2012/06/09

【画像】ミシェル・ゴンドリー最新作"Mood Indigo"

『エターナル・サンシャイン』や『僕らのミライへ逆回転』などで知られる奇想天外な映画監督ミシェル・ゴンドリーの最新作"Mood Indigo"の初オフィシャル画像が公開された。その相変わらずの独創性といったら、もうワクワクしてしまうほどだ。

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2012/05/17

【予告編】ミシェル・ゴンドリー最新作The We And The I

今年のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品されているミシェル・ゴンドリーの最新作"The We And The I"の予告編が公開された。

舞台となるのはスクールバス車内だ。それも今日で最後となる家までの道のり。卒業生の彼らがタラップを降りてさよならを告げるとき、そこから先はこれまでとは全く違う新たな世界の始まりとなる―。

キャストのほぼ全員を無名の若者たちが占め、ゴンドリーお得意の手作り&即興性に満ちた世界観が彩られている。

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2011/01/17

グリーン・ホーネット

夜のしじまを突き破り、愛車“ブラック・ビューティー”のエンジン音と共に現れたヒーロー“グリーン・ホーネット”。彼の敵は新聞王だった亡き父の威光?オスカー俳優クリストフ・ヴァルツ演じる闇の帝王?いやいや、注目のメイン・ファイトはまた別のレベルで巻き起こっている。とどのつまりこれは、「作家性」と「大衆エンタテインメント性」とが凌ぎを削った結果、如何なる課題を今後に残したのかと、そういう検証映画といえるのではないだろうか。

Greenhornet
ミュージックビデオやCMから映画まで、デジタルとアナログの絶妙な隙間を縫って愛らしい創造性&作家性を発露させてきたミシェル・ゴンドリー。インディペンデントの映画製作で一定の成果を収めた彼が自らを次のレベルへと引き上げたいと考えたのは表現者の願望として当然のことだろう。そして自らの手の内を超えてアイディアを膨らますにはこれまでより遥かに大きなバジェットが必要となる。

その作品は限定された観客数ではなく、桁違いの世界の観客へ届けられるだろう。観客の目も厳しくなる。失敗した場合のリスクも半端ではない。それに第一、ビッグバジェットにはそれなりに回収見込みのある企画が必要だ。

これまでのゴンドリーの創造性にプラスして、何か企画の芯となる訴求力のあるもの。その二者を結びつけたものこそ「緑蜂」という1930年代より語り継がれてきた題材ということになるのだろう。そして追い打ちをかけるように、本作の3D製作までもが発表された。

このヒーローときたら、序盤から3D効果もあってか、実際よりもかなり太めに映る。スラッとした体型でなくデブッとだらしなく、悪に対する考え方も曖昧極まりない。なにしろ「悪に近づくためには、自分たちが悪を装えばいい」という横暴な論理を振りかざすのだ。

隣でフォローする“カトー”は、セス・グリーンとの丁丁発止のやり取りにも押しの弱さが目立つ。というよりもこれは僕がまだスクリーンでジェイ・チョウという俳優を見慣れておらず、彼の演技にどう反応していいのか決めかねているせいもあるだろう。(ちなみに台湾をはじめ中華圏では大人気で、中国でのキャンペーンでも主役や監督そっちのけでマイクをかっさらっていた。中国市場を目した時に彼の存在は計り知れない威力を発揮するのかもしれない。そして中国では旧正月に公開―)

そこに散りばめられた注目のゴンドリー・テイスト。僕らはまず、セス・ローゲンがピンチに陥った際にカトーの脳内で起動する“カトー・ビジョン”にてその真髄を垣間見る。戦闘モードに入った彼は通常の時間の速さを超える勢いでセンサーをめぐらし、どこをターゲットにして、どの順番で敵を撃破していくかをシミュレーションする。そして次の瞬間にはそれと寸分たがわぬ結果が3D映像で炸裂するというわけだ。(ん?これってどこか『シャーロック・ホームズ』の格闘シーンに似てないか?)

周囲がゆっくりとうごめく中、カトーだけが疾走し、くぐりぬけ、交わし、蹴り、ぶっ飛ばす、という一連の3D趣向。こいつがかなり斬新な仕上がりを見せている。さすがゴンドリー!!惜しむらくはこれがあっという間に終わってしまうのだ。もっと観ていたいのに。

もうひとつゴンドリーらしさを放つのは、「グリーン・ホーネットを殺せ!」という指令が人から人へネズミ算方式で拡がっていくのをスプリット・スクリーンで描く場面だ。どんどん画面が増殖してそれぞれに話が進行していく。これはいったいどのように撮られたのだろう?これこそゴンドリーがミュージック・クリップなどで描きそうなアイディアの炸裂。ファンは思わずほくそ笑んでしまうのではないか。

また、本作の脚本は主演のセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグのコンビが執筆を担当しているが、数々のコメディ作にてヒットを連発してきた彼だけに笑いの要素は強い。が、これを3D作として見せる以上、彼が前に出るよりは、あくまで“グリーン・ホーネット”が(もっと言えばアクションシーンが)前に出るべきだし、彼とカトーのセリフの応酬を我々があえて3Dで見なきゃいけない義務は存在しない。

パーツパーツには魅力が光るものの、いざそれを収拾、接合する段となってひとつの完成体になりきれていない、というのがゴンドリー映画のファンとしての正直な意見だ。本作はこれからも紡がれていくゴンドリー伝説におけるちょっとした変わり種として歴史に名を刻んでいく使命を宿しているのだろうか。

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2010/10/27

【レビュー】心の棘 The Thorn in My Heart

手間さえ惜しまなければミシェル・ゴンドリーの創造性に手が届きそうな気がする。。。最近のゴンドリーは観客のそのような気持をあえて刺激しているかのようだ。この「手が届きそうな」と「実際」のあいだには大きな壁があるわけだが。「まずは一歩踏み出すことが重要」 彼はそう教えてくれてるのかもしれない。

東京国際映画祭はつづく。昨日は『エターナル・サンシャイン』や『僕らのミライへ逆回転』で名高いゴンドリーが自分の叔母さんの半生にカメラを向けた私的ドキュメンタリー『心の棘"The Thorn in my Heart"』を観た。

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この叔母さん、何か特別な偉業を成し遂げたわけではない。長らく小学校教師として子供たちを見つめてきて、いま再び、カメラと共に懐かしき校舎を巡りゆく。。。といった体。懐かしき再会、子供たちとの交流、親族で囲む夕食。それらの心の旅路と撮りためられてきたゴンドリー家の記録映像の中で、常に凛とした叔母さんの口から、夫への、息子への秘められた想いが少しずつ語られていく。

まるでゴンドリーが親族のために作ったホームビデオのようだった。そこにはテレビや映画や書籍などにも増して自分に最も身近なストーリーがあり、ミステリーがある。それにシーンとシーンを繋ぐ列車ミニチュア、子供たちに手渡される透明マント、ドリー(横移動)撮影代わりに使われる車椅子。ドキュメンタリーといえどもミシェル・ゴンドリー流の手作り感が溢れる。『僕らのミライ~』に登場したジャズピアニストのそれみたいなファンシーさとはまた別種の趣だが。Thorn

私的ドキュメンタリーをスクリーンで垂れ流すなんて傲慢だ、という人もいるかもしれない。が、ゴンドリーがかねてより挑んでいるDIY精神、あるいは彼の書籍のタイトルを借りるならば"You'll Like This Film Because You're In It"の実践としてはこれまでにも増してその根幹の部分で真に迫っている。

つまり、映画づくりに聖域など存在しない。やろうと思えば誰だってやれる。自分のいちばん身近な、愛すべき大切な人を簡単に主役の座に据えられるし、彼女(あるいは彼)を全く知らない第三者にだって、まるでエッセイでも綴るみたいに、手軽に紹介することができる。映画スターなんて必要ないし、巨額の製作費もいらない。

2009年のカンヌで本作が発表されて久しいが、その後の時代の流れはどんどんそちらへと傾いている気がする。ヒーローやヒロインは要らない。いや、逆にいえば、見つめてくれる視線とカメラさえあれば、誰だってヒーローやヒロインになれる。そんな時代なのかもしれない。

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2010/03/20

ミシェル・ゴンドリー

ただいま最新作『グリーン・ホーネット』と格闘中のミシェル・ゴンドリー。

先日、彼の口からビョークとの3Dコラボ(IMAX用の40分ほどの"a scientific musical"になるらしい)について発言がなされたばかりだが、ほかにも企画は目白押し。30年以上も教師として暮らしてきたシュゼッテ叔母さんとその息子の関係をドキュメンタリー形式で浮き彫りにした"L'epine dans le coeur(The Thorn in the Heart)"は世界の映画祭を巡業中だし、彼の『僕らのミライヘ逆回転』(原題"Be Kind Rewind")のコンセプトにも通じる著作"You'll Like This Film Because You're In It"(みんなで作っちゃおう、実践編、的な内容)をベースにした映画"The We and The I"も構想中。さらにはエレン・ペイジを主演に想定したタイムトラベル物も脚本開発中だという。

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2008/10/17

『ブロック・パーティー』

Blockparty

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2008/10/04

『僕らのミライへ逆回転』

とにかく今度のミシェル・ゴンドリーは強大なポジティブ・パワーに満ちている。よく言えば繊細、悪く言えば内省的過ぎる心象風景を奇想天外なクラフト感覚に乗せて描いてきた彼が、『僕らのミライへ逆回転』では圧倒的な手応えでもって観客の心にグイグイ迫ってくる。これはほんの軽い気持ちで始まった悪ふざけが、いつしか街を飲み込むムーヴメントへと膨れあがっていく、ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれないが、ずばり「映画の神話」とでも言うべき物語だ。

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2007/07/15

ミシェル・ゴンドリー

台風の影響が過ぎ去るまで、youtubeばっかり見続けています。そこでめぐり合った動画のいくつかをご紹介。

まったくミシェル・ゴンドリー(『エターナル・サンシャイン』や『恋愛睡眠のすすめ』の監督)の頭ん中はどうなっているんでしょうかね・・・。本当に驚かされることばかりです。ケミカル・ブラザーズの「Star Guitar」という楽曲をいったん記号化し、超アナログに平面化。そのビジョンを最終的にはPVにおいてデジタルに立体化していくという作業には知的興奮を覚えずにいられません。。

The Making of Star Guitar」 9分6秒

Star Guitar」 4分1秒

●おまけ動画

ゴンドリーさんの特技」 2分4秒

ゴンドリーさんの裏技」 19秒

さあ、みんなもやってみよう!

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2007/04/14

『恋愛睡眠のすすめ』

言うまでもないことだが、そもそも「夢」を作品化するということはごく限られたクリエイターにのみ許された特権であって、たとえばあなたが、見ず知らずの僕の夢になんぞ何の興味関心をも抱かないように、僕だってあなたが昨晩見た「宝くじに当たった」だの「合コンに行ったら案外モテた」だのという夢には一切興味はない。

『恋愛睡眠のすすめ』はそんなゴンドリーの4本目となる映画作品。

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2005/09/13

エターナル・サンシャイン

例年、アカデミー賞で注目を集める作品ラインナップといえば、その多くが前年の12月に滑り込み公開を迎えギリギリにノミネートの権利を獲得したものばかり。そうすることで人々の脳内に新鮮な記憶を刻むことが作戦なのだとしたら、昨年3月の公開にもかかわらず観客の記憶の中でずっと輝きを失うことのなかった本作こそ、本来の意味でのマスターピースと呼びうるものなのではないだろうか。

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