自伝を編纂するかのように大切に生み出してきたからこそ、これほど多くの方々の心を打つ作品に仕上がったのだと思います。そういったパディントン以上に紳士で真摯なクリエイターが背後で支えていることをちょっとだけ意識しつつ、ソフト化された本作を心ゆくまでお楽しみください。

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スナッチ

たまには懐かしい名作を、とのことで、ガイ・リッチーが一躍メジャーな舞台へと駆け上がった意欲作『スナッチ』にてついて書かせていただきました。いろいろ調べていると、やっぱりこの映画、楽しい!もうあれから18年の歳月が経過したわけですが、未だにあの爽快なノリは色あせていないです。機会があればぜひ再見のほどを。そして鑑賞のお供にこちらの記事もぜひお読みくださいませ。

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ガイ・リッチーがハリウッドオファーを蹴って挑んだ、ポップでスピーディーな快作『スナッチ』

『ワイルド・バンチ』やモハメド・アリの影響も!?『スナッチ』のタイトル・バック誕生秘話!

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2018/04/06

『ウィンストン・チャーチル』関連の執筆記事

日本でも絶賛上映中、『ウィンストン・チャーチル』関連の記事をCINEMOREに執筆させていただきましたので、ご興味おありの方はご覧ください。

一本目は「ゲイリー・オールドマンが切り開いた演技×特殊メイクのハイブリッドな役づくり」。そして二本目は「ジョー・ライトが描いた二つの”ダンケルク”」です。

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映画の面白さは、一作だけにとどまらず、そこから芋づる式に様々な作品へと繋がっていくところ。本作はまさに、ゲイリー・オールドマンの演技やジョー・ライトの作家性、さらには第二次大戦やダンケルクの戦いといった要素を介して様々な作品へと接続する「ジョイント」とも言える作品だと思います。小難しい歴史劇だと思わず、ぜひ思い切りこの世界へ飛び込んで、チャーチルという人間に真正面からぶつかってみてください。

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2018/03/26

ウィンストン・チャーチル

いよいよ今週末より公開となる『ウィンストン・チャーチル』。今年のアカデミー賞にも様々な部門でノミネートされ、主演男優賞(ゲイリー・オールドマン)とメーキャップ賞を受賞しました。

個人的には作品賞にノミネートされた中でこの映画が最もお気に入り(結果的に『シェイプ・オブ・ウォーター』に敗れましたが)。そんな本作への愛情を周囲に語っていたところ、だったらその思いを映画.comの特集ページで書いてくれと依頼され、下の方でチラッと寄稿させていただいております。ぜひご覧ください。

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『ウィンストン・チャーチル』というタイトルも単調直入で分かりやすいですが、個人的には原題の"Darkest Hour"が本作の「暗闇」と「光」の関係性を絶妙に表していて素晴らしいと思います。当時のイギリス、そしてチャーチル自身の心境をも投影しているかのよう。監督は『つぐない』や『プライドと偏見』のジョー・ライト。チャーチルをよく知る方も、あんまりよく知らない方も、この映画のチャーチルが放つ人間的な迫力に触れてみてください。きっと体の中を電流が貫くような映画体験が得られるはずです。

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2018/01/10

パディントン2

映画.comにて『パディントン2』のレビューを書かせていただきました。第一作目の公開から2年。今回もロンドンを舞台にコミカルで温かくて奇想天外なストーリーが展開します。

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いやはや、上映中ずっとニコニコしながら笑っている自分がいました。それでいて「多様性を抱きしめる」というテーマは前作からしっかりと受け継がれており、全くもってブレがない。主人公のパディントンを凌駕するほどのヒュー・グラントの演技も衝撃的。子ども向け映画?とんでもない!大人から子供までみんな楽しめる極上のエンタテインメント作品です。

ちなみに、先日の取材でヒュー・グラントとヒュー・ボネビルにも直接お話を伺うことができましたが、二人とも本当にウィットに富んだ素晴らしい方で、映画以上にキラキラ輝いて見えました。


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2017/12/15

キングスマン ゴールデン・サークル

映画.comにて『キングスマン ゴールデン・サークル』のレビューを執筆させていただきました。前作で銃弾に倒れたコリン・ファース演じるハリー・ハートも大復活。組織崩壊の危機に瀕したメンバーらが、はるかアメリカの地で繰り広げる新ミッションを描いた快作(ある意味、怪作かも)です。

そういえば、コリン・ファースとパディントンにも不可思議な繋がりがあって、実は当初、パディントンの声を担当するのはベン・ウィショーではなく、このコリン・ファースだったのだとか。しかし、いざ声を吹き込んでみると「ちょっとイメージが違うかな」ということになり、監督、プロデューサー、そしてファースが話し合った末に降板したそうです。

『キングスマン』で響くファースの声は相変わらずその深みにうっとりとしてしまうほど。『パディントン』の第三弾あたりでひょっこりと登場するなんてことにならないだろうかと、密かに期待しています。

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2017/11/30

パディントン駅

現在、イギリスで大ヒット公開中の『パディントン2』。世の中の「続編」には、スケールだけが無闇に大きくなって内容は全くの浅瀬に乗り上げてしまうタイプのものが多いですが、このシリーズはさすがに違った。前作以上に奇想天外な展開をふんだんに盛り込んだ秀作となっています。特に注目なのが、ヒュー・グラント。こんなヒューはこれまでに見たことがない!もはや、くまのパディントンを凌駕するほどの味わいで観客を惹きつけ続けてやみません。彼のファンも、そうでない人も、とにかく必見。あと、今回は『ハリー・ポッター』シリーズでマッドアイ・ムーディを演じたブレンダン・グリーソンが見事な怪演ぶりにて登場。パディントンと彼が出会う場所、状況も含めて、こちらもとことん楽しい演技合戦を繰り広げてくれます。本当に「お楽しみに!」の一言に尽きる仕上がりです。英国コメディとしても、アドベンチャーとしても、それから家族の絆をしっかりと描いたファミリームービーとしても大満足の一作。

ちなみに、実際のパディントン駅1番線ホームにある「パディントン像」はこんな感じ。

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2017/09/24

ベイビー・ドライバー

今年観た中でも1、2位を争うくらいに心躍った快作『ベイビー・ドライバー』。ここのところなかなかブログを更新する機会がなかったのですが、今更ながらではあるものの、映画.comにて執筆したこの作品のレビューをリンクさせていただきます!検索してみると、まだまだ上映館は残っているみたいですね。もしもまだご覧になってなく、お近くの劇場で上映している際には、是非このチャンスを有効活用してくださいね。きっと鼻歌まじりでステップ踏みたくなるはず。

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